■演じる上で、キャラクターを作り上げていくには……
――役者としてキャリアの長いおふたり。役作りやキャラクターとの距離感など、演じる上で大切にされていることを教えてください。
木村:どうしよう、難しい質問来ちゃった……。
諸星:私もこのお話、ぜひ木村さんに聞いてみたかったんです!

木村:すかさずこっちに振るんじゃない(笑)。僕の場合は、例えば原作がない場合は、台本から読み取って、手がかりをひとつずつ拾い上げていきます。
「こういうことを言うんだ」って気づいたことを線と線で繋げていくと、キャラクターが立体的になる。
その形の中でセリフや仕草が見えてきて、安定していく気がします。本当に、ごく普通で当たり前のことではあるんですけどね。……はい、諸星さんは?

諸星:私はキャラクターに対して「こうなんだ!」と決めつけ過ぎないようにしています。
小さい頃はよく、ディレクションを受けた時にどうしたらいいかわからなくなっちゃっていましたが、オーディションに行くときによくお母さんから「一つだけじゃなくて、何個も引き出しを作って持っていくんだよ」って言われてました。
周りのセリフを拾って、現場で感じたことを受けた上で「こう来たら、こうしてみよう」って柔軟に対応できるように。
この作品の場合だと、収録でモーションアクターさんのお芝居も吸収して、どんどんキャラクターを膨らませていくことを心がけていました。

――最後に、地上波放送やシーズン2製作を心待ちにされているファンの方へメッセージをお願いします。
諸星:まさか自分が『ウルトラマン』シリーズに関われるなんて……と今でも思っています。レナという、覚悟を決めて生きている魅力的な女の子をこの作品のなかで演じられたのはすごく幸せなこと。
今日も嬉しい発表がたくさんありましたし、みなさんも深く『ULTRAMAN』の世界に浸っていきましょう。これからも応援をよろしくお願いします!
木村:皆さんが楽しんでくださったおかげですぐにシーズン2の製作が決定し、休むことなく新しい発表を続々とすることができて幸せな作品。地上波放送が始まるということで、自信を持って未見の方に「ぜひ見てください!」と言えるのは、シーズン1を楽しんでくださった方々のおかげです。
「シーズン2にも期待しているぞ!」と製作陣、スタッフ、キャストたちに向けてハードルをガンガン上げていってください!
