声優・鈴代紗弓“次の日からの頑張る活力になったらうれしい”―「シャインポスト」声優インタビュー第1弾【青天国春】 | アニメ!アニメ!

声優・鈴代紗弓“次の日からの頑張る活力になったらうれしい”―「シャインポスト」声優インタビュー第1弾【青天国春】

2022年7月より放送中のTVアニメ『シャインポスト』より、「TiNgS」メンバーを演じる声優のオフィシャルインタビューが到着。第1弾は青天国春役を演じる声優・鈴代紗弓が登場。

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TVアニメ『シャインポスト』第1話場面写真(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会
TVアニメ『シャインポスト』第1話場面写真(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会 全 11 枚 拡大写真

コナミデジタルエンタテインメントとストレートエッジが手掛けるメディアミックスアイドルプロジェクト発のTVアニメ『シャインポスト』が、2022年7月より放送中です。
大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット「TiNgS」のもとに、まるでやる気はないが、一つ特別な力を備えたマネージャー・日生直輝が現れるところから、物語は始まります。

このたび、「TiNgS」メンバーを演じる声優5名のオフィシャルインタビューが到着。第1弾の本記事では青天国春役を演じる声優・鈴代紗弓へのインタビューをお届けします。

春は明るくて天真爛漫だけど、実はとても複雑なものを抱えた子

――鈴代さんが担当している青天国春はどんな女の子ですか?

主人公然としているというか、明るくて天真爛漫、思いやりの強い子です。思わずついていきたくなっちゃうような子なんです。アイドルもののセンターって赤やピンクがイメージカラーだという印象がありましたが、春は青なんですよね。でも、その爽やかさが春にピッタリだなと思っています。

『シャインポスト』場面写真

――TiNgSのマネージャーになる日生直輝は、ウソをつくとその人が光って見えますが、春だけはまったく光らないんですよね。

そうなんです。でも、ほかのキャラクターが悩みを抱えているように、春にだってそういうところはある。ではなぜ光らなかったんだろうと考えると……春自身にとってもモヤモヤと抱えていることが当たり前になってしまったんじゃないかなと思うんです。当然のことだから、春にとってはウソではない。だから光らない。そういう意味では、実はものすごく複雑なキャラクターなんだなと感じています。

――そんな春を演じるにあたっては、どんなことを大切にしていますか?

私は事前に春が抱えている悩みについては把握していたんですが、それを意識し過ぎちゃうと、ひと言ひと言に変な意味が乗ってしまうと思ったんですね。冒頭は特に、春は自分の悩みに気付かないように蓋をしているような感覚なのかなと感じたので、考えすぎず、最初に感じた天真爛漫さを皆さんにも感じてもらいたいと思いながらアフレコに臨みました。

『シャインポスト』場面写真

――作中には、TiNgS以外にもたくさんのアイドルが登場します。その中で、TiNgSがほかには負けていないと思うのはどんなところですか?

頑張ろうという力かな。「頑張る」にもいろいろな種類があると思うんですが、TiNgSはその中でもポップに頑張る印象なんですね。ほかのチームが青い炎でしっとりと頑張ったり、赤い炎でギラギラと燃えて頑張ったりする中で、TiNgSの炎だけがフェルトで作られたようなイメージというか……。和気藹々とした部活動のような、手を取り合ってひとつのものに向かって頑張ろうというところが、ほかのユニットよりも勝る強さなのかなと思います。

――TiNgSのキャストの皆さんは、実際にステージに立って歌やダンスを披露していますが、鈴代さんがステージに立つときに心がけていることは?

『シャインポスト』に関しては、どこまで自分をキャラクターに投影するかという決まりがなかったんです。でもTiNgSは、舞台役者さんであったりタレントさんであったり、実際にアイドル活動をしている方も集まっている。いろんな畑からいろんな人が集まっているので、私としてはまずアイドル活動をしている方の表現を身近に体験しつつ、そこで感じたこと、学んだことを実際のステージに反映することで、役に深みを出せたらという気持ちで臨んでいます。

『シャインポスト』場面写真

――キャラクターに深みが感じられるようになることが第一なんですね。

そうですね。難しいところではあるのですが 私=春 では無いので、せめて自分ができる最大限のパフォーマンスを発揮して、会場に足を運んでくださった方々に楽しんでいただけるようにと奮闘しております。個人としては、その経験を通して自分が得てきたものを役に落とし込みたい、そして最終的には自分が好きな作品を皆さんに好きになってもらえたら、という気持ちでステージパフォーマンスを頑張っています。

――作中でもキーワードとして登場する「シャインポスト」ですが、鈴代さんにとっての「シャインポスト」は?

「憧れている人は誰ですか」と聞かれることもよくあって、そのたびに考えるんですが、私は自分がオリジナルになりたいんです。もちろん、尊敬する方はたくさんいらっしゃいますし、この方のようになりたいと思うこともあります。でも、やっぱり自分で切り拓いていきたい。だから、私にとっての「シャインポスト」は、あるようでないような、ずっと続いていく感じの探し続けていくものなのかもしれません。

――5人それぞれにソロインタビューをさせてもらっているので、ぜひほかのメンバーについての印象も教えてください。玉城杏夏役の蟹沢萌子さんは、鈴代さんから見てどんなところが魅力ですか?

え、もう魅力しかないです(笑)。魅力じゃないところがあるなら見てみたいし、魅力じゃないって言われるところがあったとしても、それも魅力だと思えるくらい素敵な方です。出会ってからまだそれほど長い月日が経っているわけではないですが、役に向き合う姿勢や、役のことを考えながらパフォーマンスをする姿、現場での振る舞い……どれも素敵なんです。というか、素敵だなと思うところしか浮かばないんです。≠MEで活動している萌子さんは『シャインポスト』の現場にいるときとは違う面もあるんですが、それも魅力的です。そして本人がすごくかわいくてきれいで、芯をしっかり持っていて、凛としていて……。アイドルとしても好きだし、正直もうちょっとボロを見せてほしいくらいです。私の今後の課題は、今の私が知っているのとは180度違う萌子さんを見ることです!(笑)

『シャインポスト』場面写真

――では、放送も始まったところで、『シャインポスト』という作品全体の面白さを教えてください。

アイドルと聞くと思い浮かぶのは、「キラキラ」や「かわいい」だと思うんですね。『シャインポスト』にももちろんそういう要素はありますが、それ以上に人間味が強い作品なんです。アイドルがキラキラするまでの過程を、熱さを持って描いていく。ウソをついたら光って見える能力というのはファンタジー要素ですが、会話や言葉の意味はすごくリアル。そのミスマッチ感が、作品の大きな魅力になっていると思います。楽曲も映像もライブパフォーマンスも、クオリティーの高いところを目指してみんなで熱い気持ちで頑張っています。見てくださった方の、次の日からの頑張る活力になったらうれしいです。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)


TVアニメ『シャインポスト』 第1話:青天国春は《輝かない》
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
【TV アニメ放送情報】
2022年7月12日火曜深夜より日本テレビ AnichU枠および
7月14日木曜よりBS日テレ、AT-Xにて放送スタート!
日本テレビ 毎週火曜 25:29~
BSレ 毎週木曜 24:30~
AT-X 毎週木曜 21:00~ ※リピート放送 毎週(月)9:00~、毎週(水)15:00~
※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。

◆スタッフ
原作:コナミデジタルエンタテインメント/ストレートエッジ
世界観設定/小説執筆:駱駝
監督:及川 啓
シリーズ構成:SPP
脚本:駱駝/樋口達人
キャラクターデザイン原案:ブリキ
キャラクターデザイン/総作画監督:長田好弘
サブキャラクターデザイン/総作画監督:宗圓祐輔
総作画監督:坂本俊太、清水慶太
美術監督:松本浩樹
色彩設計:中野尚美
撮影監督:松井伸哉
CG ディレクター:吉良柾成
編集:高橋 歩
音響監督:森下広人
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:西木康智、伊藤 翼
音楽プロデューサー:木皿陽平(Stray Cats)
アニメーション制作:スタジオ KA

◆キャスト
青天国春:鈴代紗弓
玉城杏夏:蟹沢萌子
聖舞理王:夏吉ゆうこ
祇園寺雪音:長谷川里桃
伊藤紅葉:中川梨花
螢:大橋彩香
黒金 蓮:芹澤 優
唐林青葉:高瀬くるみ
唐林絃葉:久保田未夢
氷海菜花:高柳知葉
苗川 柔:香里有佐
兎塚七海:野口衣織
陽本日夏:木野日菜
梨子木麗美:ファイルーズあい
ナターリャ:古賀 葵
広瀬実唯菜:齋藤樹愛羅
日生優希:小松未可子
虎渡 誉:富田美憂
菊池英子:種崎敦美

(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会

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