
『漁港の肉子ちゃん』ポスター
『漁港の肉子ちゃん』は、第152回直木賞を受賞し、累計発行部数35万部超を誇る西加奈子のベストセラー小説を原作とした劇場版作品。漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。
監督は『ドラえもん のび太の恐竜2006』『海獣の子供』でメガホンを取った渡辺歩、キャラクターデザイン・総作画監督は『かぐや姫の物語』『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生・小西賢一、脚本は『凪のお暇』の大島里美、アニメーション制作は『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』などで知られるSTUDIO4°Cが担当する。
今回参加が発表された下野は、1月2日オンエアの『さんまのまんま』に、『鬼滅の刃』で共演する声優・花江夏樹と共に登場。
そこで花江の本作出演を知った下野も、出演を希望し、番組内で公開オーディションが行われる展開に。
その場でさんまからの「トカゲの声できる?」というリクエストに、下野が「できます!」と即答。難なく対応して番組は盛り上がったものの、結果はお預けとなったいたが、遂に下野へ正式なオファーが入った。
下野は番組内で演じた“トカゲ”役に加え、肉子とキクコの心の声を代弁するようなセリフを発する“ヤモリ”役を演じると発表。
2021年夏アニメ『迷宮ブラックカンパニー』で人型のトカゲであるワニベ役を演じることも決定している下野は、この決定について「今年は“トカゲ”に縁があるのかな」とコメントしている。
『漁港の肉子ちゃん』は、6月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
<以下、コメント全文掲載>
トカゲ、ヤモリほか(声の出演):下野紘
まさか「さんまのまんま」が、オーディションの場になるとは思っていませんでした(笑)
お役をいただけて嬉しかったですし、子供の頃から見ていたさんまさんのプロデュース作品に出演することができて本当に光栄です。
別件で事務所に立ち寄った時にマネージャーから「お話がありまして…」と極秘事項を伝えるような空気感で、小部屋に連れていかれて「『漁港の肉子ちゃん』出演決定しました!おめでとうございます!」って。マネージャーも浮足立っていましたね(笑)。
今年は「トカゲ」に縁があるのでしょうか…別の作品で人間味のある人型のトカゲを演じる機会があったのですが、今回のようにトカゲの形をしたトカゲに声を当てたのは人生で初めてだと思います。
ヤモリは肉子ちゃんやキクコちゃんの心情を代弁する意味深い役なので、台詞に色をつけないように、生き物だけれど無機質な感じも意識しながら演じさせていただきました。
ヤモリの時は、監督に、イケボ(イケメン系ボイス)でお願いしますとリクエストされまして(笑)
イケボ・ヤモリにもご期待ください。
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会