2020年7月にTVアニメが放送された、KLabとKADOKAWAによる「魔法」×「アイドル」をテーマとしたメディアミックスプロジェクト『ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~』のスマートフォンアプリゲームが12月に配信開始となる。本稿では、その先行プレイレポートをお届けする。
なお、本作に関するインタビューも実施している。こちらもあわせて読んでもらいたい。『ラピスリライツ』インタビュー
魔女たちを教え導く育成RPG
作品の舞台は、アイドルのように煌びやかな衣装に身を包みながら歌って踊ることで魔法を使う"魔女"が実在する異世界。異なる世界から迷い込んでしまったプレイヤーは"予言に記された来訪者(フォーリナー)"として迎えられ、魔女が通うフローラ女学院で教鞭を執ることになる。アイドルをテーマとしながら、ジャンルは育成RPGとなっているのが大きな特徴だ。
ゲームの核となるのは、新任教師として魔女たちと過ごすストーリーが描かれるメインクエスト。アニメと同様のキャスト陣によるフルボイスに加え、展開に応じて挿入されるアニメパートは、ゲーム版オリジナルアニメとなっている。
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魔女は人々の脅威となる魔獣を魔法で浄化することが任務のひとつであるため、メインクエストではバトルも発生する。バトルは最大5人でパーティーを組んで戦うコマンド式で、同じタイプ(属性)を連続して選ぶと連携攻撃が発動。アイドルのようにポーズをキメて、魔力を高めながら攻撃する姿を楽しめる。
強敵との戦いでは、魔女たちが魔力を集めるためのオルケストラ(ステージでの歌や踊り≒ライブ)を展開。TVアニメやライブイベントでおなじみの楽曲をBGMに、歌って踊りながら敵と戦うきらびやかな戦いとなる。
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ボス戦時はコマンド選択の際に画面表示を消すことができ、MVを見るように楽曲のみを楽しめるのも大きな魅力。理事長のクロエからは「(戦闘中なので)あまり見とれすぎないように」と軽くクギを刺されるものの、これはどうしても見とれてしまう。
異なる軸の楽しみとなる魔女とのコミュニケーション
教え子となった魔女たちをさまざまな手段で強化しながらメインクエストを進め、ストーリーを楽しむことを"縦の軸"とするなら、それに多彩な楽しみを添える"横の軸"も豊富に用意されている。
召喚(ガチャ)では彼女たちが描かれたカードを獲得できるが、そのすべてのイラストが滑らかにアニメーションするほか、レア度の高いカードには新たな衣装が紐づけられている。衣装はステータス上昇などの効果は一切なく見た目だけのもので、推しのキャラに好きな衣装を着せたり、パーティーを組んだ5人でおそろいの衣装を着たりと、心置きなくさまざまなコーデを楽しめる。
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衣装はガチャからカードと共に入手するだけではなく、1日あたりに回数制限があるクエストの1種「魔女の舞台」で獲得できる交換券で集められるものも用意されている。推しの魔女の衣装を集めるのも大きな楽しみになりそうだ。
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また、1人1人の魔女とプレゼントやスキンシップなどの交流ができ、そうした触れ合いで親密度が上昇。一定レベルまで上がると、端末で通信やメッセージが届いたり、専用の個別ストーリーなどを楽しめる。また、親密度を上げることでも報酬として強化素材が手に入ることもあり、育成も兼ねられるのがうれしい。
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さらなるコミュニケーション手段として、AR機能にも対応している。スマートフォンを縦持ちして行う「フリーモード」ではカメラに映る光景の中で一定のスペースがあるポイントに魔女を立たせることができる。さまざまなポーズを取らせて撮影できるのはもちろん、オルケストラをさせるとさながら"推し魔女のソロライブ"状態だ。
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「異世界の魔女たちがこの現実世界にやってくる」という構図が、自分が異世界に迷い込むメインストーリーと対照的になっているのもユニークで、2つの世界を通して彼女たちと親密になっていく過程を楽しめるだろう。ARモードで歌ってもらえる楽曲はメインクエストの進行に応じて開放されていくので、これもまた、クエストを進める大きなモチベーションになりそうだ。
フルボイスで紡がれる膨大なストーリー、多種多様な育成・強化手段、お気に入りの魔女との豊富なコミュニケーションなど、さまざまな楽しみに満ちた育成RPG『ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~』は、2021年12月にAndroid/iOS両対応で配信開始予定だ。今年の年末は、まだまだ駆け出しの魔女たちが待つ異世界へと赴いてみてはいかがだろうか。
(C)2017 KLabGames (C)KADOKAWA CORPORATION 2017 (C)Shengqu Games
※記事中のゲーム画面や内容は開発中のものです