山口勝平さんは80年代後半に声優デビュー。それ以降、元気な少年役やコミカルな三枚目、少しミステリアスなキャラクターまで幅広い役柄を演じています。
第13回声優アワードでは声優という職業をメディアを通じて広めた人物に贈られる富山敬賞に輝きました。落語にも取り組んでおり、6月2日には深川江戸資料館 小劇場にて落語会を開催します。
そこでアニメ！アニメ！では、山口勝平さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなアニメ作品キャラクターは？」と題した読者アンケートを実施しました。5月7日から5月14日までのアンケート期間中に221人から回答を得ました。
男女比は男性約15パーセント、女性約85パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約30パーセント、30代が20パーセントでした。
■トップは「コナン」工藤新一 ライバルも上位に
1位は『名探偵コナン』の工藤新一。支持率は約25パーセントでした。
高校生探偵の工藤新一には「頭脳明晰なのはもちろん、蘭を一途に愛していて、一番に考えているところが何よりもカッコイイから」や「事件を解くときは冷静なのに、大好きな毛利蘭が関わると熱くなってしまう高校生らしいギャップが良い」と恋人である蘭との関係性が人気です。
また「新一の“バーロー”の言い方がカッコ良すぎて惚れる」といったコメントも多く寄せられました。普段は江戸川コナンとして暮らしていますが、本来の姿での登場を楽しみにしているファンが多いようです。
「名探偵コナン 紺青の拳」（Ｃ）2019青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
2位は『らんま1/2』の早乙女乱馬。トップとの差はごくわずかでした。「勝平さんの原点のキャラ。初々しさも可愛さもカッコ良さもすべて詰まっている」や「新人なんて思えないくらい最初から上手かった。原作のイメージそのままの乱馬でした！」と初主演作であることを感じさせない芝居が魅力。
長年愛されているキャラクターのため、「乱馬は初恋の相手と言ってもいいほど大好きなキャラ」や「声優さんという職業に関心を持つようになったキッカケになりました」という声も多く寄せられました。
「らんま1/2」（Ｃ）高橋留美子／小学館
3位は『まじっく快斗』の怪盗キッド。支持率は約20パーセントでした。『名探偵コナン』でもお馴染みのキッドには「キッドのときはカッコいいけど、快斗のときはコミカルで、その差も大好き」や「コナンの好敵手としてのクールな一面と、時折見せるマヌケな一面のギャップが良い」と幅広い面を演じていることが評価されました。
現在公開中の『名探偵コナン 紺青の拳』ではメインキャラクターとして大活躍。「今回の映画も素晴らしかった」と絶賛する意見も届きました。
■ そのほかのコメントを紹介!!
『犬夜叉』の主人公・犬夜叉には「強さも弱さも、頼もしい面も甘えん坊な面も、子どもっぽくふざけるところも激しく苦悩するところも……。一言では説明できない多様な側面をもつ犬夜叉のキャラクターが生き生きと伝わってきました」。
『ワンピース』のウソップは「イケメンじゃないキャラも完璧にこなしてる。もちろんウソップも決めるところはすごくカッコイイ！」や「ウソップのネガティブ発言やツッコミが好き」。
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』第2弾ポスタービジュアルタービジュアル（C）尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会
『DEATH NOTE』のLは「淡々とした話し方の中に、悪人を絶対に許さない正義感と情熱が隠れていて、山口さんが演じるほかのキャラクターとは一味違うミステリアスで妖艶な雰囲気がとても印象に残りました」。
「ビーストウォーズ」シリーズのラットルは「毒舌だけど感情表現が豊かだった」や「ハジけていて好き」とのコメントがあり、本編で飛び出したアドリブでも視聴者を魅了しました。
カッコイイ主人公からニヒルなライバル、さらには少し情けない三枚目まで、多彩なキャラクターが集結する結果となりました。
■ランキングトップ5
[山口勝平さんが演じた中で一番好きなアニメ作品キャラクターは？]
1位 工藤新一 『名探偵コナン』
2位 早乙女乱馬 『らんま1/2』
3位 怪盗キッド／黒羽快斗 『まじっく快斗』 『名探偵コナン』
4位 犬夜叉 『犬夜叉』
5位 ウソップ 『ワンピース』
（回答期間：2019年5月7日～5月14日）
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