世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2023」が、東京ビッグサイトにて2023年3月25日に開催。「TVアニメ『山田くんとLv999の恋をする』~放送直前オフ会~」ステージに、水瀬いのり、内山昂輝、花江夏樹、加隈亜衣が登壇した。
『山田くんとLv999の恋をする』は、ましろがマンガアプリ「GANMA!」にて連載中のマンガを原作とするネトゲ×ラブコメストーリー。予期せぬ失恋に落ち込む女子大生・茜と、ゲーマー男子高校生・山田との「難攻不落」の恋を描く。2022年6月には「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」の第6回大賞に選ばれ、単行本と電子書籍の累計発行部数は200万部を突破するなど、口コミから火がついた人気がますます加速中の一作だ。
今回、“オフ会”と称したステージには、ハートに象られたオブジェが飾られた。オブジェを背景に水瀬と内山の2ショットでモニターに映ると、一同は「遊園地のフォトショットみたい」「映えてる」と盛り上がる。
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挨拶をひと通り済ませたあと、あらためて水瀬が作品を紹介。周りのブースの音が騒がしく、負けないように声に力が入っていく水瀬に、キャスト陣が「頑張れ頑張れ」といった応援も。
また公開されたばかりのPVも流れ、見どころ盛りだくさんの内容にキャストのテンションも高揚。映像にぎゅっと詰め込まれたさまざまな“山田コール”にも注目だ。
続いて、個性豊かなキャラクター紹介へ。
水瀬が演じる木之下茜は、彼氏に誘われネットゲームを始めた女子大生。だが、そのゲームがきっかけで浮気をされてしまうという踏んだり蹴ったりな女の子だ。水瀬が語る茜の見どころは「表情がコロコロ変わるところ」とのこと。
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内山が演じる山田秋斗は、進学校に通う男子高校生。超イケメンのプロゲーマーだ。「タイトルからして恋をするのかな?」という内山の問いかけに対し、周りからは「山田くんと“茜が”とは書いてない」「一体誰がや山田くんと?」と期待が膨らむコメントが挙がる。また、山田のキャッチコピー「令和最強年下高校生」に対し、「強そう」「どういうこと?」「スペック高すぎ」「そんなやついない」との意見が飛び交った。
花江が演じる佐々木瑛太は茜、山田のゲーム仲間。花江いわく「山田ことをよくわかっている言動がある」とのことで、山田が心を許しているキャラクターだという。また、あざとい雰囲気を持つ瑛太のアフレコは難しかったと語る花江。細かなディレクションがあって苦戦したが、最終的に瑛太の性格をばっちり掴めたようだ。
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加隈が演じるのは瑛太の妹となる佐々木瑠奈。人付き合いが苦手で、オンラインゲームを得意とする女の子だが、茜のことを毛嫌いしており……。瑠奈の印象を聞かれた花江は、「加隈さんのお芝居がかわいい。ずっと聞いていられる」と絶賛。加隈もしどろもどろしながら「瑛太もいいお兄ちゃんで……」とコメントをお返しし、笑いを誘った。
続いて制作スタッフも紹介。監督の浅香守生、キャラクターデザインの濱田邦彦、アニメーション制作をマッドハウスと豪華制作陣が集結している。加隈は、浅香監督のファンとのことでサインをお願いしに行ったと明かした。その告白にキャスト陣も「全然知らなかった!」と驚き。誰にもバレないように隠密に行動していたそうだ。
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今回のストーリーのもととなるネットゲームのオフ会について、内山以外の3人はネットで知り合った友達がいることが判明。花江が出会ったのは小学生のときで、ハンドルネームしか知らない友達の実家へ電話をかけたという衝撃エピソードを披露した。
さらに水瀬は、趣味のコミュニティで出会った女性と海外旅行へ出掛けたと話し、会場を驚かせた。
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続いて、「ここが面白い!」という注目ポイントをキャスト陣がセレクト。水瀬は「山田やまだやま……」といろいろな“山田の呼び方”があることを強調。「次はどうやって山田を呼ぼう?と一生懸命アフレコしたので、楽しんで聞いてほしい」とコメントを添えた。印象に残ってる“山田”を尋ねられた内山は「全部よかったですけどね」と高評価の様子だった。
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もうひとり、「山田」を見どころに挙げた加隈。「こんなやつと恋愛できるのかって思ってたんですけど……1話を見終わったときには皆、“山田の男と女”になってる」と惚れてしまうことを宣言した。
変わって内山は「アイキャッチかわいい!」とコメント。スタッフの遊び心あふれる小ネタに注目と太鼓判を押した。花江は「加隈さんの頑張り!!」と再び加隈推し。「ネタバレになってしまうけど、先のシーンで“加隈さんありがとね”って思うシーンがあって……」と早く内容を確かめたくなるようなコメントを寄せた。
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最後にキャスト陣から一言ずつメッセージが送られた。加隈はこの春ぴったりに色鮮やかに仕上がっていることに触れ、花江はネットゲームで出会うこそのワクワク感や恋愛に発展するのかというドキドキ感を味わえるのではと語った。
内山は「スタッフの方からのプレッシャーがすごくて困ったんですけど、なんとか打ち勝って最後まで走り抜けました」と自信あるコメントを残した。
水瀬は「新生活の背中を押せる作品になっているので、放送を楽しんでいただけるとうれしいです」と結んだ。
(C)ましろ/COMICSMART INC./山田くんとLv999の製作委員会