「カーズ/クロスロード」泥レースの本編映像公開 ピクサーが挑戦した泥の表現に注目
「カーズ」シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』は7月15日に全国公開を迎える。このたび、本編映像の一部配信がスタートした。ピクサーが最新技術を集結して初めて挑んだ泥の中でのレースシーンが映し出されている。
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本編映像には主人公のマックィーンとトレーナーのクルーズが、クルマ同士で潰し合うデモリッション・ダービーに参加する様子が確認できた。泥にはまったら破壊されるという恐怖を生み出すため、泥のリアルな質感が表現されている。
ピクサーはこれまでも様々な作品で最新技術を盛り込み、多くのファンを驚かせてきた。1995公開の『トイ・ストーリー』は初のフルCGアニメーション作品となり、2003年公開の『ファインディング・ニモ』ではCGで最も難しい表現の一つと言われた水中を描くことに成功。そして『カーズ/クロスロード』では液体でも固体でもない泥の表現にチャレンジした。
「カーズ」シリーズ全作品に携わり、本作ではエフェクト・スーパーバイザーを務めるジョン・ライシュは「泥はどのように分離するのか? ネバネバしているのか? サラサラしているのか? どう表現すべきか検討もつかなかった」と泥の表現の難しさを明かす。
この最難度の表現を作るヒントになったのは、ブライアン・フィー監督の「スープに入ったオートミールの塊のように描きたい」という一言だった。その言葉を出発点に、エフェクト部門のスタッフたちは実際に手を汚しながら泥を作り、ビデオに収めながら試行錯誤を繰り返すことでリアルな表現を獲得していった。
ブライアン・フィー監督は「僕らは泥を作るというアイディアを思いついた当初から、その難しさを分かっていた」と困難を承知の上で泥にチャレンジしたと語る。「でも誰も“それはやれない”と言ったりしない。むしろ“なんでもやりたいことを思いついたらいい。そのやり方を見つけよう”と言うんだ。それがピクサーで働くみんなの素晴らしいところだよ」とピクサーの秘密を打ち明けた。
『カーズ/クロスロード』
7月15日(土)ロードショー
(c)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
《高橋克則》
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