映画「PARALLEL −パラレル−」工藤晴香ら出演の短編アニメが追加上映へ！小島秀夫ほか激賞コメントも到着

映画『PARALLEL −パラレル−』の劇中オリジナルアニメ『人造魔法少女カイニ』が、本編終了後に短編アニメとして追加上映されることが決定した。これに伴い一部シーンが公開され、ゲームクリエイターの小島秀夫をはじめとする9名からの応援コメント第6弾も到着した。

『PARALLEL −パラレル−』は、前作のヒーロー映画『FILAMENT』が大学の卒業制作でありながら国内外数々の映画祭で注目を集めた、新悦・田中大貴監督による長編初監督作品だ。“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描く、異色のスプラッター×ラブストーリーとなる。

『人造魔法少女カイニ』は、そんな本作においてオープニング映像のみが登場する劇中オリジナルアニメだったが、制作を熱望する声を受けた田中監督が自らアニメ本編の制作を手掛けた。BlenderやVroidといった、無料で使用できるアプリケーションを駆使してほとんどのアニメーション映像を制作する、インディーズ映画としての新たな挑戦となった。

主人公カイニ役は、『ハチミツとクローバー』花本はぐみ役や『BanG Dream!』氷川紗夜役など、声優を中心に様々な分野でマルチに活動する工藤晴香が務める。新たに登場する物語の鍵を握る少女の役には人気YouTuberのゆん、カイニの相棒であるシンジ役にはボーイズグループOWVのリーダーであり声優初挑戦となる本田康祐が配役された。

そのほか、カイニを支える魔法少女の仲間たちとして、メレア役に映像や舞台で活躍する千歳ゆう、イオラ役にグラビアアイドルとしても活躍する和地つかさ、オルフェ役に元NMB48で現在は女優・タレント・作家など多方面で活躍中の三田麻央も名を連ねる。ぜひ本編終了後まで見逃さないようにしたい。

映画『PARALLEL −パラレル−』とその本編終了後に追加上映される短編アニメ『人造魔法少女カイニ』は、7月21日から7月27日までテアトル新宿にて単独劇場で公開される。

＜以下、応援コメント全文掲載＞

【小島秀夫／ゲームクリエイター】

監督、脚本、撮影、照明、編集、特殊造形、VFX、プロデューサーの全てをパラレルでこなす、異次元のエネルギーと熱量！傷だらけのふたりの、互いを修復するかの様に、しかし傷つけ合うシンメトリーの意地らしさ。なんとも美しい！こんな愛の“貌”は見たことがない！久しぶりに物創りの熱情に触れた。いいぞ、もっとやっちまえ、田中大貴！

【板尾創路／芸人・俳優】

こんなにも純粋なラブストーリーだと、誰が予想出来ただろう…
今日まで生きてて良かった！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【大谷ノブ彦（ダイノジ）／芸人】

噂の『PARALLEL』を観ました！2021年の作品が紆余曲折あってスクリーンで公開される
それは紛れもなく作品の力であります　せつなく　哀しく　可愛い作品でした
初めてニューシネマを観た時のような気分
こういう作品を観るために映画を見続けてきたのかもしれません
田中大貴監督の作品とここで出会えたことがとても嬉しい
スクリーンで刮目するべしべしでございます　　　　　　　　　　

【金子雅和／映画監督】

現実と仮想現実、純愛と悪意、生々しい傷とツルッとしたマスク。相反するものが表裏ではなく並列（PARALLEL）に配置されたこの作品世界は、様々な境界線が消えタガが外れてしまった2020年代の日本社会そのもののようで恐ろしい。しかしフィクションを優に超えた暴力が頻発する今の日常から、田中大貴監督は敢えて古典的とも言える「ロマン」を掴み取ろうとする。だからこの映画は一見ネオンライトのように禍々しいが、虐げられた者たちへの優しい光を放つのだ。