映し出される壮絶なバトルは、アクアマンとオームのどちらが海中のNo.1かを決めるための大一番にあたるもの。
鋭い目で睨みつけ激しい怒りに燃えているオームは、「我が父の武器は無敵の矛だ!」と大きくジャンプして渾身の一撃を加える。一方のアクアマンはオームの怒りに全身で応えるように、会心の一撃を避けようともしない。
矛と矛を激しくぶつけ合い、水圧をものともせず壮絶にせめぎ合うふたりのバトルは、まるで日本生まれのアクションマンガのよう。まさに海中の天下一を決めるに相応しい、迫力の本編シーンとなっている。
本作を指揮したジェームズ・ワン監督によれば、海中のバトルシーンは「この映画の監督を引き受けようと思ったきっかけ」とのこと。
『マトリックス』のように「従来とは別次元のバトルシーンを作り出したいと思った」そうで、「皆がこれまでに観たこともない、ビジュアル的にビックリするようなバトルを披露したいと強く思った」と告白。映画史に残るような、“特別なシーン”にしたかったことを述べている。
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またアクアマン役のジェイソン・モモアは、このバトルシーンの実現に向けた「毎日トレーニングしていたよ。少なくとも2時間はね。忙しい撮影の合間にもトレーニングを欠かさなかった。そして激しい戦いが出来るようにダイエットもしたんだ。撮影中に僕は常に体を調整していた」という舞台裏を披露。ただ魅せるだけの肉体づくりだけではなく、激しいアクションをこなすための体づくりを徹底して行ったことを語る。
一方、オーム役のパトリック・ウィルソンは、ジェイソンとのバトルシーンについて「それほど大変ではなかったよ」とコメント。
「僕には2人の兄がいるんだけど、僕の身長は183cmで、2 人の兄は、186cmと189cm。子供の頃僕は一番背が低かったから、いつも2人の兄を見上げていた。それでもケンカをよく吹っ掛けていたんだ!『背丈は関係ない、さーやろうぜ!』って感じだね(笑)」と、幼少期の兄弟げんかを思い出しながら撮影に挑んだことを明かした。
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映画『アクアマン』は、2月8日より公開中。
映画『アクアマン』
監督:ジェームズ・ワン(『ワイルド・スピード SKY MISSION』)
キャスト:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマン、パトリック・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ドルフ・ラングレン
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM &(C)DC Comics”