アニソンシンガー・LiSA “アニメ人生のはじまり”から「鬼滅の刃」主題歌ヒット、2度目の紅白まで軌跡をたどる | アニメ!アニメ!

アニソンシンガー・LiSA “アニメ人生のはじまり”から「鬼滅の刃」主題歌ヒット、2度目の紅白まで軌跡をたどる

『鬼滅の刃』TVシリーズ主題歌「紅蓮華」や劇場版主題歌「炎」が大ヒットを記録し、2年連続で「NHK紅白歌合戦」に出演するLiSAさん。今や日本を代表するアニソンシンガーとなった彼女の軌跡をご紹介します。

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『鬼滅の刃』TVシリーズ主題歌「紅蓮華」や劇場版主題歌「炎」が大ヒットを記録し、2年連続で「NHK紅白歌合戦」に出演するLiSAさん。今や日本を代表するアニソンシンガーとなった彼女の軌跡をご紹介します。

■アニメ人生のはじまり


『Angel Beats!』キービジュアル(C)VisualArt's/Key(C)VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
『Angel Beats!』キービジュアル(C)VisualArt's/Key(C)VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
もともとロックバンドを組んでいたLiSAさんが、アニソンシンガーの道を歩むきっかけとなったのは、2010年に放送されたオリジナルアニメ『Angel Beats!』。ゲームメーカー・KEYの『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『AIR』などで知られるライター・音楽家の麻枝准さんが原作を務める作品です。

彼女は同作の劇中バンド「Girls Dead Monster(通称:ガルデモ)」2代目ボーカル・ユイ役の歌い手に抜擢され、メジャーデビュー。ガルデモ名義でのシングル・アルバムは累計40万枚以上をセールスし、一気に注目されることに。

LiSAさんにとって『Angel Beats!』は今でも特別な作品のようで、放送10周年を迎えた際、自身のTwittterを通じて「LiSAのアニメ人生をはじめさせてくれたのが Angel Beats!でした」と振り返りつつ、「10年たった今も一番の宝物です」とガルデモの名曲「一番の宝物」を引用してコメントしました。

■2010年代を代表するアニソンシンガーへ


『Angel Beats!』放送から約1年後の2011年春、LiSAさんはミニアルバム「Letters to U」でソロデビュー。

以降、『Fate/Zero』の「oath sign」をはじめ、『ソードアート・オンライン』の「crossing field」、『魔法科高校の劣等生』の「Rising Hope」、『ニセコイ:』の「Rally Go Round」、『僕のヒーローアカデミア』の「だってアタシのヒーロー。」など、数々のアニメ作品で主題歌を担当。2018年5月に2タイトル同時リリースされた初のベストアルバム「LiSA BEST -Day-」「LiSA BEST -Way-」はオリコン週間アルバムランキング(5月21日付)で1位・2位を独占するという快挙を達成しました。

「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
また、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の主題歌として2017年にリリースされた「Catch the Moment」が、アニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において、『進撃の巨人』の「紅蓮の弓矢」(Linked Horizon)、『魔法少女まどか☆マギカ』の「コネクト」(ClariS)と共に作品賞(2010年-2019年)を受賞し、LiSAさんは2010年代を代表するアニソンアーティストのひとりとして存在感を示しました。

■「紅蓮華」の大ヒット


『鬼滅の刃』第3弾・新キービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
『鬼滅の刃』キービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
そして、今や社会現象までになった『鬼滅の刃』のTVアニメ第1期が2019年4~9月に放送。LiSAさんはオープニングテーマ「紅蓮華」、そしてFictionJunction feat.LiSAとしてエンディングテーマ「from the edge」を担当しました。

「紅蓮華」は、2019年4月の配信直後から数々のデイリーチャートを席巻し、配信デイリーチャートにて38冠を記録。iTunes週間ソングランキングでは初登場第1位、オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング(5月6日付・5月13日付)で2週連続で1位を獲得し、平成最後・令和最初の週間デジタルシングル(単曲)で首位を獲得。

9月には、2019年に配信された女性ソロアーティスト楽曲として初めて30万ダウンロードを突破し、日本レコード協会の有料音楽配信認定にて「プラチナ」を達成。そして年末にはシンガーやアーティスト達のパフォーマンスを“一発撮り”で贈るYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」、さらに「第70回NHK紅白歌合戦」へ初出場を果たし、「紅蓮華」を披露しました。


■2020年、さらなる飛躍――


2020年に入り、1月には「紅蓮華」が「ダブルプラチナ」を達成。
さらにLiSAさんは、『七つの大罪』バン役や『Free!』橘真琴役などで知られ、OLDCODEXのボーカル・Ta_2としても活動する声優・鈴木達央さんと結婚。


また、10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」を担当。この「炎」は現時点(2020年12月)で、ダウンロードおよびストリーミングストアにて「紅蓮華」を超える55冠達成し、ストリーミング累計1億回再生を突破するなど、各チャートで“歴代最速”&”史上初”を記録しました。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』メインビジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』メインビジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
さらに、音楽サブスクサービス「Spotify」において、LiSAさんは「Spotifyで2020年を振り返る 海外で最も再生された国内アーティスト」1位、「紅蓮華」が「Spotifyで2020年を振り返る 海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」1位に輝き、今や日本のみならず、海外でも高い人気を誇るアーティストに。
そして大活躍だった2020年の最後には、2度目の出場となる「第71回NHK紅白歌合戦」が控えています。

2010年代に数々の名アニソンを歌い上げ、日本を代表するアニソンシンガーとなったLiSAさん。
2020年代では、さらにどこまで飛躍していくのか……。目が離せません。

(C)VisualArt's/Key(C)VisualArt's/Key/Angel Beats! Project
(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

《CHiRO★》

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