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『あつまれ どうぶつ森(あつ森)』にて、新潟県佐渡市によるオリジナル島「さどが島(しま)」が公開されました。本島は実際の佐渡島をモチーフにしており、コロナウィルスで旅行に行けない状況でも、リモートで佐渡の魅力を楽しんでもらいたい、という想いから誕生。佐渡に関する様々な仕掛けが、来島者を楽しませるとしています。
実は筆者も新潟県出身ですが、佐渡には行ったことがありません。この機会に故郷を深く知ってみよう! と思い、さどが島を訪問。各スポットはどんな特徴があるのか? なぜゲーム内ではそのアイテムが置かれているのか? などを公式の観光ナビなどで調べつつ、さどが島を観光してみました。
さどが島は6つの観光スポットで魅力を紹介! 最初は大自然がお出迎え
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さどが島は、実際の佐渡観光でも人気の「佐渡金山」や「田んぼアート」をはじめ、「佐渡博物館エリア」、「大野亀エリア」、「宿根木エリア」、「加茂湖エリア」の6エリアから成り立っており、島を一周することで全エリアを楽しめる設計になっています。
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スタート地点を出てまず目に入るのが「加茂湖エリア」です。現実では周囲約17kmにも及ぶ、新潟県最大の湖なんだとか。「新潟県最大の湖? よくわからないけど、本島のどこかじゃない?」と思っていたので、まさかの佐渡島にあったと知って驚きです。
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カキの養殖が盛んに行われているそうで、湖畔には多数の「オイスター」が設置。その隣には、レガッタ(人力で動かす船を使ったボート競技)用の船体もあり、加茂湖でのレジャー体験がどんなものかを想像させます。オールを高跳び棒で表現している点も味がある。
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「加茂湖エリア」を少し進むと、花が咲き誇る「大野亀エリア」に突入。一面に咲き誇るのは「トビシマカンゾウ」と言い、5月下旬~6月上旬に50万株100万本もの花が咲き誇るそうです。トビシマカンゾウはユリ科なので、ゲーム内の「黄色いユリ」で再現可能。時期を待たず、いつでも見られるのが『あつ森』の良いところです。
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花がメインに思える「大野亀エリア」ですが、筆者のいる小高い丘も観光スポットの1つ。丘のように見えて、その正体は標高167mの巨岩なんだとか。大自然の凄さを感じさせます。天辺付近には、佐渡ジオパーク推進協議会を表す「GEO」のマークも。ゲーマーお馴染みの店「ゲオ」のことではありません。
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佐渡市には「佐渡サイクリングマップ」なるものもあり、どうやらサイクリングが楽しまれているようです。よほどメジャーなのか、さどが島内にもサイクリングスポットが用意。行きつく先には天体望遠鏡が見えるので、サイクリング仲間で集まって天体観測を満喫……そんな青春体験が楽しめるのかもしれません。憧れる!
「佐渡金山エリア」ではアクティビティも用意!
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新潟県民のみならず、全国的に知られる金鉱山をテーマにした「佐渡金山エリア」には、金を掘り当てるアクティビティが用意。割れ目の中に1つだけ金が埋められており、それの発見を目指します。要するに鉱夫体験ですね。
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どんどん掘り続け、21回目でついに金(きんこうせき)を入手。かなり回数をかけてしまいました。もしかしたら、当時の鉱夫も簡単には金を見つけられなかった、というメッセージなのかも?
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ちなみに、すべての割れ目を掘ると「金山」の文字が浮かび上がります。なお、現実ではさすがに採掘体験はできません。その代わりに、坑道の探検ツアーや工房体験が用意されています。
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アクティビティも終えて次のエリアへ……とはならず、なにやら奥にも道を発見。向かってみれば、そこには大量のベル袋が! 崖上の金銀財宝と言い、やはり金山なだけあって豪華さが目立ちます。どこかに「はしご」とか落ちてない?
……あと、なんか退路が塞がれてない? 見てはいけないものを見たから消す的な?
歴史が生み出した建造物、そしてトキ愛も見逃せない!
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大自然や歴史的遺産を堪能した後は、ついに市街地「宿根木エリア」へ入ります。このエリアには、島民たちの家に加えて、民家に見立てた板壁が密集。北前船で発展した歴史を持つ宿根木では、船板などを利用して板壁の家を建てていたそうです。
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密集するように建てられたがゆえ、実際の宿根木も迷子になりそうなほど小路が多いんだとか。洗濯桶や蛇口など、集落特有の生活感も滲み出ています。こういう狭い道、なんだか良いですよね。
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町外れには、たらい舟のフォトスポットも。新リアクション「座る」を使ってさっそく一枚撮影。良い感じの雰囲気が出てます。
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「宿根木エリア」を超えてしばらく進むと、さどが島のイチ推しスポット「田んぼアートエリア」に到着。ここでは、日本で初めて世界農業遺産に認定された「トキと共生する佐渡の里山」をテーマに、田んぼアートが展示されています。
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この田んぼアートに限らず、さどが島にはトキ関連の要素が多め。トキカラーに染まった島民代表だったり、島民に「トキオ」がいたりと、トキと共生する面をプッシュしています。
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「加茂湖エリア」の近くにアイスクリーム屋もあったのですが、トキのイラストにMILKと書かれた看板が気になり調べたところ、佐渡に実在する会社「佐渡乳牛」の発売している「佐渡牛乳」と同じデザインでした。トキのデザインを取り入れた牛乳パックは、「トキパック」の愛称で親しまれているんだとか。
実際の島民から企業まで、佐渡はトキ愛に包まれています。
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最後に「佐渡博物館エリア」が残っていたのですが、公開初日だからか「COMING SOON」となっていました。こちらは佐渡市内の観光業従事者が独自に制作しているマイデザインを展示できるハブ施設となっており、今後順次展示していくとのことです。
今回訪れた「さどが島」の夢番地は「DA-2797-3242-0564」となります。おうち時間で過ごすクリスマスや年末年始に、ぜひ皆さんも「さどが島」を訪れてみてはいかがでしょうか。