『NARUTO-ナルト-』初の全世界キャラクター人気投票「NARUTOP99」の結果が発表された。これに伴い、原作者の岸本斉史による上位22キャラクターの描き下ろしイラストが公開。さらに、1位に輝いた波風ミナトにスポットを当てた、読切マンガの描き下ろしも決定した。
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『NARUTO-ナルト-』は、岸本斉史が1999年から2014年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載し、全72巻で完結した忍者アクションマンガだ。
主人公の忍者うずまきナルトが、ライバルとの死闘や過去の因縁を乗り越えて、木ノ葉隠れの里の長・火影(ほかげ)を目指す姿を描く。
日本国内のみならず海外でも高い人気を誇り、コミックスの全世界でのシリーズ累計発行部数はデジタル版を含め2億5000万部以上を数える。
現在は、続編にあたる『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』や、外伝小説のコミカライズである『NARUTO-ナルト- サスケ烈伝 うちはの末裔と天球の星屑』および『NARUTO-ナルト- 木ノ葉新伝 湯煙忍法帖』が展開中だ。
アニメは2002年からテレビ東京系列にて放送され、2007年からは『NARUTO-ナルト- 疾風伝』として2017年3月までオンエア。2022年10月にはテレビ放送20周年を迎えた。そのほか劇場版アニメも計11作が公開されている。
アプリ、ゲーム、グッズなどの数々の展開のほか、展覧会や2.5次元ミュージカル、音楽フェス、歌舞伎なども開催され、その展開は多岐にわたる。
キャラクター人気投票は作品としては、2011年に実施された第7回人気投票から約11年振りとなった。初めて全世界を対象としてオンラインで行われ、寄せられた投票数は約460万の投票にのぼる。
世界中の地域、年代を問わず圧倒的な人気となった「波風ミナト」が栄えある1位を獲得し、次いで2位には「うちはイタチ」がランクイン。終盤に驚異の追い上げを見せた3位「春野サクラ」を抑えた。惜しくも「NARUTOP99」入りを逃した100位以下の最終結果や、世代別のランキングなどのスペシャルデータについては特設ページをチェックしてみたい。
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さらに、原作者の岸本斉史による1位のキャラクターのショートマンガ化については、世界中のファンからの期待を受けて、ページ数を増やし「読切マンガ」のボリュームで描き下ろされることが決定した。1位の波風ミナトを題材にしたマンガとなる。
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そのほか、「NARUTOP99」の結果発表を記念して、岸本の描き下ろしイラストに登場した上位22キャラクターのLINEスタンプも発売中だ。今後も読切マンガの続報をはじめ、「NARUTOP99」 関連の動向に注目したい。
(C)岸本斉史 スコット/集英社