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「Fate」今さら聞けない“聖杯戦争”―第2回 成り立ちや御三家の関係を解説

2017年10月14日より公開されているFate/stay night[Heven’s Feel]』は、7週までの来場者プレゼントが公開し、話題となっている。興収記録も順調に伸び、好調な様子だ。また、アプリ『Fate/Grand Order』も、復刻のクリスマスイベントの発表などがネットでトレンドとなった。

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◆アインツベルン、間桐、遠坂の御三家とは?
アインツベルンは錬金術に長けている名家で、ホムンクルスなどを作り出している。聖杯戦争ではシステムや小聖杯となるホムンクルスを用意。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンやアイリスフィール・フォン・アインツベルンもそのホムンクルスである。元は人形に近く、感情があるようなものではなかった。しかし第三次聖杯戦争で破壊されてしまったこともあり、第四次聖杯戦争のアイリからその場の状況によって自ら行動を起こせる自己管理型となった。しかしその時に、アインツベルンのマスターとして参加させた衛宮切嗣が裏切ったため、次の第五次聖杯戦争では小聖杯であるイリヤ自身がマスターとして参加した。目的は第三魔法「魂の物質化」で、要約すると不老不死。

間桐は日本の魔術師ではなく、元は“マキリ”という名前だった。しかし日本に移ってから「間桐」とし、読み間違えられる“マトウ”に呼び方を換えている。吸収の魔術や使い魔の創造に長けていて、サーヴァントや令呪などのルールを作り出した。初代当主であるマキリ・ゾォルゲンは『Fate/stay night[Heven’s Feel]』にも登場する間桐臓硯その人で、何百年と生きている。当初の目的は「あらゆる悪の廃絶」だったが、長年生き続けてその考えも歪んでしまい、目的も変わってしまった。主に蟲を使い魔として使役している。
この間桐家は、魔術を発動するのに必要な魔術回路が代々薄れてしまい、間桐慎二の代にはなくなってしまった。なので魔術師ではない慎二は、元のマスターの令呪を「偽臣の書」という本に移行し、譲渡される形でマスターになっている。

遠坂は冬木の霊脈を管理してきた魔術師の名家。この霊脈があることにより、聖杯戦争のような儀式を行う魔力を扱う事ができる。さらに日本と言う異邦のため、聖遺物に厳しい「聖堂教会」の目を欺く事も可能となった。
遠坂家は宝石への力の転移が得意で、師にキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグを持つ。このゼルレッチは『月姫』など他のTYPE-MOON作品にも登場する魔法使いのスーパーおじいさんで、その界隈では超有名人。この師が残した宿題が、『Fate/stay night[Heven’s Feel]』でとんでもないことを起こす。
ちなみに『Fate』世界では魔術師と魔法使いは大きく違うもので、魔術というのは人間の力でも可能な「火を付ける」や「壊れたガラスを直す」といったものを指す。そして魔法は人間では不可能な「不老不死」や「過去・未来・並行世界に行く」といったものがあり、第六魔法まで存在している。

この三家は協力し合いながらも、相手を殺さなければ目的が達成できないという立場なので、仲良くはない。ただし、お互い利となることのために何らかの干渉は行っている。
第五次聖杯戦争ではイリヤスフィール・フォン・アインツベルンがバーサーカーのマスター、間桐慎二がライダーの仮のマスター、遠坂凛はアーチャーのマスターとなって戦っている。それぞれの運命は、ストーリーによってかなり大きく変わるので、ぜひ追ってほしい。

第二回はここまで。次の第三回目は「サーヴァント」を解説予定、お楽しみに。
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