『呪術廻戦』とは、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて2018年より連載中の芥見下々による漫画を原作としたTVアニメ。コミックスがシリーズ累計1500万部を突破している作品で、ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)が呪いを廻る戦いの世界へと入っていくダークファンタジーだ。現在は第1クールが放送中で、2021年1月より第2クールがスタートする。
実はこの『呪術廻戦』、メディアで「ネクスト鬼滅」と特集されるほど人気を集めている作品。斬新なストーリーはもちろんのこと、個性豊かで魅力的なキャラクターたちも人気を集めている理由だ。
特に人気なのが、冒頭に名前を出した「五条悟」。あの叶恭子さまがコスプレを披露してネットニュースの話題を独占したことは記憶に新しい。
そこで今回、恭子さままでもを虜にする五条悟の魅力を、第2クール放送前に解説しよう。まだアニメを見ていない人、SNSのトレンドでよく見かける「呪術廻戦」「五条悟」が気になっているけどまだ履修できていない人は必見だ!
■五条悟ってどんな人? プロフィール紹介
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「呪術廻戦」第7話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
五条悟、とフルネームで呼ぶには恐れ多いので、これからは「五条先生」と呼ばせてもらおう。この「先生」の理由は、呪術高専東京校一年の担任だからだ。さらに、日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人という、すごい人物なのである。
白髪で黒い目隠しを付けており、身長は190cm超。その目隠しの下には、とてもキレイな碧眼が収められている。
軽薄でマイペースな性格で、飄々として掴みどころがなく、意味不明な言動や無駄に良いノリで周りを振り回し、「最強呪術師」にも関わらず、生徒からも軽んじて見られている。作中、補助監督の伊地知潔高(いじち きよたか)をからかったりする場面が多く描かれているが、自分で自分のことをの「性格が悪い」と理解しているよう。事実、相対した相手を煽り、怒らせるシーンが多くある。
上記だけを見ると、“顔が良く強いが性格が悪いクズ”のように思えるが、「そうではないんです!」と大声で言いたい。性格が悪くても、腐っても教師。上層部の差金で虎杖が命を落とした際、上層部の者を皆殺しにせんばかりの怒りを見せるなど、生徒思いの一面を見せた。
しかし、作者からも“良い男”の扱いはされておらず、2019年に行われたジャンプフェスタでの来場者限定の人気投票では、294票を獲得し堂々の1位に輝いたものの「五条に投票した方、特に女性、悪いことは言わない。七海にしとけ」とコメントしている。
■MAPPAが描く五条悟の素顔にSNS騒然!
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「呪術廻戦」第7話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
アニメ『呪術廻戦』を制作しているのは、“作画力”に定評のあるMAPPA。原作を読んでアニメ化を期待していた方は、制作をMAPPAが担当すると発表された際は泣いて喜んだであろう。それくらい、アニメファンにとっては信頼の置ける制作会社なのだ。
アニメーション映画『この世界の片隅で』で第40回日本アカデミー賞を受賞したと言えば、納得できることだろう。
事実、第1クールでの五条先生の最大の見せ場であった第7話「急襲」は、視聴者みんなを画面釘付けにしたと言っても過言ではない。初めて五条先生が目隠しをとった素顔が描かれたのだが、「神過ぎる」「美しすぎる」「さすがMAPPA」とSNSが騒然。宝石のように輝く美しい碧眼、フサフサと生えそろった白い睫毛……あまりの美しさに「五条悟」「五条先生」「五条の目」「五条悟の素顔」など、五条先生関連のワードがTwitterのトレンドに並んだ。
バトルシーンの描写も圧巻で、躍動感溢れるカメラワークに惚れ惚れ。臨場感たっぷりの演出に、“MAPPAの本気”が伺えた。
#呪術廻戦 第7話の視聴者が選ぶ名シーン決定!
— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) November 20, 2020
・特級呪霊・漏瑚の領域に対抗するため、目隠しを外す五条
・五条の領域の効果によって身動きできない漏瑚の頭を掴む五条
今回はこのシーンを壁紙にしてMBS番組ページで期間限定配信!https://t.co/zAIGA51JhW
本日も投票お願いします! pic.twitter.com/T0fbImtbiQ
■中村悠一によって魅力が増した五条悟
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中村悠一さん
そんな五条先生を演じているのは、中村悠一さん。『機動戦士ガンダム00』シリーズ(グラハム・エーカー)、『マクロスF』(早乙女アルト) 、『おそ松さん』(松野カラ松)などの代表作を持つ声優だ。
甘く響く低音ボイスが特徴の中村さん。裏に何か野望を秘めた、一筋縄では食えないキャラクターを演じることが多く、五条先生にピッタリだと感じる。例に出すと、『ハイキュー!!』黒尾鉄朗、『終わりのセラフ』一瀬グレン、『フルーツバスケット』草摩紫呉など。
アニメでは、生徒を前におどけるシーンが多い五条先生だが、虎杖が命を落としたと思われた時や、特級呪霊・漏瑚と戦う際にクールな声色を披露しており、そのギャップに魅せられるものがある。
■今のうちに第1クールを予習しよう!
今回は五条先生のみ説明したが、『呪術廻戦』には魅力的なキャラクターがたくさん。2021年1月からスタートする「京都姉妹校交流会編」からも、新キャラクターが続々登場する予定だ。
見ていない方は今のうちに第1クールを予習し、第2クール放送に備えていただきたい。
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会