TVアニメ『【推しの子】』の第十一話「アイドル」が2023年6月29日に放送され、新生B小町の有馬かな、ルビー、MEMちょの3人はついに念願のステージに立つことに……。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
『【推しの子】』の原作は、『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカさんと『クズの本懐』の横槍メンゴさんによるまったく新しい切り口で芸能界を描いた大ヒットコミックです。
地方都市で働く産婦人科医・ゴローのもとへ、“推し”のアイドル「B小町」のアイが現れます。それをきっかけに数奇な運命が動き出す斬新なストーリーは、ミステリー要素も加わり連載開始当初から話題を呼んでいます。
前回は覆面筋肉系ユーチューバー・ぴえヨンになりすましたアクアが、B小町メンバーに猛特訓。いよいよ本番がやってきました。
そして迎えた第十一話。放送前、横槍メンゴさんは「はあ 今夜、伝説が始まるのか」とポツリ。キャラクターデザインの平山寛菜さんはB小町の3人、ルビー、有馬かな、MEMちょのイラストを添えて「アニメ本日最終回」と一言。
そうです。彼女たちがステージを迎えるのと引き換えに、本作は最終回を迎えました。
新生B小町は「STAR☆T☆RAIN」「サインはB」をステージで披露。作中ではまるで本物のアイドルのステージを彷彿とさせる奥行きある演出で、引き込まれたファンも多いのではないでしょうか。ライブパート絵コンテ・演出を担当した助監督の猫富ちゃおさんが放送後に気持ちをツイートしています。
「新B小町の輝きをどう表現するか、悩みの日々でしたが、たくさんのスタッフの尽力により、最大限のアンサーを出せたと思います！感動するライブが描けたと自負しています！これが、我々アニメスタッフが皆さんに自信を持ってお送りする究極のアイドル達！」
作中では晴れの舞台が描かれ、作品としては最終回となった第十一話。『【推しの子】』は毎回クオリティの高さが話題となりましたが、集大成とも言えるライブシーンが画面いっぱいに広がり、自信を持って送り出されたB小町が輝いて見えました。絵コンテもアップされており、アニメと見比べるのも楽しいですね。
放送後は「STAR☆T☆RAIN」の本編映像が公開されています。本編では有馬かなの心の声、ファンの声が歌に重なりますが、この映像では歌のみになっています。じっくりライブパートが味わえます！
放送後恒例のGIFアニメは、やはりライブシーンから「サインはB」歌唱時に客席でサイリウムを振るアクアでした。赤、黄色、そして白の3色のサイリウムを振るパフォーマンスは、第一話のオタ芸を打つ乳児時代を思い出させてくれました。
「サインはB」を作詞・作曲した大石昌良さんによると、歌詞にある「ちゃんと見えてる君のサイリウム」はこのシーンから取ったそうです。本編ではその歌詞と映像が重なり、SNSでも「そういうこと！」「なるほど！」と感心する声が寄せられていました。
ちなみに今回の「サインはB」は新生B小町のための「New Arrange Ver.」として作られ、「アイ Solo Ver.」とアレンジが異なります。「サインはB」のほか、「STAR☆T☆RAIN」「HEART's KISS」のNew Arrange Ver.は試聴映像が公開！
そんなライブシーン。第一話では“ガヤの一人”としてコールを送っていた福西勝也さんは、第十一話ではB小町ファンの一人（店長）として熱い声援を送っていたそうです。
自身の推し活と声優としての仕事がリンクしたことに、「ただ好きでアイドル10年応援してたのが、こんな最高の形でお仕事とリンクするとは……」と感慨深そうでした。福西さんたちのコールでライブパートがよりリアルさを増したのですね！
かな、ルビー、MEMちょによるステージは無事終わり、物語は新たな展開としてアクアたちが2.5次元作品『東京ブレイド』に出演することに。作中のイラストは倭川佐さんが手がけています。
倭川さんは原作から推していたようで、「原作ずっと追ってる作品だったから、こういう形でお仕事に関わることになるとは完全に予想外で嬉しかった…」ともツイートしていました。
そして、TVアニメ『【推しの子】』の幕が下りました。
オープニングテーマの「アイドル」を提供したYOASOBIもリアルタイムで視聴しながら、「あの...ここで終わるんですか...？？」と思わず呟いてしまいたくなるような幕切れ……。
【推しの子】第2期が決定しました！ 「そりゃ2期」トレンド入り!?
しかし、エンディングテーマ「メフィスト」が終わると、飛び込んできたのは「第2期制作決定」の特報でした！！
YOASOBIは第2期決定にびっくりしつつも、「この作品に関われたこと、新しい景色をたくさん見られたこと、感謝してもしきれません」と感謝の気持ちを続けて記していました。
YOASOBIのコンポーザーを担うAyaseさんも「ただの一ファンだった僕が、音楽を通してここまで深く作品に関わることができて本当に幸せでした。ありがとうございます」と気持ちを書いています。
第十一話放送と同日は、「アイドル」のライブ映像も公開されています。さいたまスーパーアリーナで開催された「YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火"」での圧倒的なパフォーマンスは必見です！
「メフィスト」を歌う女王蜂のアヴちゃんも歌詞を添えて「二期も楽しみです」とツイート。毎回引きのあるエンディングにぴったりだった「メフィスト」ですが、こちらもライブ映像が最終回に合わせて公開されています。
独特の世界観を持つ女王蜂ワールドが炸裂し、またたきは許されません！
第2期決定に、参加したアニメーターやスタッフの皆さんがお祝いとお疲れ様ツイートを多数しています。いくつかピックアップしてご紹介！
第十一話で総作画監督も担当した平山さん。放送前に投稿したB小町メンバーのほか、アイや黒川あかね、ぴえヨンなど主要キャラを追加したイラストを投稿。横位置で見せてくるとは！ ちなみに第2期ティザービジュアルも平山さんが担当されています。
メインアニメーターとして作品を支えた横山穂乃花さん、沢田犬二さんはB小町の3人を！
第11話は作画監督などを担当した渡部里美さん。かながキュートです！
第十一話作画監督の一人、澤井駿さんはぴえヨンを！ 筋肉！
原画の米村雅人さんはB小町と担当したライブパートのカットを！
演出の仁科くにやすさん（第十一話は平牧大輔監督と共同）はイラスト＆感謝の言葉を。アクアに会った時のかな、確かにピーマン体操時の服に似ていましたね！
音楽を担当した伊賀拓郎さんは「そりゃ2期なかったら嘘だろ言わんばかりの引き、楽しみが過ぎます」と喜びの声をツイート。
なんと、伊賀さんも使っている「そりゃ2期」はTwitterではトレンド入りを果たしました。すでに原作を読んでいるファンにとっては「そりゃ2期は当然でしょ」というわけですね！
声優勢も個々の気持ちをツイートしていましたが、ここはアイ役・高橋李依さんの投稿をご紹介！
「みんなみんなみーんな、お疲れ様でした！！第2期も、見守ってるね」
添えられたお酒「森伊蔵」は第一話に登場します。苺プロダクションの斉藤壱護社長が新居祝いとしてアイに飲ませようとした焼酎です。マニアックな1枚はファンの心をくすぐりました！
最後に原作の横槍さん、赤坂アカさんのツイートです。
「ありがとうございました！」
「またお会いしましょう！！！」
第2期、本当に楽しみですね！ 以上、第十一話の反応をご紹介しました。
『【推しの子】』第十一話（最終回）はTOKYO MXほかにて6月28日より順次放送。配信はABEMAにて地上波同時・単独最速配信後、各配信サイトで順次配信されます。
＜STAFF＞
原作：赤坂アカ×横槍メンゴ（集英社「週刊ヤングジャンプ」連載）
監督：平牧大輔
助監督：猫富ちゃお
シリーズ構成・脚本：田中 仁
キャラクターデザイン：平山寛菜
サブキャラクターデザイン：澤井 駿
総作画監督：平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季
メインアニメーター：納 武史、沢田犬二、早川麻美、横山穂乃花、水野公彰、室賀彩花
美術監督：宇佐美哲也（スタジオイースター）
美術設定：水本浩太（スタジオイースター）
色彩設計：石黒けい
撮影監督：桒野貴文
編集：坪根健太郎
音楽：伊賀拓郎
音響監督：高寺たけし
音響効果：川田清貴
アニメーション制作：動画工房
＜CAST＞
アイ：高橋李依
アクア：大塚剛央
ルビー：伊駒ゆりえ
有馬かな：潘めぐみ
黒川あかね：石見舞菜香
MEMちょ：大久保瑠美
ゴロー：伊東健人
さりな：高柳知葉
アクア（幼少期）：内山夕実
（C）赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会
