「DEVILMAN crybaby」内山昂輝×村瀬歩インタビュー「ここまでやるか!という手加減無しの表現を味わってほしい」 2ページ目 | アニメ!アニメ!

「DEVILMAN crybaby」内山昂輝×村瀬歩インタビュー「ここまでやるか!という手加減無しの表現を味わってほしい」

1972年にTVアニメと週刊少年マガジン連載漫画という二つのスタイルでこの世に生まれ出た『デビルマン』。スタンダードなヒーローものに近いTVアニメ版に対し、漫画家・永井豪による漫画原作版は、

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■村瀬「考える余地のある、語り合ってほしい作品」

――ところで、本作はNetflix独占配信作品ですが、Netflix作品ならではのポイントはありますか?

内山
バイオレンスやセクシャルな描写は、普段参加しているTVアニメでは全く見たことがないようなレベルだし、作品内容が必要とするものを手加減せずに表現するのはとても意義のあることだと思います。


――それはアニメというジャンルの表現の幅として、ということですか?

内山
そうです。TVシリーズだとやっぱり制約はあるだろうけど、本作をみんな観て「こういうのもアリだよね」となれば、作品の内容はもちろん、公開の仕方なども含めて業界の雰囲気が変わってくる可能性があると思います。まあ、全部が全部こういうハードな内容だと観る方も大変だと思いますが(笑)。

村瀬
いやーもうシンドイよー!(笑)

内山
一方でこういう振り切った作品も面白いね、という空気が生まれればいいなと期待しています。


村瀬
あと、1話から10話まで一挙に公開されるので、待たなくていいというところもNetflixならではですね。1話見て「続きが気になる! ヤキモキ」とならなくていいし、一気に完結まで見られるという点で、Netflixはいい媒体だなと思います。

村瀬歩さん
――それでは最後に、これから『DEVILMAN crybaby』を見る方、特に本作で初めて「デビルマン」に触れるみなさんへのメッセージをお願いいたします。

内山
原作を知らない人なら、まず『DEVILMAN crybaby』を観ていただいて、そこから原作を読んでみるという流れも全然アリだと思います。
Netflixならではの、チャレンジングな姿勢で作られた作品です。「ここまでやるか!」という表現の自由の心地よさを存分に味わってほしいと思います。

村瀬
原作自体、日本のアニメ・漫画史で知らない人はいないという名作ですが、それが今の時代にフィットする形でリビルドされていて、そこに作り手側の意識やメッセージを感じられる作品だと思います。
見た後、いろんな意見が持てる、考える余地のある作品なので、友達と見るかそれぞれひとりで見て、「ここはこうだったよ」「俺はこう思うよ」と語り合って楽しんでほしいな、と思います。

内山
家族みんなで観たらどうなるかなあ(笑)。

村瀬
家族で見たら凍るよ!(笑)

――おのおの見るのがオススメですね(笑)。ありがとうございました!
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《いしじまえいわ》

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