湯浅政明監督最新作「犬王」“アカデミー賞の前哨戦”トロント国際映画祭へ!特報映像でW主演・アヴちゃん(女王蜂)×森山未來の掛け合いも | アニメ!アニメ!

湯浅政明監督最新作「犬王」“アカデミー賞の前哨戦”トロント国際映画祭へ!特報映像でW主演・アヴちゃん(女王蜂)×森山未來の掛け合いも

湯浅政明監督が知られざる能楽師=ポップスター“犬王”を描くミュージカル・アニメ『犬王』が、「第46回トロント国際映画祭」(2021年9月開催)のスペシャル・プレゼンテーション部門に選出された。

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『犬王』場面カット(C)“INU-OH” Film Partners
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湯浅政明監督が知られざる能楽師=ポップスター“犬王”を描くミュージカル・アニメ『犬王』が、「第46回トロント国際映画祭」(2021年9月開催)のスペシャル・プレゼンテーション部門に選出。また、W主演を務めるアヴちゃん(女王蜂)と森山未來によるキャラクターボイス、歌唱シーンを含む特報映像もお披露目となった。

『犬王』は、監督・湯浅政明×キャラクター原案・松本大洋×脚本・野木亜紀子×音楽・大友良英の布陣で、650年以上続く舞台芸術・能の歴史に隠された知られざるポップスター“犬王”の姿を描く劇場アニメ作品。
古川日出男の『平家物語 犬王の巻』を原作としており、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王(CV.アヴちゃん)と、そのバディである琵琶法師・友魚(CV.森山未來)の友情が映し出される。


アフレコの様子
今回、本作が「第46回トロント国際映画祭」スペシャル・プレゼンテーション部門に選出された。
「トロント国際映画祭」は、北米最大の映画祭であり、最高賞にあたる観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)を受賞した作品がアカデミー賞の有力候補となり多くの注目を浴びる、いわば“アカデミー賞の前哨戦”だ。

観客賞の対象にもなるスペシャル・プレゼンテーション部門だが、日本の長編アニメーションからの選出は、2013年の『風立ちぬ』、2019年の『天気の子』以来のこと。
『犬王』選出の理由は、映画祭のプログラマーが「私がこれまで見てきた映像作品のなかで、最もパワフルな映画のひとつであると言っても過言ではありません。非常に多くのオリジナルなアイデアが含まれており、ただひたすらに美しい作品です!」と説明。「ヴェネチア国際映画祭」でのワールド・プレミアに続き、「トロント国際映画祭」の場での北米プレミア上映にも注目が集まる。


『犬王』は、2022年初夏に全国公開。
「第46回トロント国際映画祭」は、2021年9月9日~18日開催。

<以下、キャストコメント全文掲載>


犬王(いぬおう)役:アヴちゃん(女王蜂)


普段女王として生きているわたしが、今回「王」として生きる機会を頂きました。
「犬王」。
まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。

ああ!来年をおたのしみに!

友魚(ともな)役:森山未來


現存する能楽が確立される前なのだから自由な発想で演じられていい、という考えのもとに湯浅監督が生み出したぶっ飛び能楽アニメーション「犬王」。琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる「能楽」の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか。

【あらすじ】
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった2人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた2人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚 から生まれた、時を超えた友情の物語。


声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來
原作:『平家物語 犬王の巻』古川日出男著/河出書房新社刊
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子 キャラクター原案:松本大洋 音楽:大友良英
総作画監督:亀田祥倫 中野悟史   キャラクター設計:伊東伸高    監督補佐:山代風我
作画監督:榎本柊斗 前場健次 松竹徳幸 向田 隆 福島敦子 名倉靖博 針金屋英郎 増田敏彦 伊東伸高
美術監督:中村豪希 色彩設計:小針裕子 撮影監督:関谷能弘  編集:廣瀬清志 
音響監督:木村絵理子 音響効果:中野勝博 録音:今泉 武 音響制作:東北新社
歴史監修:佐多芳彦  能楽監修:宮本圭造  琵琶監修:後藤幸浩
アニメーション制作:サイエンスSARU
配給:アニプレックス、アスミック・エース

(C)“INU-OH” Film Partners


[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]

《小野瀬太一朗》

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