声優によるゲーム配信番組「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」インタビュー! “3日間連続徹夜”配信の裏側とは | アニメ!アニメ!

声優によるゲーム配信番組「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」インタビュー! “3日間連続徹夜”配信の裏側とは

ゲーム配信プラットフォームOPENREC.tvでは、声優によるゲーム配信番組が増え続けています。声優 相良 茉優氏も「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」を通じて「3日連続徹夜でゲーム配信」など視聴者とともにさまざまなゲームに挑戦をしています。

ニュース 声優
注目記事
「終電を気にせず配信ができる…!」声優 相良茉優、3日間連続徹夜ゲーム配信の裏側とは
「終電を気にせず配信ができる…!」声優 相良茉優、3日間連続徹夜ゲーム配信の裏側とは 全 11 枚 拡大写真

ゲーム配信プラットフォームOPENREC.tvでは、声優によるゲーム配信番組が増え続けています。声優 相良 茉優氏も「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」を通じて「3日連続徹夜でゲーム配信」など視聴者とともにさまざまなゲームに挑戦をしています。

今回、インサイドではゲーム配信に並々ならぬ熱量を傾けている相良 茉優氏にインタビューを実施。番組・チャンネルに対する想い、ゲームとの出会いやこれからの展望についてお話を伺いました。

ーーー相良さんの自己紹介をお願いします

京都出身で、声優をしています。今年で6年くらいでしょうか。ゲームが好きで、寝るのが好きで、食べるのが好きで、自分の欲求のままに日々生きています。

ーーー小学校6年生の時から声優さんを目指していたんですよね。小学校5年生までの夢は?

女医さんや弁護士さんのような正義の味方になりたい時期もありました。お母さんいわく、子供の頃から歌うのが好きだったらしく、ほんとうに小さな頃は歌手になりたいって言っていたみたいです。

ーーー幼少期からアニメは好きだった?

アニメは子供の頃から『おジャ魔女どれみ』、『犬夜叉』、『結界師』のようなキッズ系はよく見てて、毎日朝ごはんを食べている時もアニメが流れてた記憶があります。バラエティや歌番組より、アニメを見ていましたね。

ーーー中学高校時代に、どうすれば声優になれるか、ひたすら考えて生きていたという記事を拝見しました

そうです(笑)。 インターネットでいろいろと調べていたのですが、これは東京に行かないとどうにもならないなという結論になりました。それで京都にいる時は全国区のオーディションを受けたり、あとは大人になって仕事を始めたら自分の好きなことを好きなだけやる時間がなくなるだろうから、中学校・高校の間に好きなだけゲームして、好きなだけ自分の好きなことをして……と思って暮らしていましたね。

ーーー声優専門学校なども行かれてないんですよね。

養成所にそのまま行きました。専門学校に行ってから養成所に行く形だと、二重に勉強することになってしまうなと考えてしまって。であれば養成所に行って、駄目だったら駄目で違う道に行けるように、長い時間を費やしたくないなと思って養成所にそのまま行きました。受からなかったらそのまま京都にいようと考えていました。

ーーー中学生や高校生でそこまで人生設計する人は周りにいましたか?

多くはなかったです。だいぶ特殊な人間だったと自分でも思います。学校もあまり行ってなくて人ともあまり会っていなかったですし……。母ですら「こいつ大丈夫か」って思ってましたから(笑)。

ーーー学生の頃はどのようなゲームを遊んでいたいのですか

「Wii」や「Wii U」が流行っていた時代でした。あとは「ニンテンドー ゲームキューブ」のゲームやPlayStation系のゲームをプレイしていたと思います。オンラインゲームもやっていて、ほぼほぼ毎日やるというネトゲ廃人でしたね。その中でもMMORPGをよくプレイしていました。学校でタイピングの授業があったのですが、クラスの中でダントツにタイピングが早かったです。みんなが10分とか20分かかっているところを1分くらいで終わらせて「ヒマやな……」って(笑)。

ーーー現在、OPENREC.tvにてゲーム配信を開始していますが、ゲームを好きになったきっかけは?

父がゲーム好きでした。オンラインゲームも父がやっていて、私も一緒にプレイしているうちに自然とゲームが好きになりましたね。でも、幼稚園の時は親が厳しくて、ゲームが欲しくても買ってもらえなかったんですよ。なので幼稚園の頃は友だちの家に行って、友だちの家でひたすらゲームをやっていました。そういう生活をしていたら、やっと小学校1年の時に「ニンテンドーゲームキューブ」を買ってもらえて家でできるようになったのですが、母が「1日1時間」とルールを設けていて、そのルールとすごい戦っていましたね。「宿題やったからもう30分!」と言って(笑)。あと「ニンテンドーDS」も流行ったので、母にバレないように、友だちの家とか外とかで、なんとか1時間の壁を超えてどうやってゲームするか、ということを考えていました。

友だちも「こいつ何しに来たんだろ?」ってきっと思ったと思うんですよ。ソロプレイのゲームをひたすらやっていましたから。今考えるとヤバい子供だったなって思います。 めっちゃゲーム好きでしたね。

ーーーゲームの楽しみ方は変わっていきましたか

変わりました。小学校の時は『マリオカート』や『スマッシュブラザーズ』『マリオパーティ』のような友だち同士で直接対決する系のゲームをやっていました。中学・高校はオンラインゲームとソロプレイのゲームにめっちゃハマりましたね。『マリオギャラクシー』、『ゼルダの伝説』、『ドラゴンクエスト』のような物語系も好きになっていきましたね。『ゼルダの伝説』は小さい子供の頃に一回やって、怖くてやめたんですよ。それが中学・高校になってプレイしてみると楽しくて。話の内容も子供の頃ってよく分からなかったのですが、それが大人になってプレイしてみると凄く面白くて。

ーーー声優になってから、ゲームのプレイ時間は確保できていますか?

忙しいと全然できないですね。コンシューマー(家庭用ゲーム)はやれなくて、ひたすらスマホゲームをポチポチやってました。最近もあまり家ではできていないです。

ーーーOPENREC.tvでのゲーム配信では収益化はしているんですか?

「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」という番組自体はサブスクリプションという形になっていますが、私のゲーム配信についてはあまりお金をいただかないようにしています。「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」は前半無料、後半有料なんですけど、通常の配信時間とは違うゲーム実況は私のポリシーで有料にしたくないという気持ちがあって有料にはしていないです。「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」という番組でお金をいただいているので、そこでバランスが取れればいいのかな、と。

ーーー「有料にしたくない」のですね

誰でも気軽に無料で見てほしいし見に来て欲しいと考えています。あとはゲームによっては収益化を禁止しているタイトルもありますが、単純に、私がただただゲームをして実況しているのをお金払ってまで見てもらうかと言えば、それは恐れ多いな…と。ゲーム実況は楽しいのですが、番組をやっているという気持ちではやってなくて、自分が家でやっているゲームを、せっかくだから、ひとりでやるのは寂しいから皆で見てもらいたい、みんなのコメントを見ながらゲームしたいなと思ってやっている気持ちが強いです。あとはお金を頂くとなると、ちゃんと番組としてやらないといけないじゃないですか。それがちょっと嫌で無料でやっているところもありますね。

3日間連続徹夜ゲーム配信を過去に実施したのですが、広告も投げ銭の機能もオフにしました。 好きでやってるだけなので、あまり気にしていない感じです。

ーーーゲーム配信はいつ頃から始めたのでしょうか

2020年の11月から「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」が始まって、番組内の企画としてゲーム実況をしていたのですが、ゲーム実況そのものを始めたのは2021年の2月頃でしょうか。現在の収録環境になる前はOPENREC.tvさんのスタジオで収録していたのですが、スタジオをお借りしているので好き勝手にできないじゃないですか。それが今のスタジオになって、いろいろと融通が効くようになりました。「いつでも来てもいいよ」という温度感になってから「じゃあ、時間気にせずできるようになったじゃん」と考え始め、「終電気にしなくていいじゃん、朝までできるじゃん」という思考になりゲーム配信が始まった記憶があります。

ーーーもともとゲーム配信をやりたい気持ちはありましたか

ありましたね。ただ時間を制限されたくなかった、という気持ちが強かったです。1時間や2時間番組でプレイするならそれはそれで全然アリなのですが、どちらかと言えば垂れ流して、ソロプレイのゲームの頭から終わりまでやりたくて。途中までやって、「続きはまた今度です」となると結構期間が空いて、私も忘れてるし、見ている人も忘れるじゃないですか。だから、ゲーム配信をやるなら一回でやれる環境でやりたいなと思っていたら、ちょうどOPENREC.tvさんがそういう環境を整えてくれて。一番最初は『マフィア』というゲームからやったんじゃなかったかな。『マフィア』をプレイしている時は深夜テンションでしたね。マネージャーの松浦さんもノリノリで「いけいけ!」って。あの時からゲーム実況をガッツリ時間を取ってやるようになったと思います。

ーーーマネージャーの松浦さんもゲーム好きなのですか

松浦:いえ、私はそんなに……。スマホゲームや簡単なやつならできますが、基本的に苦手です。

相良:松浦さんは横にいて「おーい!」って感じで。「右、右!」みたいな感じでいつも応援してくれます。

ーーーPCゲームのプレイが多いのでしょうか

いろいろなプラットフォームでゲームを楽しんでいます。最近は『ポケモン』をSwitchでやってますし、『SEKIRO』とか『Ghost of Tsushima』はPlayStationでやってますし、『Apex Legends』はPCでやっています。なにか特定のプラットフォームと言うよりはバランスよくやってます。いろいろなジャンルをプレイしているのですが、FPS(一人称視点のシューティングゲーム)だけはどうにもこうにもうまくならなくて、めちゃめちゃヘタですね。

ーーーゲームのどんなところに惹かれるのでしょう

ワクワク感と、やっぱりクリアした時の達成感、あとは昔から謎解きが好きでした。『レイトン』シリーズも好きでしたし、『ゼルダ』シリーズもそういう謎解きが好きです。話もつながってきたりして「あー、そうなんだ!」って。クリアしていく感覚が好きなのかも。あとはストーリーものは続きが気になります。「どうなるの!?」と気になって止まらなくなります。

ーーー会社経営とか向いてそうですね。 ストラテジーというか、誰をどう配置して、みたいな

経営ゲームやシミュレーションゲームもとても好きです。それこそ最近『シヴィライゼーション』とかもプレイしています。あと好きなゲーム実況者がいて、その人がやってて面白そうだと私もやりたくなっちゃいます。その人をきっかけに、その人がよく絡むゲーム実況者さんも見るようになりましたね。その中のおひとりとスタジオでニアミスした時はテンションが上がりました。

ーーー他のゲーム実況者の配信を見て、自分の番組でも取り入れようという視点で見ていたりしますか?

「このゲームおもしろそうだな」と思って権利的に問題なさそうであれば、自分のところでやろうって思ったりします。「これ今度みんなとやれそう」って思ったりしますね。『アモング アス』も確かそうだったと思います。実況者がみんなやりはじめて「おもしろそうだな」って、実際自分の番組でやったりしたので。

ーーーゲーム配信を通じて視聴者との接し方やコミュニケーションの仕方で変わった部分はありますか?

OPENREC.tvでゲーム実況をやる前は、私が持ってる番組は月一回の番組で、しかもコメントを読むというよりは番組としてしっかり構成されている内容でした。OPENREC.tvはファンの方とのコミュニケーションが取れる場所、Discordの限定コミュニティだったり、やはり週一回で配信しているというのが大きくて、毎週お話する場があって、鮮度がいい話が出来たり。番組ではあるのですが、構成はガチガチではなくどちらかと言えばユルユルで、好きなことをやったりだとか。雑談ではじめて30分とか1時間過ぎたりするときもあります。みんなのコメントを読みながら、その時その時で結構話したりするので、そういった意味でも今までにない距離感とか近い距離でできる場所になってると思います。

あとはOPENREC.tvがゲーム会社さんと包括契約されてて「え!?カプコンのゲーム配信していいの?『バイオハザード』もできるじゃん!今からやるか」みたいなノリで大きなライブが終わった後に配信を始めたりしました。事務所に所属していて個人ではないので許諾をとってからやらないといけないので、「今やりたい!」が難しかったりするんですけど、OPENREC.tvは包括契約があるので、その熱い気持ちのまま配信ができるので、すごくいいと思うし、助かっています。

ーーー実は弊社イードとOPENREC.tvで一緒に番組をやっていた時もありました。その時は各メーカーに問い合わせをして、ひとつずつ許諾を確認したりしました

長く運営をしているからいろいろなオファーが溜まっていって、今、新しくやろうとしている人がスムーズに配信できるようになっている感じはすごくしますね。

ーーー視聴者との距離が近づけば近づくほど、いろんなことが起きたりします

それはいま、浮き彫りになったりはしてますね。でも私はあまりそういうのを気にしないので。ファンのみんなが盛り上がっているなー、くらいで。ファンのみんな同士でわちゃわちゃやるのはご自由に、でもこちらまで影響が出てしまうと、出禁にされちゃうよって。人に対してあまり嫌いとか無いんですよね。でも好きかと言われると好きでもないんですよ。ファンに対しても、好きではあるし大切ではあるんですけど、だからと言って、何かをされて嫌いになるかと言うと、別に嫌いとかじゃないんだよなって感じなので。ただ運営のマネージャーさんが大変なので、意識してくれると嬉しいなと思います(笑)。

ーーー今後ゲーム配信でチャレンジしたいゲームはありますか

「ハリー・ポッター」の新作オープンワールドアクションRPGの『ホグワーツ・レガシー』に挑戦したいです。買った当日にクリアしたいくらいです。配信でできなくてもプライベートでやります。タイミングよく配信できたら配信でやりますが、待てなかったらプライベートでやってしまうと思います。

ーーー最後に読者へメッセージをお願いします。

相良茉優はいろいろな番組をやっていますが、OPENREC.tvでは基本、あまり早く終わることのない長時間ゲームをやったりしていますので、もしお時間があって、タイミングが合ったら見に来て頂きたいです。あとはアーカイブも上がっておりましてそちらは無料で見ることができるので、気になった方はぜひ見てみてください。

よく言われるのは、下手ではないけど上手くはないみたいな感じなので、楽しめるんじゃないでしょうか。笑いどころもあったり、時々沼プレイをしたりと見どころがあると思うので、ぜひ見ていただけたらと。ゲームが好きでやっているので、そういうところも注目してほしいです。

声優としましては今後もいろいろなオーディションに受かって、アニメのお仕事も頑張っていきたいので、ぜひ応援を宜しくお願い致します。そして「相良茉優のFUN!FAN!FACTORY」という番組とストリーマーのまゆちもお願いします。

「終電を気にせず配信ができる…!」声優 相良茉優、3日間連続徹夜ゲーム配信の裏側とは

《森 元行》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]