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『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴が2016年より連載中のマンガが原作。大正日本を舞台に、家族を鬼に皆殺しにされた主人公・炭治郎と、凶暴な鬼に変異した妹・禰豆子の旅を描く冒険譚だ。
イベントは司会を務める櫻井の「これより鬼殺隊、集会を開催する!」という掛け声からスタート。キャスト陣がセリフを披露しながら姿を見せると、会場から熱い拍手が送られた。善逸役の下野は「ア゛――――――ッ」と作中でおなじみの“汚い高音”を絶叫。櫻井に「大丈夫ですか?」と心配されるほどの声量でファンの笑いを誘った。
まずは完成したばかりの第2弾PVを上映。アクションが盛り沢山の内容に、キャストからは「カッコイイ!」や「鳥肌が立った」という声が飛び交う。PVではLiSAが歌うOPテーマ「紅蓮華」もお披露目されており、LiSAのファンの鬼頭は「初めて聴いて滅茶滅茶テンションが上がりました」と語った。

本作のキャラクターに話題が及ぶと、花江は炭治郎の心優しくて真っ直ぐな性格に触れ、「真面目ゆえに少しズレているところも可愛い」とコメント。その妹を演じる鬼頭も「鬼になってもお兄ちゃん思いの心は忘れずにいたい」と笑顔を見せる。禰豆子は鬼ゆえに人の言葉を話さないという難しい役柄であり、彼女が喋ることによって作品の緊張感がグッと上がるそうだ。
善逸は叫び声が多い役柄のため、下野は「俺の喉はどこまでいけるかな。どこまで“汚い高音”を発せられるかな」と収録がどんどん楽しくなってきたことを明かす。伊之助は猪の被り物をしているキャラクターで、口パクを気にせずセリフを喋ることができるという。そのため戦闘シーンではアドリブを考えることも多く、松岡は「力量をものすごく問われる現場」だと語った。
アフレコ現場の様子を紹介する「隊士報告」のコーナーでは、花江がフリップボードに「下野さんが新人みたい」と書き記す。下野は納得のいかない芝居では自らリテイクを申し出るなど、新人のような熱さであることを明かした。花江は「その背中を見て、僕も頑張らなきゃなと思いました」と意気込みを見せる。
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一方で、櫻井は「花江くんの後ろ姿…あと、ほーちゅーさん」と書き、1話でアフレコに臨む花江がカッコ良かったとコメント。さらに炭治郎の師匠・鱗滝左近次を演じた大塚芳忠の存在感に話が及ぶと、一同は席から立ち上がって語り合ってしまうほど大興奮。キャスト同士がお互いに影響されながら切磋琢磨している様子が伝わってきた。
最後に花江は「『鬼滅の刃』には自分の背中を押してくれるようなセリフが沢山出てくる」と心を打たれる場面が多いことを語り、「これから炭治郎、頑張りますので、引き続きよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
「AnimeJapan 2019」
パブリックデイ:2019年3月23日・24日
ビジネスデイ:2019年3月25日・26日
会場:東京ビッグサイト