
Cygamesの技術カンファレンス「Cygames Tech Conference」が、11月13日・14日の2日間にわたってオンライン開催されました。その中で『ウマ娘 プリティーダービー』における“バスト”へのこだわりが伝わる一幕があり、ネット上で話題を呼んでいます。
マーベラスサンデーの巨乳を自然に表現するための新技術とは
今回とくにウマ娘ファンの注目を集めていたのが、「IKコリジョン」というもの。これは3Dモデリングされた物体同士がぶつかる際、位置が重ならないように制御する技術です。
たとえば、ウマ娘が腰に手を当てるモーションなどを見ると、「IKコリジョン」の凄さが伝わるはず。厚みの違うコスチュームを着用していても、ウマ娘の手は衣服に埋もれず、違和感のない部分でピタッと止まります。カンファレンスでは、ダイワスカーレットのスクール水着姿と勝負服を用いて具体例が紹介されていました。

しかし、この技術が有効活用されているのはコスチュームだけではありません。体型が全く異なるキャラクターでも、同様に自然なモーションを可能としてくれるようです。
そこで具体例となったのが、ナリタタイシンとマーベラスサンデーでした。共に小柄なウマ娘ですが、胸部にかぎっては大きな差が。きわめて空気抵抗の少なそうなナリタタイシンに対して、マーベラスサンデーは山のように巨大なバストをもっています。
そのためマーベラスサンデーの場合、「IKコリジョン」オフの状態では大きな胸をすり抜けて手が埋まってしまう模様。しかし「IKコリジョン」をオンにすると、胸の部分でしっかりと手がとどまり、自然なポージングとなりました。


ウマ娘たちのバストに隠されたCygamesのこだわりに、ネット上では「確かにタイシンとマベサンが同じポーズとっても違和感ないって凄いな」「あのロリ巨乳を実装するためにはそんな苦労が…」「おっぱいのために新技術開発しちゃうCygamesほんとすき」と感嘆の声が上がっています。
「Cygames Tech Conference」では、他にもウマ娘ファン必見の内容が盛りだくさん。各講演のアーカイブ映像がYouTube上で公開されているので、興味がある方は覗いてみてはいかがでしょうか。