「鋼の錬金術師」山田涼介&朴璐美のWエドが熱く語る!「最後までエドを演じることができて幸せ」キックオフイベントレポ | アニメ!アニメ!

「鋼の錬金術師」山田涼介&朴璐美のWエドが熱く語る!「最後までエドを演じることができて幸せ」キックオフイベントレポ

人気少年マンガ『鋼の錬金術師』が連載開始20周年を迎え、さまざまなプロジェクトを開催中。このたび、原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」にアニメ版で主人公エドを演じる朴璐美、実写映画でエドを演じる山田涼介(Hey! Say! JUMP)が登場した。

ニュース アニメ
注目記事
キックオフイベント山田涼介&朴璐美
キックオフイベント山田涼介&朴璐美 全 7 枚 拡大写真
人気少年マンガ『鋼の錬金術師』が連載開始20周年を迎え、さまざまなプロジェクトを開催中。このたび、原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」にアニメ版で主人公エドを演じる朴璐美、実写映画でエドを演じる山田涼介(Hey! Say! JUMP)が登場した。

■連載20周年を迎える『鋼の錬金術師』って?


『鋼の錬金術師』は、荒川弘が2001年に「月刊少年ガンガン」にて連載開始し、キャラクターの魅力や緻密に練られたストーリー、唯一無二な世界観で人気を博したバトルファンタジー。
2021年に連載開始20周年を迎え、原画展の開催や原作者・荒川による新連載『黄泉のツガイ』の開始、スマートフォンゲームの配信決定など多くのプロジェクトが立ち上がり、今なおファンから支持されている。

そして、連載20周年の新プロジェクトとして、2017年12月ロードショーの実写映画『鋼の錬金術師』続く、実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』および『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』の二部作連続公開が決定。『復讐者スカー』は原作でも人気のキャラクター“傷の男(スカー)”を中心とした物語、『最後の錬成』は原作クライマックスである“お父様”との戦いとその後を映し、原作の最終話までを描き切るという。

■アニメ&実写の“エド”が揃う!「不思議だね!」


今回、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカ―/最後の錬成』の公開に先駆け、3月15日にキックオフイベントを開催。イベントには、本作で主人公のエドを演じる Hey! Say! JUMP の山田涼介と、アニメ版で主人公エドの声を務める朴璐美が登壇した。実写版とアニメ版のエドを担当した2人が揃って登壇することに「不思議だね!」と、はにかみながら挨拶。イベントにはアルフォンスもかけつけて、山田は「可愛い」と歓声を上げ、朴も 「いいぞ! そのフンドシ!」と声を掛けた。

『鋼の錬金術師』の連載20周年の新プロジェクトとして5年ぶりの映画化が先日発表された本作で、続役のオファーを受けたときの心境について山田は「実をいうと実写映画の一作目を撮影している最中から“最後までやりたいよね”と一同がそのつもりで動いてきました。そして今回、色々なことが動き出してからはもうそのことしか考えてなくて、今はやっと観てもらえる時がきたんだなと感じています」と話し、「原作も大好きで、朴さんとは一作目の時からよくご一緒させて頂いたんですが、“璐美ちゃんって呼んで!”と 気軽に声をかけて頂くまでは『エドだ!』ってかなり緊張してました」と原作が大好きすぎるがゆえに、エドの声優を務めた朴との初対面で緊張してしまったというエピソードも明かした。

エドを再び演じたことについて山田は「5年の月日が経っているので演じることができるのかという不安はありましたが、いざ衣装を着て、同じチームのいる現場に来た瞬間、自然とエドにスイッチが入りました。現場の空気感とこの作品の持つ力に後押しされました」と振り返る。

朴は映画の撮影現場にも訪問していたそうで山田の生の演技を見て「一番重要なシーンを観させて頂いて泣きました。画面の中で見ている山田さんがエドそのものですごいなと思いました」 と大絶賛した。

■「指の角度一つをとっても細部にまでこだわった」


本作の感想について山田は「『鋼の錬金術師』がここにあるなと感じました。撮影中は原作へのリスペクトを忘れないように心掛けながら、現場でずっと漫画やアニメをみながら話し合いもして、指の角度一つをとっても細部にまでこだわったので、それが映像に映し出されていると思います。僕自身も原作が大好きですし、ファンの方もたくさんいる作品なので、時間がかかってでも皆が納得する形までやりきるべきだなと思いました」と原作へのリスペクトを熱く語り、続けて朴は「めちゃめちゃ楽しみですね。山田君がエドとして一作目より成長していっているのを感じていて、そこを観るのが楽しみです!」と本編に期待を込める。

そしてこの日は新たな予告編がお披露目に。廃墟で何かの手がかりを探そうとしている主人公のエドワード・エルリック(山田涼介)とともに、原作でも重要なキーポイントとなるイシュヴァール殲滅戦の回想シーンから描かれるロング予告映像だ。
謎の男<スカー>(新田真剣佑)が弟・アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の前に突如立ちはだかり、「神の道に背きし錬金術師、滅ぶべし」という原作でも登場する名台詞とともに二人を襲うシーンが映し出されている。


大スクリーンで上映された映像について、山田は「大変だった…」と撮影当時の思いを吐露しながらも「でもこうなるんだという驚きもあります。撮影はほとんどずっとグリーンバックだったんですが、実際に画になったものを見るとやってよかったなと思います」と振り返った。

朴は「スタッフとキャストの皆さんが本気で作品を作っているのを感じましたし、作品をリスペクトする熱い思いを持ちながら自分の魂を練り込んで演じているかが伝わってきたので、楽しみ以外何ものでもないですね!」と期待を露にした。

■傷の男・スカーを演じた新田真剣佑は「現場では可愛くて弟っぽさがあった」


5年前の前作からパワーアップしたことについて問われると山田は「めちゃめちゃ筋トレしました。もちろん見た目を近づけるのもそうなんですが心も強くありたいという意思表示でもあったので、体形はすごく変えました」とカミングアウト。続けて「豪華なキャストの皆さんが揃っているのもそうですし、前回よりもより良くするにはどうすればいいか、原作のことを考えながら、 細かな演出のアイデアを監督にもいろいろご提案させていただきまましたが、監督は嫌な顔一つせず受け止めてくれました。画力は 一作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」と力強く語った。


そしてエドを演じ切ったことについて「エドが色々なものを背負って生きているというのもあるので疲れました(笑)。ただ、とても幸せだったんですよね。『鋼の錬金術師』はちゃんと人間ドラマがあって、嫌なことも嬉しいことも全部みんなと共有して強くなっていく人間ドラマがあるので、エドを演じながら人としてすごく成長できましたし、エドにたくさんのことを教わりました」とエドを演じ切っての気持ちを振り返った。

また、完結編で新たに登場する錬金術師の命を狙う傷の男・スカーを演じた新田真剣佑との共演について問われると山田は「すごく真面目な子でしたね。おちゃめな部分もあるんですが、真摯に取り組む姿勢だとか現場で質問してくる姿勢が、現場では可愛くて弟っぽさがあって楽しかったです」と 新田との現場でのエピソードを教えてくれた。

■朴璐美「“生きる” という人間が抱える普遍的なテーマを、ちゃんと物語にしているところがすごい


話題は変わり、現在行われている原画展と本作の衣装展示もされている「鋼の錬金術師展 RETURNS」についてのトークに。連載20周年を記念した大規模な原画展を今回初めて訪れた山田は「原画にしかない生っぽい感じが伝わってきて、何時間いても飽きることなく楽しめると思います」と絶賛した。

ここであらためて『鋼の錬金術師』の魅力について問われると山田は「人の心をどうとらえるかという人の本質を常に追い求めているところが観ていてすごく勉強になります。小さいころは、ただ楽しいマンガだと思っていましたが、大人になって読み返してみると、こんなに深い漫画だったんだなとあらためて感じます」といつ読んでも楽しめる作品であるとコメント。
朴は「“生きる” という人間が抱える普遍的なテーマを、ちゃんと物語にしているところがすごいなと思います。最近スマートフォンゲームの収録をしたときも本当に力が必要だったので、きっと演じた山田君たちも自分の芯をぶつけないとこの作品と対峙できないくらい、ものすごいエネルギーを持っていることがこの作品の持つ不思議な魅力だと思っています。一つのバイブルのような、全人類に触れてほしいなと思います」と熱弁した。

最後に朴は「今日はどうもありがとうございました。原画展でも、アニメでも、実写映画でも、この『鋼の錬金術師』というのは莫大 なエネルギーを生む作品で、荒川先生はなんて作品を生んでしまったんだろうと思いますが、一人でも多くの方に触れてほしいです」。
山田は「20周年ということで、一つの作品がこれだけ長いこと愛されるのはなかなかないことだと思いますし、映画のキャスト として参加できたことを改めてとても幸せに感じております。ファンの皆様に納得して頂けるような仕上がりになっていると思いますので、ぜひ映画を見て頂きたいなと思います」とイベントを締めくくった。

『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦 脚本:曽利文彦 宮本武史
出演:山田涼介 本田 翼 ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子 本郷奏多 / 黒島結菜 渡邊圭祐
寺田 心 内山信二 大貫勇輔 ロン・モンロウ 水石亜飛夢
奥貫 薫 高橋 努 堀内敬子 丸山智己 遼河はるひ 平岡祐太
山田裕貴 麿 赤兒 大和田伸也
舘 ひろし(特別出演)
藤木直人 / 山本耕史 / 筧 利夫
杉本哲太  栗山千明  風吹ジュン
佐藤隆太  仲間由紀恵 ・ 新田真剣佑
内野聖陽
製作:映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会  企画・制作プロダクション:OXYBOT  配給:ワーナー・ブラザース映画

(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会

※上記リンクより商品を購入すると、売上の一部がアニメ!アニメ!に還元されることがあります。

※上記リンクより商品を購入すると、売上の一部がアニメ!アニメ!に還元されることがあります。

《スーサイド・モモ》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]