『機動戦士ガンダム 水星の魔女』シーズン1の最終第12話「逃げ出すよりも進むことを」が2023年1月8日(日)に放送されました。本稿では第12話を振り返っていきます。
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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、ガンダムシリーズのTVアニメーションとして7年ぶりとなる最新作。数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代“A.S.(アド・ステラ)122”を舞台に、モビルスーツ産業最大手の「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」のパイロット科に、辺境の地・水星からスレッタ・マーキュリーという名の少女が編入してくるところから始まる物語が描かれます。
第12話「逃げ出すよりも進むことを」では、プラント・クエタが二機のガンダムに襲われ、スレッタとミオリネは分断されてしまいます。
ミオリネは、スレッタとの合流を目指し施設内を駆け回る途中、父・デリングと遭遇。開口一番に「避難時はノーマルスーツが鉄則だろう」と父に言われたミオリネは「まずは娘の心配じゃないの?」と反抗しますが、この服装問題こそ後の展開に関わるポイントでした。
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また、グエルの父ヴィム・ジェタークはディランザ・ソルで出撃。プラント・クエタにスレッタがいることを知ったグエルも出撃し、お互いをお互いだと認識せず父と戦うことに……。このシーンにTwitterでは「グエルパパもダブスタクソ親父もいつも一言足りなかっただけ」「最期の言葉“捜したんだぞ”はキツい」と親子のすれ違いに思いを馳せるコメントが目立ちました。
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また、ミオリネを救うため、エアリアルが待つ「Cブロック78番ハンガー」へと歩みを進めるスレッタは、78番ハンガー前で敵に見つかりそうになったところを母・プロスぺラに助けられます。
目の前で繰り広げられる命のやりとりに怯えるスレッタに、母は魔法のおまじない“逃げたら一つ、進めば二つ”を唱え、スレッタはまたエアリアルと共に戦う方へと“進み”ました。
今回、エアリアルは(改修型)として登場。グラスレー寮との決闘で負ったダメージを修繕しつつ、外部装甲や装備類の刷新・追加が行われ、“地球の魔女”たちが駆る二機のガンダムを圧倒します。
エンディング後のCパート、ミオリネを発見したスレッタは、ミオリネに向けられる銃口に気づき、助けようとするのですが……。
かなりショッキングなこのシーンには「無邪気な声でハエ叩きはグロすぎ」「ミオリネさんに褒めてほしかったんだろうな…」「トラウマもんじゃん」「いつものスレッタなら敬語で話しかけるのに例のシーンでは『助けに来たよ、ミオリネさん』ってタメ口なの、人格が通常とは違うことを示唆してる?」「最初は初心者に優しいフリするのガンダムあるある…」「こんなの17時台で放送できるのさすがガンダムって感じ」など、「PROLOGUE」以上の阿鼻叫喚の声が上がりました。
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「人殺し」と言われてしまったスレッタと、怯えた目のミオリネ、そして彼女たちを取り巻く今後の展開が待ち遠しいです。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』シーズン2は2023年4月より毎週日曜17時からMBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始。次シーズンも楽しみです!
なお、1月15日(日)より『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が全4話、2月12日(日)より『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が全3話、3月5日(日)より『機動戦士ガンダムNT』が全4話で放送予定。
〈放送情報〉
2022年10月2日より毎週日曜午後5時~
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始
〈スタッフ〉※短縮表記
企画・制作:サンライズ、
原作:矢立 肇/富野由悠季
監督:小林 寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田 航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
音楽:大間々 昂
〈キャスト〉
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn、
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
(C)創通・サンライズ・MBS