「ファイナルファンタジー7 リメイク」でジェシーの時代がやってくる! とても魅力的に生まれ変わった彼女に注目【特集】 | アニメ!アニメ!

「ファイナルファンタジー7 リメイク」でジェシーの時代がやってくる! とても魅力的に生まれ変わった彼女に注目【特集】

体験版で余すこと無く存在感を発揮してきたジェシー。その魅力に心を打たれてしまったプレイヤーは多いのではないでしょうか。今回のリメイクで、彼女にどのような変化がもたらされたのかチェックしていきます。

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これからの『FF7』はジェシーの時代がやってくる!『FF7 リメイク』であまりにも魅力的に生まれ変わったジェシーに注目
これからの『FF7』はジェシーの時代がやってくる!『FF7 リメイク』であまりにも魅力的に生まれ変わったジェシーに注目 全 11 枚 拡大写真

『FF7』の抱える難解な問題に、「エアリスとティファ、どちら派であるか?」というものがあります。オリジナルが発売された1997年以来、長きに渡って論争の的となってきました。

しかしこの度、『FF7 リメイク』の体験版が公開されたことで、この議論は新たな局面を迎えることになります。エアリスとティファに並ぶ第三勢力として新たに「ジェシー」が台頭してくる可能性が出てきたのです。

わずか1時間程度の体験版で余すことなく存在感を発揮してきたジェシー。その魅力に心を打たれてしまったプレイヤーは多いのではないでしょうか。筆者もその1人です。今回の『FF7 リメイク』で、彼女にどのような変化がもたらされたのかチェックしていきます。

※なお、注釈がない画像はPS4『FF7 リメイク 体験版』のものです。

オリジナル版『FF7』に登場するジェシーとは


まずはじめに、オリジナルであるPS版『FF7』に登場するジェシーについて触れておきます。

言い回しは凝っているものの、想いはストレートに伝えるタイプ。
※画像はPS4移植版『FF7』より

彼女は「アバランチ」のメンバーとして、破壊工作に参加しています。敵との交戦を担当するクラウドやバレットと異なり、ハッキングによる進路の確保などのサポート要員として活動。組織のターゲットである「魔晄炉」を爆破するための爆薬の製造なども彼女が担当しています。

新入りのクラウドに対して甲斐甲斐しく世話をしてくれる良い先輩といった立ち位置。他のメンバーがむさ苦しい男ばかりだったためか、クールでイケメンなクラウドに対して好意をもっているような素振りも見受けられました。

彼女を象徴する「うかつ」というセリフ。ちょっとドキドキさせられるニュアンスのある言葉ですよね。
※画像はPS4移植版『FF7』より

ただしゲーム全体を通してみると、モブキャラよりもすこし良い扱いを受けているという程度。記憶にはしっかり残るキャラクターでしたし、彼女のセリフや振る舞いに魅力を感じることもありました。

しかし、本作にはエアリス、ティファ、ユフィという魅力的な女性パーティメンバーが揃っています。クラウドになりきっていた当時小学生の筆者にとっては、立ち絵もないキャラクターからの好意など「興味ないね」という感想でした。

『FF7 リメイク』のジェシーは、グラフィック・挙動・ボイス・セリフ・演出……すべてが極上のクオリティ!


さて、『FF7 リメイク』の体験版で登場したジェシーを見ていきましょう。圧倒的な映像美で描かれる彼女の姿は、とても脇役とは思えない力の入れようです。そのグラフィックは原作に忠実でありながらも高いクオリティに仕上がっており、彼女が登場する度思わず見とれてしまいます。ボイスも素晴らしいマッチ具合。工作員としての強さと、持ち前の茶目っ気が見事に表現されている演技だと感じました。

この美しさ。メインヒロインかと思いますね。

今回はセリフの数が非常に増え、面倒見の良い先輩としての振る舞いがより明確になりました。端末にアクセスしてドアを解錠するところなどは、できる女性上司という雰囲気をビンビンに漂わせています。

星の命について熱く語るバレットに対し、ちょっと呆れた表情のジェシー。これまたなんだか大人の色気を感じます。

リメイクの新しい要素として、道中にトラップ回避のアクションが追加されました。ここでジェシーの魅力が爆発。まずはトラップ回避の方法を説明して颯爽と先に行ってしまいます。

「スリルが大好物」と語るジェシー。セリフの言い回しがいちいちステキですね。

その後は、クラウドが罠に引っかかる度に彼女が反応してくれます。最初は「大丈夫?」「がんばれ」と応援してくれるのですが、失敗しすぎると小馬鹿にしたように笑い出したり、呆れたような声を出します。

挙げ句の果てには「かわいいよ」と言われる始末。でも、これが聞きたくて失敗しちゃうんだよな~。

ジェシーに馬鹿にされて屈辱的な思いをしている中、回避に成功すると一転して「すごいすごい」と褒めてくれます。この華麗なアメとムチの使い分け。新入りのクラウド君をリードする様に心を射抜かれてしまいました。

正直、魔晄炉に行くよりもあなたとお話ししたいです。

ジェシーが足を取られて動けなくなるという場面は、『FF7 リメイク』でムービーが追加されました。ピンチを強調する演出になり、救出までの流れがドラマチックに。これによってクラウドとの関係性により深みが出たように思います。

おなじみの「うかつ」というセリフ。オリジナル版と同じセリフなのに、このリメイクで良さが倍増しています。

加えてもうひとつ、脱出の直前にジェシーが転ぶ展開もアップグレードされました。元々は画面の端でちょっと見えていた程度の場面。クラウドが駆け寄って彼女を起こしてあげると「わざと転んだの」との返事が返ってくるというムービーが追加されています。

この言葉もまた筆者の胸を強く打ちました。ちょっとしたシーンではありますが、ジェシーというキャラクターを端的に表した非常に良い場面になっていたと思います。

この場面の有無でジェシーへの印象が大きく変わってくるのではないでしょうか!?

たった1時間の体験版でここまでジェシーのキャラクターが描きこまれているとは思いませんでした。ジェシーはエアリス、ティファ、ユフィなどの他の誰とも違う独自の属性を確立し、彼女らと並び立つキャラクターに生まれ変わったと強く感じます。

クラウドに耳打ちしようと接近してくるジェシー。こういった諸動作もなんだかセクシーに見えます。

このジェシーの性格は改変によって生まれたものではなく、彼女が元々持っていた良さが最大限引き出された結果です。つまり、オリジナル版をプレイしたときに筆者が気づけなかった彼女の魅力を、このリメイクが教えてくれたということになります。これはリメイク作品として最も正解に近いあり方なのではないでしょうか。

作り手達のジェシーへの取り組み方は、そのままこの作品全体への取り組み方に繋がっていると感じました。本作がミッドガル脱出までしか描かないということも、ジェシーへの力の入れ方を見ていれば納得です。



いかがだったでしょうか。筆者は元々ユフィ派でしたが、今回の件でジェシー派に鞍替えすべきか大変揺らいでおります。この度のリメイクによって、エアリス派とティファ派の二大政党制が崩れ、ユフィ派やジェシー派はもちろん、イリーナ派やルクレツィア派にスカーレット派、果てはマリン派なども勢力を伸ばし混沌とした時代が訪れるかもしれません。今後の展開を思うと、楽しみが広がりますね。

ちなみにオリジナル版『FF7』ではパーティメンバーの1人と遊園地デートできるイベントが存在します(※今回発売される『FF7 リメイク』のストーリー範囲外です)。原作どおりの展開であればジェシーが遊園地まで同行することはないでしょう。しかし、ここまで魅力的になった彼女とデートをしない手はありません!

ミッドガルのどこかで彼女とデートできるイベントを追加してください……よろしくお願いします!

これからの『FF7』はジェシーの時代がやってくる!『FF7 リメイク』であまりにも魅力的に生まれ変わったジェシーに注目

《竜神橋わたる》

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