「ワートリ」打ち上げイベントに梶裕貴、島崎信長、中村悠一ら集結！ “フェスティバル2022”レポート到着

アニメ『ワールドトリガー』2ndシーズン＆3rdシーズンの打ち上げイベントとなる「ワールドトリガートリガーフェスティバル2022」が2022年2月27日に開催。空閑遊真役・村中知をはじめ、梶裕貴、島崎信長、中村悠一、福山潤、田中健大、内匠靖明らキャスト、そして主題歌を担当した神はサイコロを振らないが登壇した本イベントより、昼公演のオフィシャルレポートが到着した。

『ワールドトリガー』の原作は、葦原大介が「週刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.」にて連載しているSFアクション。未知なる力を持つ「近界民（ネイバー）」の侵略に対抗するべく組織された界境防衛機関「ボーダー」の隊員・三雲修が、「近界（ネイバーフッド）」からやってきた謎の少年・空閑遊真と出会い、ボーダーの少年たちと共に切磋琢磨しながら奮闘する姿を描いている。2014年にTVアニメ化を果たし、2022年1月に3rdシーズンの放送を終えたばかりだ。

イベントは、各キャラクターの場面カット共に、まずは空閑遊真役の村中知が登場。そして3rdシーズンから玉狛第2のメンバーとなったヒュース役・島崎信長と続き、迅悠一役・中村悠一、鳥丸京介役・福山潤、さらに本イベントのMCも担当する犬飼澄晴役・田中健大、辻新之助役・内匠靖明、三雲修役・梶裕貴が登場した。それぞれ、自己紹介や満員のお客さんの中で大型イベントが初めて実施できることの喜びや、収録もコロナ禍のため分散だったのでこうやって集まるのは初めてにちかく、キャスト同士が会えたことのうれしさを一人ずつ笑顔でコメントした。

最初のコーナーは、出演キャストやアニメ制作スタッフなど 50名以上にアンケートを取り、アニメ公式Twitterでもいくつかの回答を発表していきファンの間でも盛り上がっていたアンケート発表＆クイズにしていく「ワールドトリガー・ステーション」。 どこかで聞いたことがあるコーナー名と口々に言うも、MCの田中より説明を始める。
クイズをただやるだけではつまらないとのことで、スタッフより景品が用意され、正解した人にはトリオンキュー ブ（に見立てた四角いもの）がプレゼントされていき、最も多くのトリオンキューブを集めた人には、作中で遊真や生駒、風間などカレーが好きなキャラクターが多いことから、全国のご当地カレーの詰め合わせセットがプレゼントされるとのこと。これを受け「カレーほしい！」とキャスト陣はやる気をみなぎらせる。

1つめのアンケートテーマは「2ndシーズン＆3rdシーズンと通じて一番語りたいシーンまたはセリフ」。 トップバッターはスクリーンにお好み焼「かげうら」が映し出され、このシーンを選んだのは村中。自身が演じた遊真が仲良くご飯を食べているのが嬉しいという理由で選んだと説明する。ほかにも、影浦雅人役の杉田智和らもこのシーンを選んだと捕捉が。このお好み焼屋のシーンにはキャラクター同士の日常が描かれるシーンであり、スタッフ陣のこだわりも多く3rdシーズンの2話の演出を手掛けた朝倉舞彩より、細かい演技やキャラクターらしさを意識しながらも楽し気な芝居を心掛けたと制作の裏話も届いた。

ここで嵐山隊・佐鳥賢役の根本幸多の一番語りたいシーンとして、2ndシーンの第1話のエンドクレジットのキャストが膨大で衝撃を受けたことから「エンドクレジットに出てきたキャストの人数は何人か？」という1問目のクイズが始まる。スケッチブックに回答を書くため、想像もつかないキャストのために田中さんがヒントとして1stシーズン最終話は40人、2ndシーズンの2話では38人だったとワールドトリガー愛に溢れる“田中調べ”の人数が告げられた。

回答を発表していくと福山が人数ではなくエンドクレジットを再現したような絵と「協力：青二プロ」と回答を披露し会場に笑いを誘う。 答え合わせとしてスクリーンに該当のエンドクレジットが出るとキャストからは自分で数えるの？と驚いていると、キャスト名の横に数字がどんどん振られていくエンドクレジットが用意されており会場からは拍手が起こった。正解は「45人」となり、中村がまさかの１問目からピッタリ賞となり3つのトリオンキューブ をゲット。2ndシーズン1話のアフレコ後に台本に書かれていた人数からも話題になっていたと当時を振り返った。

なお、会場からの温かい拍手で福山も正解とみなされトリオンキューブを1つゲットすることに成功。続いて、内匠が一番語りたいシーンとして、自身が演じる辻を千佳が撃ち落とした3rd シーズン14 話を挙げ、振り返りながらワールドトリガー史上一番残酷なシーンだったとトークが繰り広げられる。2問目のクイズは、制作スタッフから「ある項目で1番手がかかるのが“修”である。その過程は何か？」という質問が出題。ところがスクリーンに映しだれた質問用の画面にすでに回答が 書かれているというハプニングが……。正解は色指定検査という、色味を決定する検査であることが明かされ全員が正解し1つずつトリオンキューブを手に入れた。

コーナーはまだまだ続き、福山が選んだシーンとして3rdシーズン14話の修と「勝った」というセリフが重なるシーンが、そのシーンを一番語りたいと挙げる。理由として、アフレコの時間をずらしてまで挑んだシーンであったことを熱弁し、会場からは拍手が起こった。そして、アフレコにもこだわったこのシーンをさらに深堀するためにも、シリーズディレクターを務める畑野森生がスタッフの代表として登壇し解説。畑野監督のこだわりとして、バランスを見たかったこともあり梶演じる修の「勝った」を先に録りたかったため、福山のアフレコ時間が変更になった理由も明かされるも、福山はアフレコで梶さんの声を聞くことなく1テイクでOKだったことを話し、会場が拍手と笑いに包まれる。畑野監督からは、その後も過去のエピソードとして福山には「ほぉ～」の一言のためにスタジオに来てもら ったなどのエピソードを明かした。

畑野監督にはそのまま残ってもらい、梶の語りたいシーンとして 3rdシーズン8話の屋上で千佳が告白するシーンを挙げると、千佳役の田村奈央も同じシーンを挙げていたことが判明。千佳が変わる大事なシーンだったことをみんなで振り返った。畑野監督からも「3rdシーズンのドラマ構成が千佳を中心としていて、ファンでない方々にも千佳によって興味を惹いてもらえるような意味深な女の子としてビジュアルも中心に千佳を置いていた」とティザービジュアルからこだわっていた千佳への想いを打ち明け、8話には原作を読んだ時から力を入れたいと思っていたこと、絵コンテも 自身が担当し演出冥利につきるよう挑んだことを明かした。

次に、MVPならぬMIP（Most Impressive Player）として、ガロプラ戦やB級ランク戦で最も印象的な選手を発表するコーナーへ。こちらも事前アンケートを元に行われた。中村が選んだMIPには那須隊・那須玲と熊谷友子が挙げられ、それぞれの個性を生かしながら戦うチームワークの良さから選んだとコメント。梶が選んだ玉狛第2、香取隊、柿崎隊が戦ったROUND5の中から選んだMIPは香取隊・香取葉子であることが発表される。

クイズもまだ続いており、村中と島崎が選んだMIPを当てるという難易度の高いクイズも登場。まずは島崎からとなり、趣味で選んだという言葉と、回答を知っているMCの田中からもヒントが伝えられ、シンキングタイムに。答えは自分の仕事をやり切っていることから村上鋼であると発表された。
続いて村中のMIPを当てることになるが、なんと村中から昨年にアンケートをとっていたので答えを忘れたとの爆弾発言が!? キャストからは突っ込まれ会場からも笑いが絶えない中、シンキングタイムに。
まずは村中が自身が昨年書いたであろう回答を「多分」と残しつつ三浦と答えるも画面には柿崎が映し出され、会場がさらに笑いの渦に。柿崎を選んだ理由は周りの存在価値などでキャラクターに心を掴まれたことを語り、三浦についてはかわいいとコメントしキャストからは再び突っ込まれるなど、キャスト同士の仲の良さが伺えた 。

最後の質問として、当日参加することができなかった雨取千佳役・田村奈央からメッセージとともにクイズが音声で届く。メッセージではアフレコで毎回おいしい差し入れがあり、アフレコ後のご褒美的な楽しみだったことなども告白され会場からは突っ込まれるも、クイズは「私はどんなサイドエフェクトが欲しいでしょうか？」という質問が出題。この質問に対して、梶が3rdシーズン放送前に YouTubeで配信された「ワールドトリガーチャンネル」で同じ話題になったことを思い出すと、周りのキャストからは一斉に正解者に渡されるトリオンキューブを「マイナスから始めたほうが良い！」「正解しても渡さない」などといった声もありつつシンキングタイムに突入。

ヒントとして作中でも使用しているキャラクターがいるということが伝えられ、いよいよ回答の時に。島崎、中村からは未来が見えるといったエフェクトなども挙げられる中、田村と一緒に「ワールドトリガーチ ャンネル」に出演していた村中、梶はそろって「動物と喋れるエフェクト」と回答し見事にトリオンキューブをゲットした。梶はトリオンキューブをもらうことにためらいをみせるも、村中は「自身の答えも忘れていた昨年のことだから」という理由で堂々と獲得していた。

ここでクイズも終わり、見事5個のトリオンキューブをゲットした村中が優勝となりコーナーは終了。ステージも転回され、ここから生アフレコが披露された。生アフレコではスクリーンにシーンが写し出され、7人のキャストが代わる代わる登場し演じていった。会場のファンも豪華キャストによる生アフレコに魅せられ、最後に大きな拍手に包まれる。この生アフレコの様子もアーカイブにて期間限定で配信中だ。

生アフレコ披露に続いては、自身も『ワールドトリガー』のファンだというロックバンド、神はサイコロを振らないが登場。3月2日にいよいよリリースとなるアルバム「事象の地平線」の中から、3rdシーズンのオープニング主題歌「タイムファクター」と 2ndシーズンのエンディング主題歌「未来永劫」の2曲を披露した。会場のファンも立ち上がり手拍子や手を上げたりと、曲に酔いしれた様子だった。
ボーカルの柳田周作が会場のファンが温かく迎えてくれことに感謝を伝え、さらに今日のためだけに「タイムファクター」のSEを作ったことを明かし、いち『ワールドトリガー』ファンとしてもステージに立てた喜びをコメントした。

最後にひとりずつ会場のファン、配信で見てくれたファンへ挨拶を送る。それぞれが初のイベントであることや、単独でできたことの喜びや感謝を伝えつつ、アニメがこれからも続き4th シーズンへの続くよう応援してほしいと呼びかけた。最後は村中＆梶の「トリガー、オン！」の掛け声と共に会場が一体となり大盛況の中、幕を下ろした。

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