前野智昭さんは2000年代にデビュー。第4回声優アワードでは新人男優賞に輝きました。2020年は『空挺ドラゴンズ』や『うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~』など、多くの作品でメインキャラクターを演じています。
4月にはTwitterアカウントを開設し話題になりました。
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そこでアニメ!アニメ!では、前野智昭さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月13日から5月20日までのアンケート期間中に451人から回答を得ました。
男女比は男性約10パーセント、女性約90パーセントと女性がメイン。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約35パーセントと若年層が中心でした。
■トップは『うたプリ』カミュが大差でトップに!
1位は『うたの☆プリンスさまっ♪』のカミュ。支持率は約20パーセントで、2年連続トップとなりました。
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『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』メインビジュアル(C)UTA☆PRI-MOVIE PROJECT
カミュは女王に仕えた伯爵家の出身で、誇り高い性格の持ち主です。「前野さんの低音は低いのに氷のように透き通っていて、カミュという絶対零度の男にぴったりだと思うから」や「執事と伯爵=甘さと冷たさのバランスが絶妙。素直じゃないけど、ふと見せる本心に心を動かされます!」と二面性の演じ分けがファンを魅了しています。
「ライブイベントの挨拶ではファンを“愚民”と呼んで会場を沸かせてくれて、前野さん自身もカミュを大事にしてることが伝わってきます」と、高貴なキャラクターゆえの口癖も人気。「普段は周りの人たちを見下した態度をとっていることが多いカミュですが、その冷たい声の中にも、QUARTET NIGHTへの温かさが感じられるのは前野さんが演じているからこそのことだと思います」と心に秘めた思いを伝える表現力が絶賛されています。
2位は『図書館戦争』の堂上篤。支持率は約11パーセントで、昨年の3位から順位を上げました。
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『図書館戦争 革命のつばさ』(c)有川浩・角川書店/図書館戦争フィルムパートナーズ 2012
堂上篤は主人公・笠原郁の上官である鬼教官。「原作小説を読んでからアニメを観たのですが、“アホか貴様!”という怒鳴り声が堂上教官そのもので大好きになりました!」と厳しい指導をする姿が印象的だという声が多く、中には「堂上教官に叱られながら仕事をしたい人生でした、あんなに思われてる郁が羨ましい!」というコメントも…。
「ときに厳しく、ときには情に篤い、格好の良い教官に、前野さんの低くて甘い声がマッチしていました」と、キャラクターの喜怒哀楽を感じられる点を魅力に感じている読者が多いようです。
3位は『暁のヨナ』のハク。支持率は約10パーセントで、こちらも昨年の4位からランクアップしています。
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(C)草凪みずほ・白泉社/暁のヨナ製作委員会
主人公・ヨナを護衛する武人で、幼馴染みでもあるハクには「コミカルな場面があるかと思えば、忠誠心を感じさせる場面もあり、前野さんの声に魅了されました。従者という立場だからこその、主人への葛藤した気持ちの演技も刺さります」や「ハクの内面を垣間見るようなシチュエーションでは、男らしくて切なくてちょっとお茶目な演技が光っている。心からヨナの幸せを願う姿に深い愛を感じとても惹かれました」と、複雑な立場から生まれる芝居が胸を打つというコメントが届きました。
■そのほかのコメントを紹介!!
「刀剣乱舞」シリーズの山姥切国広には「戦いのときのカッコ良さとは裏腹に、実はネガティブ。綺麗な容姿を褒められることが苦手で可愛い」。
『BROTHERS CONFLICT』朝日奈棗には「前野さんのステキな低音ボイスで、大人なアプローチをされるたびにキュンとしてしまいます」。
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「BROTHERS CONFLICT」(C)ウダジョ/エム・ツー/アスキー・メディアワークス/ブラコン製作委員会
『空挺ドラゴンズ』ミカには「普段はぬぼーっとしているけど、龍のことになると真剣になるミカのギャップが素敵です」。
『うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~』倉持ブルには「カッコ付けて中二病をこじらせているところが面白い。犬のときのブサ可愛いところも、擬人化のときの残念なイケメンなところも好き」と2020年放送の最新作のキャラクターもランキングに入りました。
新キャラクターもランクインして、昨年から順位も変動しています。
次ページの全体ランキングもぜひご覧ください。
■ランキングトップ10
[前野智昭さんが演じた中で一番好きなキャラクターは? 2020年版]
1位 カミュ 『うたの☆プリンスさまっ♪』
2位 堂上篤 『図書館戦争』
3位 ハク 『暁のヨナ』
4位 白血球 『はたらく細胞』
5位 山姥切国広 『刀剣乱舞-ONLINE-』ほかシリーズ
6位 朝日奈棗 『BROTHERS CONFLICT』
7位 安倍晴齋 『不機嫌なモノノケ庵』
8位 速水ヒロ 『プリティーリズム・レインボーライブ』ほかシリーズ
8位 弥生春 『ツキウタ。 THE ANIMATION』
10位 ミカ 『空挺ドラゴンズ』
(回答期間:2020年5月13日~5月20日)
次ページ:ランキング20位まで公開
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。