松岡禎丞にギネス世界記録の秘話を直撃!「ダンメモ」が他のアプリゲームと決定的に違うところとは?【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

松岡禎丞にギネス世界記録の秘話を直撃!「ダンメモ」が他のアプリゲームと決定的に違うところとは?【インタビュー】

今回、ギネス世界記録認定直後の松岡禎丞にインタビュー。「ダンメモ」収録秘話に加え、演じはじめたころを振り返り「ベルの声は出しづらかった」と意外なコメントも。その真相とは……。

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松岡禎丞にギネス世界記録の秘話を直撃!「ダンメモ」が他のアプリゲームと決定的に違うところとは?【インタビュー】
松岡禎丞にギネス世界記録の秘話を直撃!「ダンメモ」が他のアプリゲームと決定的に違うところとは?【インタビュー】 全 2 枚 拡大写真
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)』のアニメ第2期が、2019年夏に放送スタートする。英雄になることを夢見て迷宮都市オラリオにやってきた主人公のベル・クラネルが、女神ヘスティアのファミリアに入団し、冒険を繰り広げる物語だ。

2015年に放送されたアニメ第1期では、「これが僕の冒険…僕はなりたい、英雄になりたい!」とひた向きなベルの成長が描かれた。
第1期放送終了後も、2017年からモバイルアプリ『ダンまち~メモリア・フレーゼ~(ダンメモ)』が配信され、2019年2月には『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢』と展開を広げ続けている。

6月には、ベルを演じる声優・松岡禎丞が、『ダンメモ』の収録において「モバイルゲームにおけるワード数最多」のギネス世界記録に認定されたことが話題となった。

【関連記事】松岡禎丞、ギネス世界記録認定! 「ダンメモ」で“モバイルゲームにおけるワード数最多”を記録

今回、ギネス世界記録認定直後の松岡禎丞にインタビュー。「ダンメモ」収録秘話に加え、演じはじめたころを振り返り「ベルの声は出しづらかった」と意外なコメントも。その真相とは……。
[取材・構成=乃木章]

■『ダンメモ』は台本の分量が比較にならないくらい多い


――ギネス世界記録認定おめでとうございます。受賞した率直なご感想は?

松岡:TVで観ていたギネス世界記録に認定されるとは思わなかったので、すごく嬉しいです。でも、「自分の名前がそこに載っていいのかな?」と不安感もありました(笑)。

――ワード数の多さで認定されたことについてはいかがでしたか?

松岡:『ダンメモ』が他のアプリと決定的に違うところは「台本の分量が多い」ことなんですよ。
他のアプリでも大抵は季節ごとや周年ごとに追加ボイスを録ることはあってもそんなに分量はないんです。

『ダンメモ』に関して言うと、季節ごとの追加ボイスやイベントにおける台本の分量が比較にならないくらい多い。平均すると800ワードくらいで、「あ! これゲーム1本分録るくらいはあるな」と(笑)。1年のうち何回も収録がありますから、収録ワードがすごい勢いで増えていくんだと思います。

――アニメと比べて、ゲームの収録環境はどんな感じですか?

松岡:ゲームだと基本的にひとりで録りますね。ずっと同じ声優陣でやってきているので、ゲームにおいても相手がどんな演技をするのかと脳内再生してから収録に臨みます。

■共演者の像が頭の中にすでに出来上がっているから、一人で収録しても大丈夫


――アニメ収録と違って、リアルタイムの掛け合いがないため、演じにくいと感じることはありますか?

松岡:『ダンまち』に関してはやりづらさはないですね。

――アニメ収録の経験が活きているからですか?

松岡:それもありますけど、他の現場でもよく会う方々というのが大きいですね。例えば、水瀬いのりさんにしても、普段はヘスティアだけを演じているわけではなく、他の現場では正反対のキャラクターを演じることもあります。
そういう意味では、その人がどれだけの引き出しを持っているかが分かるので、頭の中にどんどん蓄積されていきますよね。

――『ダンメモ』は様々な作品とコラボしていますが、他作品のキャラクターと絡む時はいかがでした?

松岡:今までたくさんコラボやらせて頂きましたけど、自分が好きな作品や、共演経験のある声優の方も多かったのでやりにくさはなかったですね。

■ベルのキャラクターを壊してしまったかもしれない『ダンメモ』水着回


――共演する声優ひとりひとりの演技のイメージが頭の中にあるからできることなんですね。『ダンメモ』はオリジナルストーリーが多いですが、特に印象に残るストーリーは何でしょう?

松岡:(熟考して)……水着、ですかね(笑)

――昨年の水着イベント「真夏の恋の冒険譚」ですね(笑)。

松岡:あれは正直、「ベルのキャラクターを壊しちゃったかな?」と思うくらい、自由にやらせて頂きました。
収録時にOKは出ているんですけど、実際に聞いてみると「わぁ~これはもうベルじゃなくなってるかもしれない……」と感じることも多くて(苦笑)。

――今回のギネス認定にあたり、アニメ!アニメ!編集部がワード集計に関わらせてもらったんです。松岡さんのセリフを聴いてると、「神様」や「ファイアボルト」といった定番のものだけでなく、意外と「おっぱい」も多くて……。

松岡:本当ですか!? それはもう大森藤ノ先生のさじ加減じゃないですか(笑)。

■松岡「最初の頃は120ワードを超えたあたりでもう喉の調子が悪くなった」


――(笑)。アニメ第1期、ゲーム、劇場版とずっとベルを演じてこられましたが、第2期が始まるにあたってのご心境を教えてください。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』<br>(C)大森藤ノ・SB クリエイティブ/ダンまち 2 製作委員会
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』(C)大森藤ノ・SB クリエイティブ/ダンまち 2 製作委員会
松岡:アニメ第2期は絶対いつか来るだろうなと思っていたので、すごく嬉しかったです。第1期続編の立ち位置で劇場版も公開されたので、そこでのベルの成長も第2期に繋げられたらいいなと思っています。

演じるうえでも第1期は当然超えなければいけない。そこは、ベルの成長による心境の変化、自分が他の現場で培った技術を詰め込むことで、続編ではあっても、また新しい作品として見せられる第2期になると手応えを感じています。

――ご自身にとってのベルの存在も最初と違っていますか?

松岡:変わりましたね。第1期はもう4年前ですか。
一番変わったのはゲームのおかげでベルの声色が自然に出しやすくなったこと。実は第1期だと1話分録るだけでしんどかったんですよ。
ベルの声は高いんですけど、高い声を出す時は喉を絞るから、喉にダメージがダイレクトにきちゃうんです。それで、カッサカサになったり、ガラガラになったりしていたんですけど……いやぁ、人間って慣れるんだなと(笑)。

――これからも記録が伸びていきそうですね。それでは、最後にアニメ第2期を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

松岡:皆様のおかげでアニメ第2期が始まります。第2期のワクワク感と劇場版におけるベルの成長が全て集約された第2期になるんですけど、特にファミリアや神様との絆が見どころです。
キャラクターひとりひとりの絆や想いが、皆さんの記憶に色濃く残るよう精一杯頑張って演じていくので、応援よろしくお願いします。

Social Game Infoさんでも、松岡禎丞さんのギネス世界記録認定を記念したインタビューが掲載されています。

>【インタビュー】『ダンメモ』でギネス世界記録(TM)を受賞した声優・松岡禎丞さんに伺う収録秘話…ベルが憧れる「アルゴノゥト」の人物像や2周年イベントの見所も

ぜひコチラもご覧ください!

《乃木章》

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