――本作はみなさんが主役を演じた『まほプリ』『プリアラ』『はぐプリ』が共演しますが、この3作品のTVシリーズの最終回では次の作品にバトンタッチ的な、次年度の主役と共演する物語が描かれました。
高橋
私が『ゴープリ』の最終回にお邪魔した時は本編後の1分~2分尺でした。
美山
私の代からですね。
高橋
『まほプリ』と『プリアラ』の時系列が繋がった!? みたいな噂を聞いたんですが、いちかちゃんが私たちの最終回に来てくれた時はひとりでお店を開いていたんですよ。それって、どこの時系列なんだろうって。いちかちゃんたちの間でいろんなことがあった後なのか、はたまたパラレル設定だったりするのか。想像する面白さがありました。
美山
妄想できるのが楽しいですよね。でも私、『まほプリ』の最終回に出演すると聞いてめっちゃ緊張したんです! で、終盤の放送を見ていたら、号泣ですよ、本当に……。仲間ってなんて素晴らしんだろうってすごく感動したんです。だから『まほプリ』の最終回に私が出ていいのかな、この感動はこの感動でファンの人にひとつの作品として楽しんでもらったほうがいいのでは? と思っていました。なのでそういうプレッシャーがありつつも、せっかくのバトンをちゃんと受け取らなきゃと頑張りました。
はなちゃんが『プリアラ』に来た時はいつもの感じというか、ヤパパが現場にいた! みたいな空気感だったと私は思っていて、だからすごいなって。
引坂
ヤパパとして参加させていただいた『プリアラ』に、今度は『はぐプリ』のはなちゃんとして参加でき嬉しかったです。
美山
あの日はヤパパを演じながら、はなちゃんも演じていたよね!
引坂
ヤパパからもバトンタッチされる豪華な話で、だからこそ自分のなかでバトンを受け取るんだ、次に繋げていくんだって気持ちがありました。これまで関わらせてもらった『プリアラ』の仲間のみなさんが見ているなか、私が次のバトンを繋ぐというのがなんて責任重大なんだろうって。なかなか緊張が止まらなかったですが、それも温かく見守っていただけました。
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美山
これは引坂さんだからこそだよね。
――ここまでお話を聞かせてもらって、シリーズが違っても他のキャストさんとの交流はけっこう多そうですね。
高橋
今回集まった3人は年齢が近いから、というのもあるかも。
美山
歴代のプリキュアの方との交流の機会もけっこうありますよね
高橋
先代からのつながりもふくめて、仲の良い人ばっかりですね。
美山
高橋さんだと、キュアパルフェ役(キラ星シエル)の水瀬いのりちゃんもそうだよね。
高橋
いのりちゃんとは共演がとても多くて。あとひとつ前の世代で言うと、私はキュアマーメイド役(海藤みなみ)の浅野真澄さん原作の『それが声優!』で初めて主演をやらせてもらったこともあって、もう業界に引き抜いてもらった生みの親みたいな感覚もあります(笑)。