「ダンまち」制作秘話に北米ファン歓喜! 原作者&アニメスタッフ登壇の「Anime Expo 2019」レポート | アニメ!アニメ!

「ダンまち」制作秘話に北米ファン歓喜! 原作者&アニメスタッフ登壇の「Anime Expo 2019」レポート

TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』のステージイベントが、現地時間7月5日アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメの祭典「Anime Expo 2019」にて行われた。

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「ダンまち」制作秘話に北米ファン歓喜! 原作者&アニメスタッフ登壇の「Anime Expo 2019」レポート
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TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』(以下、ダンまちII)のステージ「Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon? Anime Season 2 Panel With Author Fujino Omori Supported by Sentai Filmworks and BOOK☆WALKER」が、現地時間7月5日アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメの祭典「Anime Expo 2019」にて行われた。

会場には原作者の大森藤ノ、EGGFIRMの代表取締役及びプロデューサーの大澤信博、J.C.STAFF執行役員制作本部長及びプロデューサーの松倉友二、MCとして「The Anime Man」の名で知られるYouTuber・Joey Bizingerが登壇。
TVアニメ第1期や劇場版、そしてTVアニメ第2期について語り大いに盛り上がった。


TVアニメ第1期で最も好きなシーンを聞かれ、大森は「やっぱりミノタウロスを倒すシーンが好きですね」、大澤は「僕は最終話のゴライアスの戦闘が最高に震える素晴らしいシーンでした」と振り返った。

また外伝となるTVアニメ『ソード・オラトリア』について、大澤は「『ソード・オラトリア』で好きなシーンは第2話のシャワーシーンです!」と答えると、会場からは溢れんばかりの大きな声援が送られた。


劇場版PVが流れると、会場からは拍手が。そして劇場版についての感想を聞かれた大森は「今回初脚本ということで、一人の女の子アルテミスを集中して書かせていただきました」とその想いを激白。
また大澤「第1期、オラトリアが終わって次に何をやるか考えたときに、ストレートに第2期のTVシリーズをやるよりも大きな打ち上げ花火をあげたいなと思って劇場版を企画しました」と、劇場版誕生秘話を明かす。

劇場版の企画について大森は「1週間しかなかった」ことや、劇場版に登場するキャラクター・アルテミスについて「ほかのキャラクターとの関係について考えました」「飛び回るヘスティアに対して温かい目で姉のように見守るアルテミス。一生忘れないヒロインになると思います」とその想いを吐露した。

また松倉は「(アルテミスとの)関係やシナリオに時間がかかった」ことを打ち明け、そして大森は「この脚本を出すまでに10回ボツを出されました。しかしそのおかげですごく良い作品が出来上がりました」と裏話を語る。

そして『ダンまちII』の話に入り、『ダンまちII』の魅力について松倉は「シーズン1のときはみんなで協力してゴライアスを倒す。シーズン2は少人数で大人数と戦う戦争遊戯(ウォーゲーム)編。このあたりの演出の違いを見てほしい」と注目ポイントを解説。

ヒロインについて大森は「アイズがめちゃくちゃ可愛い。アイズがこんなにヒロインになるのかと驚いた」と心境を述べた。

そして大澤は「私は元々ヘスティアファン」と答え、ジャケットを脱ぎ例の紐をつけた姿を披露すると、会場からは拍手喝采。


また新キャラクターについて、大森は「最初、アポロンという神様が出てくる。彼は一言で言うと変態です」と答え、会場からは大きな笑いが起きた。

続けて「春姫は見て分かるように可愛いです」「アイシャ・ベルカと春姫の関係性を見てほしい」「自分が書いてきた中で一番可愛くできたと自信があって、春姫はお願いだからずっと可愛くしてと伝えていた」と春姫についての熱い想いを告白。

一方で「アイズが好きって言ってなかった?」との返しに「自分、金髪が好きかもしれないです」と本音を語り、会場の笑いと拍手を誘った。


『ダンまちII』制作状況について松倉は「順調に進んでいるんですが、ちょっと前に劇場版をつくっていたわけで、すぐに2期目を作れということで、すごい大変なことになっている」と現在の状況を発表。また「ちょうど真ん中」であることもステージ上で明らかになった。

その後、ベル役の松岡禎丞とヘスティア役の水瀬いのりによるコメント映像が流れ、大きな拍手とともに最後の挨拶へ。

大森は「(会場を)埋め尽くすほどのお客さんに驚きました。これからも『ダンまち』をよろしくお願いします」と語り、大澤は「春姫編で初めて日本のテイストが入るので、楽しみにしていてください」と会場に訪れたファンに呼びかけた。

松倉は「日本で頑張って作ってくれてるスタッフに代わってありがとうございます。引き続き頑張って作っていきます。応援よろしくお願いします」と最後の挨拶を行い、登壇ステージは終了した。


その後アメリカでは初となる『ダンまちII』第1話が上映され、多くの笑いと歓声に包まれ、イベントは終了。終始笑顔が絶えないイベントとなった。

TVアニメ『ダンまちII』は7月12日よりTOKYO MXほかにて放送開始です。

イベント『Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon? Anime Season 2 Panel With Author Fujino Omori Supported by Sentai Filmworks and BOOK☆WALKER』
■日時
2019年7月5日(金)11時30分~(ロサンゼルス現地時間)

■場所
ロサンゼルス・コンベンション・センター

■出演者
大森藤ノ(原作者)、大澤信博(株式会社EGGFIRM代表取締役・プロデューサー)、松倉友二(J.C.STAFF執行役員制作本部長・プロデューサー)、Joey Bizinger)(MC)

アニメ紹介*『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』
<放送局情報>
TOKYO MX:7月12日(金)24:30~
サンテレビ:7月12日(金)24:30~
KBS 京都:7月12日(金)24:30~
BS11:7月12日(金)24:30~
AT-X:7月12日(金)24:30~

<配信情報>
7月12日(金)24時30分より
U-NEXT/アニメ放題

7月15日(月)0時より
dアニメストア/Netflix/AbemaTV/Amazonプライム・ビデオ/ニコニコ生放送/Gyao!/バンダイチャンネル/Hulu/FOD/ ビデオパス/JCOM:オンデマンド メガパック

7月18日(木)0時より
ビデオマーケット/dTV

※配信開始日時は変更になる場合があります。

<スタッフ>
原作:大森藤ノ(GA文庫/SB クリエイティブ刊)
キャラクター原案:ヤスダスズヒト
監督:橘 秀樹
シリーズ構成:白根秀樹
キャラクターデザイン:木本茂樹
音響監督:明田川 仁
音楽:井内啓二
オープニングテーマ:井口裕香「HELLO to DREAM」
エンディングテーマ:sora tob sakana「ささやかな祝祭」
プロデュース:EGG FIRM/SB クリエイティブ
アニメーション制作:J.C.STAFF

<キャスト>
ベル・クラネル:松岡禎丞
ヘスティア:水瀬いのり
リリルカ・アーデ:内田真礼
ヴェルフ・クロッゾ:細谷佳正
ヤマト・命:赤崎千夏
リュー・リオン:早見沙織
アイズ・ヴァレンシュタイン:大西沙織
アイシャ・ベルカ:渡辺明乃
サンジョウノ・春姫:千菅春香
ダフネ・ラウロス:小若和郁那
カサンドラ・イリオン:真野あゆみ
ヒュアキントス・クリオ:KENN
アポロン:逢坂良太

(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2 製作委員会

《だい》

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