ドコモユーザーはもちろん他キャリアの方も、最新アニソンやJ-POP、洋楽、カラオケのヒット曲、懐かしの名曲まで充実のラインナップが月額500円(税抜)で楽しめます。しかも初月は31日間無料!
そんな「dヒッツ」で、“ランティス”アーティスト楽曲が8,000曲配信スタートし、ランティス楽曲をまとめて聴けるプログラムを続々追加中です。
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今回、ランティス所属のアーティストであり、『らき☆すた』白石みのる役や『涼宮ハルヒの憂鬱』谷口役、『日常』阪本役などでお馴染みの声優・白石稔さんにインタビューを実施。
自身で作詞・作曲もこなし、現在はアニソンDJとしても活動する白石稔さんに、普段の音楽の聴き方やこれまでの声優・音楽活動の話を伺いつつ、「dヒッツ」の機能を使ってランティス楽曲オンリーのプレイリストを作って頂きました。
【取材・構成=小野瀬太一朗】
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――今回試していただいた「dヒッツ」は定額音楽聴き放題サービスですが、白石さんは普段どのようなシチュエーションで音楽を聴かれていますか?
もともと僕は、無音よりも何か音が流れている方が落ち着けるので、TVをつけっぱなしにするタイプで。音楽も、集中して聴き込むというより、ずっと流しっぱなしにして聴くことが多かったです。
3年ほど前からアニソンDJを始めたんですが、それからは集中して聴き込むようになりました。クールが切り替わって主題歌がどんどん発売されるタイミングでは、音楽サイトでまず色々視聴してみたり。あと、元々アニソンに限らず音楽は好きだったので、邦楽・洋楽それぞれに特化した音楽番組を一つは録画して、その時その時の流行りをチェックしたりするよう意識しています。
「dヒッツ」ではテーマに沿って曲がまとめられた“プログラム”が6,000以上あるから、その時の気分に合わせた音楽の流し聴きも出来るし、最新楽曲もどんどん追加されていくから新譜チェックも捗るし、僕の音楽の聴き方にもピッタリかもしれませんね。
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――アニソン以外だと、白石さんのルーツにはどのような音楽があるのでしょうか?
海外のダンスミュージックかな?
兄貴がいたので、その影響でいつの間にか洋楽を聴くようになっていて。
初めて意識して聴いた洋楽ナンバーはBlack Boxの「Everybody Everybody」。その後、マイケル・ジャクソンの主演映画『ムーンウォーカー』がきっかけで洋楽にドハマりして……というのが僕のルーツだと思います。
むしろアニソンは、アニソンDJを始めてから改めてしっかり聴くようになりました。
「dヒッツ」はアニソン以外に、洋楽など様々なジャンルも配信されているということで、昔好きだった曲をふと聴きたくなった時は、このサービスに入っているだけでいつでも手軽に楽しめるのも魅力ですね。
――白石さんはこれまで、コンサート会場から路上、木の上まで、様々な場所で歌声を披露してきましたが、一番思い出深いステージはどこでしょうか?
やっぱり『らき☆すた』ライブで立った武道館ですね。
あの映像を見るたびにウチの嫁が子どもに対して「これがパパの絶頂期の頃だからね」って。
いやいやいや、間違ってはないが、やめろよと(笑)。
でも、あの「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」からもう9年。
たまに知り合いのライブで武道館に行くけど、自分があそこで歌ったって、まったく実感ないね。
一回しかやってないし、『らき☆すた』という作品で立ったっていうのもあるし。今でもあれは夢だったんじゃないかっていう気持ちもあります。
――あと、『らき☆すた』ではエンディングに波打ち際や田舎のあぜ道などでもライブ(?)を行ってましたが、当時の思い出や苦労話などは……。
山ほどあるね!ありすぎるので、今日はやめておきましょう(笑)。
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でも、『らき☆すた』放送から10年以上経ち、当時10代~20代だった子たちがアニメ業界に入ってきて、どんどん現場を任されるようになって。
最近、「学生の頃見てました!」というスタッフさんとご一緒する機会がすごく多くて、そういうのがとてもありがたいです。
腐らずに頑張ってきてよかったなって思います。
――白石さんは『らき☆すた』後期エンディング曲の数々を始め、ご自身で作詞・作曲もされていますが、“曲作り”という面でのルーツはありますか?
作詞・作曲やってた時期、ありましたね(笑)。
そうだなぁ、自分で曲を作る上でだと、基本的に1990~2000年代にかけて自分が聴いていた邦楽・洋楽の曲調や雰囲気がベースにあると思います。
僕の世代的には、J-POPとしてのかっこいいロックといえばB’zかなと。
うん、B’zにとても影響を受けましたね。
――『白石稔のガチ無知ラジオ』のテーマソング「ガチでいこうぜ!」は、タイトルの割りに爽やかで疾走感のある楽曲ですが、どのようなアーティストに影響を受けて作られたのでしょう?
まずこのラジオは、名前からわかると思いますけど、当時ニコニコ動画で流行っていた「ガチムチパンツレスリング」からタイトルを付けた番組なんです(笑)。
それで、テーマソングを書いて欲しいと言われた時に、タイトルに合わせてオモシロ方面でいくのもアリだけど……。でも、ちゃんと音源化するのであれば、 “どこに出しても恥ずかしくない曲にしたい!”と思って。
そして、ちょうどその頃、ひとつ悩みがあったので、このテーマ曲で解消しちゃいたいな、と。
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――その頃の白石さんの悩みというのは?
当時、イベントで自分の歌を披露することがあったんですけど、僕の“定番の1曲目”って「俺の忘れ物」というムード歌謡調の曲で。
「よしみんな、ライブ盛り上がって行くぜ!」って最初に会場のテンションを上げても、一曲目が「WAWAWA忘れ物~♪」ってムード歌謡から入るから、雰囲気出しようもないという(笑)。
それで、“せっかくだからライブの1曲目でも通用するような曲を、『白石稔のガチ無知ラジオ』のテーマソングとして作ろう!”という流れで、曲の方向性を考えました。
――最終的に、「ガチでいこうぜ!」が今の方向性になった決定打は何だったんですか?
ノリが良くてコールも出しやすい曲調がいいなと考えていた時に、たまたまディズニーのティーン向けドラマに出会ったんです。
そういう番組の、海外のティーンに向けたポップでロックな曲を聴いて「俺が求めていたものは、この感じだ!」と。
その要素を取り入れて完成したのが、「ガチでいこうぜ!」です。
――武道館アーティストであり、シンガーソングライターでもある白石さんですが、なにがきっかけでアニソンDJとしての活動もスタートしたのですか?
6年くらい前に、とあるイベントでサオリリスさんというアニソンDJのプレイと、それに呼応するお客さんの盛り上がりを見て、「これは絶対アニメ業界で流行るぞ」と感じ、僕もやってみたいと思ったんです。
でも、始める機会がないまま3年ほど経ったある日、今の自分の師匠にあたるDJシーザーさんから「僕のイベントでDJやってみませんか?」と声をかけて頂き、“これは渡りに船だ!”と、お誘いを受けて、そして今に至ります。
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――「dヒッツ」では、お気に入りの楽曲を保存できる“myヒッツ”という機能があります。保存すれば通信料金を気にせず聴き放題できる上、自分だけのプレイリストを作って音楽を楽しめます。
今回は白石さんに、myヒッツで保存した曲を使って、DJ目線から「dヒッツ」で聴きたい“白石稔ソング10選”と“高まるランティス楽曲10選”のプレイリストを作って頂きました。ポイントはどこでしょう?
“白石稔ソング10選”に関しては、アニソンDJをやっている僕が、自分の曲でどのような順番で聴いていったら徐々に高揚していって、最後にバッチリ盛り上がるかの流れを考えました。
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「ガチでいこうぜ!」の話はさっきしましたが、それ以外はそれぞれがどういう曲なのか、この順番で聴いて楽しんでもらえたらなぁと思います。
――では、ご自身の楽曲抜きでの“高まるランティス楽曲10選”プレイリストのポイントは?
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『GANGSTA.』のオープニング曲「Renegade」からスタートするのですが……
もっとスローテンポな曲から始める手もあるけれど、1曲目はパンチのあるナンバーを持ってきたいなと思って。
R・O・N君が作ったこの曲は、初めて聴いた時かっこよすぎて痺れましたね。
そして僕は、前半の内にネタ曲を入れていきたいんです。「絶対誰もかけないだろうなこの曲」っていう曲を活かしていきたくて。
今回選んだ『日常』に出てくるサブキャラ・校長のキャラクターソング「校長のチョーチョー校長」はもう恐ろしいくらいカオスな曲なので、どれだけカオスか一度聴いてみてください(笑)。
そして中盤に入れた『喰霊-零-』の主題歌「Paradise Lost」。
僕が出演した作品の曲ということで、曲自体にも思い入れがありますし、DJとしてもここでお客さんにコールで盛り上がって欲しくてチョイスしました。
大橋綾香さんの歌う『さばげぶっ!』オープニング「YES!!」は、単に僕が大橋さんが好きっていう、ガチオタな話で(笑)。でも初めてこの曲を聴いた時、軽快なガールズロックナンバーで、すごくいい曲だなぁと思いましたねぇ。
そして、今回はアニソン中心で話していましたが、僕は特撮もすごく好きなので、特撮番組『トミカヒーロー レスキューファイアー』のオープニング「レスキューファイアー」。
いい曲を沢山輩出してきたJAM Projectですが、その中でも僕はこの曲が特に大好きです。
お客さんもリズムを取りやすいからどんどん盛り上がれるし、ここはDJとして“聴いている人がノリを掴みやすい”曲をピックアップしました。
どの曲もいい曲なので、ぜひ一度、DJ白石稔が組んだ曲順で聴いて、楽しんでもらえたら嬉しいです。
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――白石さんからみた“アニソンの魅力”を教えてください。
“アニソンの魅力”は、形に囚われないところですかね。
特に今は色んなアーティストの人がアニソンを歌っていて、洋楽ですらアニソンになっていて。
僕、オーストラリアのSavage Gardenという、既に解散してしまったアーティストが大好きなんですけど、まさかこの時代にSavage Gardenのデビュー曲「I Want You」が『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』のエンディングとして起用されて、そして自分がアニソンDJとして彼らの曲を掛けるだなんて思ってもみませんでした(笑)。
サビで必殺技を叫ぶ“世界観に寄せた”昔ながらのアニソンもあれば、時代劇だったのにまったく新しいアプローチをしてきた『るろうに剣心』のオープニング「そばかす」(※)みたいな曲もあるし、十人いれば十通りの“好きなアニソン”がある。
アニメが好きだからその作品のアニソンを好きになることもあれば、曲から入ってそのアニメを知ることもある。
年齢も関係なくて、世代を超えて一緒に楽しむことが出来る。
その幅広さがアニソンの魅力だと思います。
――今回、白石さんにプレイリストを作って頂きましたが、「dヒッツ」ではユーザー参加型の “オリジナルプレイリスト投稿企画”も随時開催しています。最後に、白石さんから“プレイリストを組むコツ”のアドバイスを頂けますか?
僕自身、昔はDJでのプレイリストやセットリストを組む際に、その楽曲の勢いや作品の符号性、歌詞やワードばかりに気を取られていたのですが、ある時、“BPM(ビーツ パー ミニッツ)”を揃えて選曲する方法を教わって。
“BPM”というのは、曲のテンポやスピードを表す単位なのですが、これ(テンポ)が近い曲同士を並べていくと、単に勢いだけでなく音楽として耳に馴染みやすいセットリストを作ることが出来るのでオススメです。
ただ、“音楽的”な部分ですごい綺麗にセットリストを作るのもいいけど、音楽理論を無視してひたすら「この選曲、この順番、誰がどう聴いても完全にオタク!」というプレイリストを作ってもいいわけだし、“ちゃんとしてる”よりも“ちゃんとしてない”方がおもしろいこともあります。
あんまり堅くならず、まずは「自分なら、こういう順番でこういうアニソンが流れたら楽しくなれるんじゃないかな?」という気持ちで楽しんでみて欲しいですね。
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※インタビュー中に名前が挙がった「そばかす」も「dヒッツ」で配信中です。「dヒッツ」は初回31日間無料のため、この機会に白石さんのプレイリストと合わせてお楽しみください。
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