「漫画村」閉鎖の影響は? "電子書籍の売上変化"などについて、ネット上での作家の声
6月6日の夜以降、Twitterでは「あのサイトがなくなってから電子書籍の売り上げが増えた」というモーメントが注目を集めています。“あのサイト”こと「漫画村」の閉鎖は正規ルートからの販売に繋がっているようで、漫画家など各方面からポジティブな声が上がっています。
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『きみを死なせないための物語』の漫画家・吟鳥子さんは、閉鎖後はじめての電子書籍の売り上げについて「2倍以上の記録になっていました…!」と報告し、「正規の電子書籍サイトでご購入くださいました皆様、本当に本当にありがとうございます」と感謝をツイート。
『逆成長チートで世界最強』の小説家・佐竹アキノリさんも「電子版の売り上げが一気に増えていた」そうで、「・タダで見られなくなったら買わない ・知名度を上げて貢献している こういう批判、結局のところ都合のいい思い込みだったってことだよね」と指摘しています。
また同モーメントについては、『このはな綺譚』の漫画家・天乃咲哉さんが「実際、各社の公式WEBコミックサイトのアクセス数は増えてるみたい」とコメント。『灰羽連盟』などで知られるイラストレーター・漫画家の安倍吉俊さんは「そんなに効果が現れるものなのか」と反応し、『少年陰陽師』の小説家・結城光流さんも「電子書籍をきちんと購入してくださっている方々にも朗報ですね。紙版でも電子版でも正規の値段で買ってくださるすべての方に感謝」と寄せました。
そのほか作家以外からも、「なんだかんだであのサイトは無茶苦茶してたってことやな」「そりゃ無関係ではないよね」「少しでも変化があるのは大事」「漫画業界の未来に少し希望が見えました」といった好意的な意見が続々。
「因果関係を証明するのは難しそう」「これからの推移も大事やね」など慎重な見方もありますが、海賊版サイトの根絶に向けて明るいニュースとなったのは間違いなさそうです。
《仲瀬 コウタロウ》
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