映画「暗黒女子」岡田麿里の起用理由をプロデューサーが語る
月1日、映画『暗黒女子』が全国公開される。本作はアニメ脚本家・岡田麿里の実写映画デビュー作として注目を集めている。このたび、プロデューサーが岡田を起用した理由について解き明かした。
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岡田麿里はTVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や映画『心が叫びたがってるんだ。』など、数多くの人気作を手がけてきた。『暗黒女子』は彼女が実写映画で初めて脚本を担当する作品になった。
明石直弓プロデューサーは岡田の起用理由について、原作で描かれている「ミッション系お嬢様学校の中に併設された文学サロンに集まる美少女たち」という設定が理由だと語る。本作はどこか非現実的でありながら、そこで生きている少女たちの生態がリアリティに満ちている。それゆえに実写畑の人間ではなく、アニメに携わった人物に脚色してもらった方がいいのではないかと直感したそうだ。
また岡田がダークファンタジーとゴシックという、本作と似た世界観を持つ『黒執事』のTVアニメと舞台に関わっていたことも大きな決め手となった。
劇中では原作にないオリジナルのシーンも多数登場する。学校のマドンナ・いつみが他の生徒たちと対決を繰り広げる場面もその一つだ。2年生の志夜が3年生のいつみに向かって「ババア」と強烈なセリフを放つのが印象的で、切羽詰まった人間の滑稽さとリアルさが描かれた名場面に仕上がっている。原作ファンのみならずアニメファンも要注目の一作である。
『暗黒女子』は秋吉理香子のミステリー小説が原作。学園で起きた死亡事件の謎に迫る女子高生たちを描いている。主演女優には清水富美加と飯豊まりえを起用した。
『暗黒女子』
4月1日全国ロードショー
(c)2017「暗黒女子」製作委員会 (c)秋吉理香子/双葉社
《高橋克則》
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