米アカデミー賞、長編アニメ賞は「ズートピア」が獲得「レッドタートル」は逃す

第89米国アカデミー授賞式が、2月27日米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた。このうち「長編アニメーション賞」は、2016年公開のディズニー映画『ズートピア』が獲得した。スタジオジブリが製作に関わった『レッドタートル　ある島の物語』は受賞を逃す形となった。

『ズートピア』は、動物たちが人間のように暮らす大都会を舞台に、ウサギで初めて警察官になった主人公・ジュディの活躍を描く。2月4日には「アニメのアカデミー賞」と称される第44回アニー賞でも、アニメーション映画賞をはじめとし計6部門を獲得していた。

ノミネートに挙がっていたジブリの『レッドタートル　ある島の物語』は、受賞を逃す形となった。ジブリ作品はこれまで『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』と4年連続で「長編アニメーション賞」の候補作に挙がっていたが、いずれも獲得には至らず本作での受賞に熱い視線が注がれていた。

短編アニメーション賞は、ピクサー・アニメーション・スタジオの『ひな鳥の冒険』が獲得した。アニメーターとして、ピクサーの『バグズ・ライフ』や『ファインディング・ニモ』などに参加した、アラン・バリラーロの初監督作品だ。美しい海辺を舞台に、巣を出たばかりのひな鳥の冒険を描く。

【第89米国アカデミー授賞】
長編アニメーション賞
『ズートピア』

短編アニメーション賞
『ひな鳥の冒険』

『ズートピア』
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