「坂道のアポロン」実写映画化知念侑李、小松菜奈、中川大志ら出演

人気漫画家・小玉ユキ原作で2007年11月号から2012年3月まで「月刊flowers」で連載された『坂道のアポロン』。名作と名高い本作が、いよいよ実写映画化されることが発表された。
単独初主演となる「Hey! Say! JUMP」の知念侑李、共演に中川大志、小松菜奈の出演が決定。メガホンを取るのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『ホットロード』の監督を務め、青春映画の名手として知られる三木孝浩だ。

『坂道のアポロン』は『このマンガがすごい！2009』オンナ編で1位を獲得し、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化。その際には、本格的なジャズサウンドが話題を呼んだ。
知念が演じるのは都会から長崎県・佐世保市へと引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな主人公・西見薫。そして、中川が演じるのは学校一の荒くれ者で、“札付きの不良”と恐れられる川渕千太郎。小松はそんな千太郎の幼なじみで、薫が想いを寄せる町のレコード屋の娘、迎律子を演じる。彼らの切ない恋と、胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する、青春音楽ラブストーリーとなっている。

知念は昨年9月よりピアノの練習を開始し、2度目の練習をした際は、家で自主練して完璧に覚えてくるという完璧主義な一面を見せている。「この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います」と意気込みを語っている。
中川もジャズ・ドラムは未経験ながら、基礎を覚え、楽曲の練習に入ってからも、その場で習ったフレーズをすぐに叩けるという驚異の上達を見せている。「僕自身、元々音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来る事がとても嬉しいです。千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います」と知念に負けず劣らずのモチベーションを語った。
中川と共に、佐世保弁での演技に挑む小松は「今回この映画では佐世保弁のセリフなので慣れない言葉遣いですがそれに引っ張られず感じた事や感情を大事にして、初めて共演するお２人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです」とコメントを寄せている。

満を持していよいよ実写映画化される本作。今後の続報が待ち遠しいところだ。

『坂道のアポロン』
2018年ロードショー

（C）2018　小玉ユキ・小学館／映画『坂道のアポロン』製作委員会