映画 「夜明け告げるルーのうた」 劇場予告公開
湯浅政明監督最新作の『夜明け告げるルーのうた』の劇場予告が公開された。
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話題作を提供し続けてきた湯浅の待望の初オリジナル作品である本作は、各界からの注目が集まっている。いよいよその予告が公開された。
湯浅作品の特徴のひとつはポップなキャラクターと、ビビッドな色彩感覚だ。観客の酩酊を招く独特のパースどり(遠近図法)や、美しく揺れる描線など、独自の世界観の構成から、『マインド・ゲーム』で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した。それ以降も第一線で活躍し続けている。
そんな中、初のオリジナル作品として公開される本作。人魚のルー役に谷花音、主人公のカイに下田翔大、ルーのパパに篠原信一という異色キャストをはじめ、寿美菜子や斉藤壮馬などの若手実力派声優も配役され、その内容に注目が集まっている。
公式サイトで公開された予告編は、心を閉ざした少年・カイが、不思議な人魚の女の子“ルー”と出会い、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていくさまをエモーショナルに映し出されていく。疾走感と躍動感に溢れた湯浅ワールド全開の初出し映像も多く加わり、斉藤和義が歌う主題歌、「歌うたいのバラッド」に乗せ、壁を越えようとする少年カイの心からの叫びが描かれる予告編は本編への期待をますます高まらせる仕上がりとなっている。
「心から好きなものを、口に出して『好き』と言えてますか」という湯浅の抱いた疑問から始まった本作。不器用で自分の想いを告げることができない『夜は短し歩けよ乙女』の主人公である先輩と奔放な黒髪の乙女の関係性と形は違えど、共通のテーマ性を持つ本作。どのような描き方をされるのか興味はつきない。
待望の公開日は5月19日。『夜は短し歩けよ乙女』に続く劇場作品がどのように描かれているのか、公開が待ち遠しいところだ。
『夜明け告げるルーのうた』
2017年5月19日公開
(C) 2017 ルー製作委員会
《尾花浩介》
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