アニー賞、「スパイダーマン:スパイダーバース」が作品賞含む7冠! 「未来のミライ」も日本人監督初の快挙
2月2日(現地時間)、第46回「アニー賞」の授賞式が開催された。「長編アニメーション作品賞」に輝いたのは『スパイダーマン:スパイダーバース』で、同作はこれを含む合計7部門で戴冠。細田守監督の『未来のミライ』は「長編インディペンデント作品賞」を受賞した。
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「アニー賞」は、アメリカ国内で公開された優れたアニメ作品およびその監督などを顕彰するために、国際アニメーションフィルム協会ハリウッド支部が1972年に設立したアワードである。
“アニメーション界のアカデミー賞”とも称され、日本の主な受賞作品としては2003年(第30回)に「長編アニメーション作品賞」ほか4部門に輝いた宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』などが挙げられる。
第46回となる今回は、『スパイダーマン:スパイダーバース』が「長編アニメーション作品賞」をはじめ、「監督賞」「キャラクターアニメーション賞」「キャラクターデザイン賞」「美術賞」「脚本賞」「編集賞」の合計7部門で戴冠。ノミネートされていた全部門を射止め、主要部門を制覇する結果となった。
日本の作品では細田守監督の『未来のミライ』が、アメリカでの上映数が1000館未満の作品を対象とする「長編インディペンデント作品賞」を受賞。同部門の獲得は、日本人監督として初の快挙になる。
このほか最多11ノミネートを果たしていた『インクレディブル・ファミリー』は、「音楽賞」「絵コンテ賞」の2部門で受賞。
さらに『シュガー・ラッシュ:オンライン』が「アニメーション効果賞」、『メリー・ポピンズ リターンズ』が「特別制作アニメーション賞」と実写部門の「キャラクターアニメーション賞」、『犬ヶ島』のブライアン・クランストンが「声優賞」にそれぞれ輝いた。
[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《仲瀬 コウタロウ》
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