「タイタニック」ディカプリオの吹き替え担当・石田彰ってどんな声優?語り継がれる数々の“伝説”をご紹介 | アニメ!アニメ!

「タイタニック」ディカプリオの吹き替え担当・石田彰ってどんな声優?語り継がれる数々の“伝説”をご紹介

5月7日、14日の2週にわたり「金曜ロードショー」(日本テレビ系、21時~)では、映画史に残る不朽のラブストーリー『タイタニック』が放送。主人公・ジャックの吹き替えを務める声優の石田彰さんの魅力と語り継がれる数々の“伝説”を紹介します。

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石田彰
石田彰 全 6 枚 拡大写真
5月7日、14日の2週にわたり「金曜ロードショー」(日本テレビ系、21時~)では、映画史に残る不朽のラブストーリー『タイタニック』を放送。1997年の公開当時、日本の歴代興行収入1位となる262億円を記録。現在も歴代3位に君臨し、洋画歴代1位、実写作品歴代1位をキープし続けている名作です。

『タイタニック』はこれまで何度も「金ロー」で放送されてきましたが、今回話題となった理由が、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公・ジャックの吹き替えを、声優の石田彰さんが務めるということ。アニメ・声優ファンにとって注目ニュースだったのです。

しかし、アニメや声優の知識が浅い方の中には「石田彰って誰?」と思った方もいるはず。そこで今回、なぜ石田彰さんが『タイタニック』に出演したことでヲタクたちがこんなにも大騒ぎしたのかを、簡単に紹介したいと思います。

■『エヴァ』渚カヲルだけじゃない! 石田彰が演じたキャラクターたち


「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ポスター(編集部撮影)
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ポスター(編集部撮影)
これまでアニメや声優に触れてこなかった方に、すごく簡単に石田さんを紹介するのであれば、やはり「『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル」を一番に挙げるでしょう。
さらに最近では、世界的大ヒットとなっている劇場版『鬼滅の刃』無限列車編に、十二鬼月・上弦の参、猗窩座(あかざ)役として出演したことも記憶に新しいです。

しかし、石田さんの代表作はそれだけではありません。「ヲタクが震撼した理由」は、それ以外の輝かしい経歴にあります。その作品名、キャラクター名を紹介しようとしてもたくさんあり過ぎるため、以下にて筆者が特にお気に入りの作品・キャラクターを羅列させていただきます。

・美少女戦士セーラームーンSuperS フィッシュ・アイ
・スレイヤーズシリーズ ゼロス
・最遊記シリーズ 猪八戒
・機動戦士ガンダムSEED/DESTINY アスラン・ザラ
・NARUTO -ナルト-/疾風伝 我愛羅
・銀魂シリーズ 桂小太郎
・夏目友人帳 名取周一
・まじっく快斗 白馬探
…etc
私が好みのキャラクターを挙げてしまったのですが、石田さんは「少し高めの中に“艶”がある」声質が特徴。渚カヲルのような、ミステリアスでどこか不思議な雰囲気を持つ美少年・青年を演じることが多いです。

芸能界にもファンが多く、女優の栗山千明さんが「石田彰さんが好き」と公言しています。そのほかにも、松井玲奈さんも映画『魔女見習いをさがして』で石田さんと共演を果たし、インタビューでは「信じられない!」と語っていました。

■作品以外にも“伝説”を残す石田彰


Wイシダ インタビュー 石田彰・石田明
この石田さん、実は出演作以外にも数々の“伝説”を持っています。

まず、石田さんファンは皆知っているであろう「キャラクターソングを歌わない」ということ。2000年放送の『最遊記シリーズ』にて、歌わないことを宣言。それ以来、「石田さんは歌わないものだ」という認識がヲタクに浸透していましたが、『銀魂』88話で“カツラップ”という名のラップを披露し、「超貴重な回」としてファンの心と耳に残っています。

また、これも有名な話で、あまり人付き合いが得意ではないとのこと。『銀魂』のラジオで言っていたのですが、声優仲間の杉田智和さんがランチに誘ったところ、「これからご飯を食べに行くから」と断ったそうです。

それ以外にも、調べてみるとたくさんの“伝説”が出てきます。興味がある方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

■石田彰演じる「タイタニック」ディカプリオの魅力とは?


『タイタニック』のジャック役を吹き替えたのは、実は石田さんだけではありません。

松田洋治(ソフト版)、妻夫木聡(フジテレビ版)、内田夕夜(フジテレビ新版)、草尾毅(機内上映版)という豪華声優、俳優陣がこれまで演じてこられました。その中で石田さんは、「日本テレビ版」として吹き替えを担当しています。

『タイタニック』を見たことがある人はわかる通り、1997年当時のディカプリオは「絶世の美男子」として多くの人々の胸を焦がしてきました。サラサラの金髪に、碧い宝石が輝く眼光は鋭く、画面越しですら目が合うと鼓動が早く…。当時は「王子様」もとい “レオ様”と呼ばれ、愛されてきました。

石田さんが吹き替えをした『タイタニック』が初めて放送されたのは、2003年。その頃、石田さんも『スパイラル -推理の絆-』のアイズ・ラザフォードや『D・N・ANGEL』の日渡怜など、どこか怪しさを含む色素の薄い美少年を演じていたので、「なんてピッタリなんだ!」と感激したことを覚えています。

石田さんの美しい声とディカプリオの美貌との親和性はすさまじく高く、もはや「神が私たちにくださったご褒美」と言っても良いのではないでしょうか。

■調べれば調べるほど興味が湧く「石田彰」という存在


『新世紀エヴァンゲリオン』『美少女戦士セーラームーン』『スレイヤーズ』など、筆者が幼い頃から見ているアニメに出演していた石田さん。『エヴァ』や『鬼滅の刃』で初めて知ったという方も、もしかしたら子どもの頃に見ていたアニメに出ていたかもしれませんよ?

また、石田さんのことを十分知っているつもりでしたが、“伝説”を調べてみると……いや~実に奥深い方なのだということを改めて知ることができました!

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ一度石田さんを調べてみてはいかがでしょうか? 声や作品ももちろんですが、その本質に惹かれてしまうかもしれません。

《米田果織》

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