福山雅治のアフレコ現場に潜入!「映画おしりたんてい シリアーティ」レポート&インタビュー | アニメ!アニメ!

福山雅治のアフレコ現場に潜入!「映画おしりたんてい シリアーティ」レポート&インタビュー

『映画おしりたんてい シリアーティ』(本日3月18日公開)より、本作でシリーズ最強の敵・シリアーティ教授を演じる、福山雅治のアフレコ現場写真と現場レポートが公開された。また、アフレコ後のインタビューも到着している。

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『映画おしりたんてい シリアーティ』福山雅治アフレコ現場写真(C)トロル・ポプラ社/2022「映画おしりたんてい」製作委員会
『映画おしりたんてい シリアーティ』福山雅治アフレコ現場写真(C)トロル・ポプラ社/2022「映画おしりたんてい」製作委員会 全 4 枚 拡大写真
『映画おしりたんてい シリアーティ』(本日3月18日公開)より、本作でシリーズ最強の敵・シリアーティ教授を演じる、福山雅治のアフレコ現場写真と現場レポートが公開された。また、アフレコ後のインタビューも到着している。


『映画おしりたんてい シリアーティ』ポスタービジュアル
『おしりたんてい』の原作は、累計発行部数900万部を超える、トロルによる児童書シリーズ。TVアニメは2018年12月からレギュラー化し、個性豊かなキャラクターや謎解き、「しつれいこかせていただきます」の決めゼリフとともに犯人を追い詰める必殺技などで、人気を博してきた。今回の劇場版『映画おしりたんてい シリアーティ』で、第4作目にして初の長編映画となっている。


『映画おしりたんてい シリアーティ』福山雅治アフレコ現場写真
この度、『映画おしりたんてい シリアーティ』でシリアーティ教授を演じる、福山雅治のアフレコ現場に潜入。普段は知ることのできないアフレコ現場の雰囲気や、アフレコに挑む福山の姿などを垣間見ることができる、貴重なアフレコ現場写真と現場レポート、アフレコ後のインタビューが公開された。

<現場レポート>


■初の“ダークサイド役”はカッコ良すぎて録り直し!?


『映画おしりたんてい』シリーズの4作目、初の長編作となる本作で福山が声を担当するシリアーティは、同シリーズ史上最強の敵という役どころ。福山が劇場アニメで声優を務めるのは『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』(11)、『未来のミライ』(18)に続き3度目となるが、今作で演じるシリアーティは、目的のためなら手段を選ばない冷酷な犯罪者で、福山のキャリアで“初”となる完全なるダークサイドの役となっている。
「CVという深淵なる表現の場においてはほぼ新人」とコメントしていた福山だが、アフレコは順調そのもの。予告にも登場したIQ1104の名探偵おしりたんていと、シリアーティの出会いのシーンや迫力のある戦闘パートを軸に、映画全体の温度感やイメージをチェック。そこから、シーンごとに細かく調整を入れていくという流れでアフレコが進んだ。

テストで演じたセリフをベースに、イントネーションや声のボリューム、テンポやタイミングなどを調整する中で、1つのセリフに対し数パターンの表現を率先して提案していた福山。監督らスタッフサイドから「どんどん良くなっていく」「どれを選ぶか悩ましい」という声が出る場面もあった。「OK!」が出た際にも、「一応、別パターンもやってみましょうか?」「こんな感じはどうですか?」とバリエーションのストックを増やしていき、調整室では「そのパターンもいいかも」「なるほど」という言葉が飛び交っていた。「カッコ良すぎて録り直し」となるなど、クールな声の福山らしいNGが出るのもとても印象的だった。シリアーティがなぜ悪の天才教授として事件を起こすようになったのか、おしりたんていに対してどのような感情を抱いているのかなど、事前に制作スタッフと話しながらシリアーティの理解を深めていった。シリアーティとおしりたんていが対峙するときに交わす会話の内容に注目だ。

■戦闘シーンもご注目! さらにアドリブまで♪


頭脳戦もさることながら、激しい戦闘シーンも今作の見どころで、おしりたんていとシリアーティの対決シーンでは、シリーズおなじみのおしりたんていの必殺技に対し、シリアーティも強烈な必殺技で応戦する。おしりたんていの「しつれいこかせていただきます」に対抗するシリアーティのセリフは「ぶれいこかせていただこう」。ダークな雰囲気に謎めいたテイストがいい塩梅でブレンドされ、史上最強の敵にふさわしいと納得できる。
おしりたんていの決め台詞に並び人気が出そうなフレーズであると同時に、出会いのシーンで意味深に語った「光と闇ではどちらが上か。じきにわからせてやる」というセリフが意味する結末にも期待して欲しい。


『映画おしりたんてい シリアーティ』福山雅治アフレコ現場写真
アフレコ中、一番多くパターンを試した言葉は謎の秘宝「お・パーツ」。シリアーティが狙う秘宝でホーホー博物館に眠っている。さまざまなパターンの「お・パーツ」を試しながらたどり着いた秘宝の発音にも注目だ。監督がテスト後にアドリブをリクエスト予定だったシーンで、テストの段階からアドリブ入りで対応し、「お願いしようと思っていましたが、完璧です!」の声が飛んだ。そのアドリブとは吐息を入れること。福山本人も自然に出していたようで「入っていました?」と確認する場面も。シリアーティのキャラクターがすでになじんでいる印象を受けたやりとりだった。

映画ではシリアーティが、とあるエキスを口にするシーンが登場する。エキスは飲むと体に副作用のような効果が出るため、セリフと症状を同時に表現しなければならないシーンなのだが、ここでも福山は何パターンかの演じ方を提案。実際に飲み物を飲んで挑むバージョン、飲み物を使わずに飲む演技をするバージョンなどリアルな表現を追求。
また、シリアーティがワンコロけいさつを翻弄するシーンでも色々なパターンを試していた福山。最終的に「おもしろい!」と監督らスタッフ一同が声を揃え、調整室で思わず「ププッ」と笑ってしまうスタッフが多かった、福山提案バージョンが採用されたシーンは、ぜひ劇場でチェックしてほしいポイントのひとつだ。

休憩中も一人ブースに残り、台本をチェックし、喉の調子を整えるなど、ストイックに挑む姿が印象的だった。アフレコ終了時に「慣れない作業で時間がかかってしまい、すみません」と監督に伝えていた福山。だが、実際には予定よりも1時間以上巻いて終了するというとてもスムーズなアフレコだった。

<アフレコ後インタビュー>


Q.『映画おしりたんてい』シリーズの4作目、初の長編作。記念すべき本作でシリーズ史上最強の敵・シリアーティを演じた感想をお願いいたします。

声のみで演じるということにおいてほぼ新人の僕が、おしりたんてい史上最強の敵役に抜擢していただいた事を大変光栄に感じています。映画館にご来場の皆様に、そしてこの映画に携わる監督さんをはじめとするスタッフの皆さんたちに納得していただけるよう、全力でぶれいこかせていただきました。

Q.アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?

僕の収録は後半で、キャストの皆さんの声が入った状態での収録でしたので、色んなアプローチを試すことが出来ました。不慣れな現場ですので難しさはもちろんありましたが、それ以上に収録現場を楽しむことが出来ました。

Q.福山さんのキャリアで“初”となる完全なるダークサイド役。演じるうえで意識していたこと、こだわったこと、今作の福山さん視点のおすすめポイントを教えてください。

当日の現場では最後のシーンまで収録をした後に、もう一度最初のシーンから台本の半分ほどまでを録り直しさせていただきました。発声の仕方もそうですが、収録の半ば頃からやっとシリアーティという役柄が掴めてきたので。納得いくまでお付き合いくださったスタッフさんたちには感謝しかありません。

Q.ご覧になる皆さまにメッセージをお願いします!

全世代で楽しめる映画になっていると思います。今の時代に正義とは何か? 深い問いかけもある今作を、多くの方にご覧いただきたいです。是非とも映画館にてご鑑賞よろしくお願いします。

■『映画おしりたんてい シリアーティ』作品情報
3月18日(金) 新宿バルト9ほか全国公開中

原作:トロル
監督:門 由利子 脚本:千葉克彦 音楽:高木 洋
キャラクターデザイン:真庭秀明 作画監督:河野宏之
美術デザイン:増田竜太郎 美術監督:東美紀 色彩設計:柳澤 久美子
撮影監督:則友邦仁 編集:吉田公紀
録音:澤村裕樹 音響効果:中原隆太
製作担当:村上昌裕
制作:東映アニメーション
製作:2022「映画おしりたんてい」製作委員会
声の出演:三瓶由布子 齋藤彩夏 杉村憲司 池田鉄洋 小西克幸 中村まこと 渡辺いっけい
ゲスト:福山雅治

※本作は、おしりたんていとシリアーティとの戦いを描く長編50分『映画おしりたんてい シリアーティ』と、「超特大サイズのスイートポテト」作りを描く短編20分『映画おしりたんてい 夢のジャンボスイートポテトまつり』で構成されています。

(C)トロル・ポプラ社/2022「映画おしりたんてい」製作委員会

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《曙ミネ》

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