「AFTERLOST - 消滅都市」先行体験会レポート リッチなビジュアルとサウンドで原作の物語を追体験! | アニメ!アニメ!

「AFTERLOST - 消滅都市」先行体験会レポート リッチなビジュアルとサウンドで原作の物語を追体験!

3月15日、スマートフォン向けゲーム『消滅都市』シリーズを開発・運営するWFSは、4月よりサービス開始予定のシリーズ最新作『AFTERLOST - 消滅都市』のメディア向け先行体験会を開催した。

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「AFTERLOST - 消滅都市」先行体験会レポート リッチなビジュアルとサウンドで原作の物語を追体験!
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3月15日、スマートフォン向けゲーム『消滅都市』シリーズを開発・運営するWFSは、4月よりサービス開始予定のシリーズ最新作『AFTERLOST - 消滅都市』のメディア向け先行体験会を開催した。

突如世界から姿を消したひとつの都市の謎に翻弄される、運び屋タクヤと唯一の生還者ユキの物語が描かれる『消滅都市』――。アニメ!アニメ!が2016年に行った“アニメ化してほしいゲーム”アンケートのアプリ部門で1位を獲得し、4月には待望のアニメ版がオンエアとなるタイトルの新作とは、いかなる内容なのか。体験してわかったゲーム内容を詳しくお伝えしよう。

【関連記事】「アニメ化してほしいゲームは?」アンケート、アプリ部門1位は『消滅都市』

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グリーで行われた体験会の冒頭では、『消滅都市』の生みの親とも言えるシリーズディレクター下田翔大氏が登場。
『消滅都市』(以下、原作)2014年のサービス開始から5周年を迎えるにあたり、「原作の物語をもう一度楽しんでいただく」というコンセプトのもと、『消滅都市』の世界をさらに広げていくのが本作の目的だと説明した。

下田翔大
スライドにて本作のコンセプトを説明する下田氏
さて、『AFTERLOST - 消滅都市』を触ってみての第一印象は、とにかく「ビジュアルがリッチ!」という点。
シナリオ開始、クリア時やバトルの前後には必ずイベントシーンが用意され、そのたびに新規ビジュアルやボイスが流れ出す。一部にはアニメ映像が効果的に使われていて、基本的にはテキスト+ボイスで展開する原作よりも“見てわかる”臨場感にあふれていると感じた。

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刷新されたキャラクターイラストも、原作のテイストを残しつつもアニメ寄りに。ハイブリッドな良いとこ取りといったところか。

肝心のゲームはというと、章立てになったストーリーを進めていくのは原作と同じ。
ただし、選択画面はメニュー方式からマップ化されていて、主人公タクヤとユキの道のりを、より視覚的に追っていけるようになっている。

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ストーリーをスタートして思わず「おおっ!」と声を上げたのは、スクーターに乗るタクヤとユキが、斜め後ろから見られる点。原作の真横視点に慣れた身としては、それだけでもオドロキだ。
また、BGMとして流れ出す「I miss you baby」は、本作用に新たにアレンジされたバージョン。ほかの楽曲にも手が加えられているあたり、サウンド面への深いこだわりを感じた。

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斜め後方からの視点となったバトル画面。背景は物語の展開にあわせて変化する。

ゲームの進め方だが、ざっくり説明すると“原作からアクション要素を取り除いた”といった具合。敵味方のタマシイ同士が攻撃をし合って、いずれかのHPがゼロになったら勝敗が決するという基本ルールは同じだが、タマシイの通常攻撃が時間の経過とともに自動で行われるのが最大の違い。
スフィアを取らずとも攻撃が行われるので、アクションが苦手な人でも安心して楽しめるだろう(時間の流れは早送りや一時停止も可能)。

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ストーリー中のバトル画面。時間の経過ととともに相互のタマシイが攻撃をし合う。
一方でゲーム的な駆け引きは、スキルを使うタイミングと、ターゲットの選択に集約されている。

前者のスキルは、タマシイが通常攻撃を行う度にアイコンの横の数字が減っていき、0になるとスキルが発動可能に。アイコンをタップすることで、強力な攻撃や、HPの回復といったステージクリアの助けになる能力を使える。
敵味方の攻撃が相互に行われる本作では、状況にあったスキルをタイミングよく使うことが、攻略のポイントとなることだろう。

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強力な攻撃やHP回復などの効果を発揮するスキル。特定のタマシイでは派手なカットイン演出が。
後者のターゲット選択は、原作とは異なり敵のタマシイが複数体出現することで加わった要素。例えば、敵の中にHP回復スキルを持つモノがいれば、ソレを優先して倒す……といった戦略性が加わっているわけだ。

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ほかにも、連続して敵に攻撃を与えていくことで発動できるフィーバー(攻撃力アップ+連続攻撃)要素があるなど、シンプルながらも手に汗握るバトルが体験できる遊びに仕上がっていると感じた。

ストーリーをある程度進めると、新たなタマシイのチーム編成が可能となるのも原作と同様だ。本作には原作とは違ってコストの概念がないため、好きなタマシイをチームに入れることができる。
ただし、前述したように(アクションの腕前が必要ない代わりに)敵の攻撃で必ずHPは減っていくうえ、プレイヤーのHPはタマシイHPの総和となるため、攻撃一辺倒のチーム編成では勝つことは難しそう。
原作と同じくタマシイのレベルや、火水木光闇からなる属性ごとの相性もあるので、タマシイの能力を加味したチーム編成が、より重要となることだろう。

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体験プレイは1時間であったため、ごく序盤のみのプレイではあったが、ユキの視点で再構築された“引き”のある物語をリッチなビジュアルとサウンドで楽しめるというのは、それだけでも十二分に楽しめるものであった。
もとよりストーリーやサウンドには定評がある原作だけに、すでにプレイ済みの人ならより深く、まだ未プレイの人なら(アニメ版とあわせて)新鮮な気持ちで『消滅都市』の世界を体験できるのではないだろうか。

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手軽かつ濃密に『消滅都市』の世界を味わえるであろう『AFTERLOST』。
『AFTERLOST - 消滅都市』
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《馬波レイ》

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