物語の舞台は50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>。主人公・すずは歌姫・ベルとして注目を集めますが、彼女の前に竜の姿をした謎の存在が現れて、物語が進展していきます。
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映画『竜とそばかすの姫』(C)2021 スタジオ地図
日本テレビ系列の映画番組「金曜ロードショー」では公開に先駆けて「3週連続 細田守SP」を実施。7月2日は『おおかみこどもの雨と雪』、7月9日は『バケモノの子』、7月16日は『サマーウォーズ』が放送予定です。
そこでアニメ!アニメ!では「一番好きな細田守監督作品は?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。6月15日から6月22日までのアンケート期間中に108人から回答を得ました。
男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントと女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約30パーセントと若年層が中心でした。
■『サマーウォーズ』が2年連続トップ! 夏に見たくなる作品
第1位
1位は『サマーウォーズ』。支持率は約35パーセントで、2年連続トップとなりました。
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『サマーウォーズ』(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS
本作は2009年8月公開。高校生の主人公・小磯健二が憧れの先輩・篠原夏希の曾祖母の家を訪れて、彼女の大家族とともに仮想世界OZで起きた事件に立ち向かいます。
「細田守監督作と言えば長野県上田市を舞台にした『サマーウォーズ』。家族や仲間との絆を描いた作品で、夏になったら見たくなります」や「個性的な田舎の大家族とネット世界というイメージの異なるものをテーマにしているのに、二つを上手く絡めながら話が進む。大団円がお見事!」と家族を題材としたストーリーが人気。
とくに「“よろしくお願いしまあああすっ!!”というラストのセリフが今でも耳に残っている」と健二が叫ぶシーンが印象的だという声が複数届きました。
第2位
2位は『時をかける少女』。支持率は約20パーセントで、こちらも昨年と同順位です。
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『時をかける少女』(C)「時をかける少女」製作委員会2006
2006年7月公開。筒井康隆のロングセラー小説を原作としており、高校生の紺野真琴に起こったひと夏の不思議な出来事を描いた青春物語です。
「細田守監督作品の中で一番爽やかな作品だと思います。何回見ても感動してしまう」や「歳をとるたびに見え方が変わってきて、色褪せない青春感がたまらなく好き」、「甘酸っぱくて爽やかで夏に見たくなる作品です。主題歌の『ガーネット』や、劇中歌の『変わらないもの』も切ない」と「爽やか」や「切ない」といった言葉で評したコメントが目立ちました。
第3位
3位は『バケモノの子』。支持率は約15パーセントで、昨年の5位からランクアップしました。
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『バケモノの子』(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
本作は2015年7月公開。バケモノの熊徹と、彼の弟子となった人間の少年の絆を描いたストーリーです。「血は繋がらないけど、本当の親子のような関係に心を打たれました」や「師弟のような親子のような関係の温かさが好きで、めちゃめちゃ泣いた作品です」と日々を共に過ごすことで、種族を越えた間柄になっていく様子がファンの胸を打つ作品です。
■そのほかのコメントを紹介!!
『おおかみこどもの雨と雪』には「絶滅したと言われているニホンオオカミの神秘的なストーリー、その子供たちの成長記録を描いていて、ほのぼのとした良い作品だと思います」。
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『おおかみこどもの雨と雪』(C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』には「上映時間たった40分の映画だけど起承転結がしっかりしていて、動きのある絵も見ごたえがある」。
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『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(C)本郷あきよし・東映アニメーション(C)東映・東映アニメーション・集英社・フジテレビ・バンダイ
『未来のミライ』には「校外学習の帰りのバスで見たことを覚えています。私は長女なので生まれたばかりの妹に嫉妬をするくんちゃんの気持ちが痛いほどわかり、クライマックスはみんなで泣きそうになりました」と10代の読者からも投票がありました。
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『未来のミライ』(C)2018 スタジオ地図
■ランキング
[一番好きな細田守監督作品は? 2021年版]
1位 『サマーウォーズ』
2位 『時をかける少女』
3位 『バケモノの子』
4位 『おおかみこどもの雨と雪』
5位 『ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』
6位 『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』
7位 『未来のミライ』
(回答期間:2021年6月15日~6月22日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。