2016年のアニメはイケメンパラダイス!? アニメ女子座談会2016 -前編- | アニメ!アニメ!

2016年のアニメはイケメンパラダイス!? アニメ女子座談会2016 -前編-

2016年も終わりに近づく12月、2015年に続き1年の振り返り企画「アニメ女子座談会2016」を実施。アニメ!アニメ!編集部を含むアニメ大好き女子が集合し、2016年のアニメについて語ってもらった。

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2016年のアニメはイケメンパラダイス!? アニメ女子座談会2016 -前編-
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2016年も終わりに近づく12月、2015年に続き1年の振り返り企画「アニメ女子座談会2016」を実施。アニメ!アニメ!編集部を含むアニメ大好き女子が集合し、2016年のアニメについて語ってもらった。
座談会に参加したのは社内でアニメ好きの谷内さん、諌山さん、下田さん、アニメ!アニメ!編集部のタカロクの4名。2016年はアニメ好き女子にとってかなり豊作とのこと、その本音はいかに?

■ 女性向け、アイドル作品が目立った2016年

まず2016年のアニメの印象を聞くと「アイドルものが多い」という意見が。『ラブライブ!サンシャイン!!』や『アイドルメモリーズ』、女児向けの『プリパラ』、『アイカツスターズ!』といった女性アイドルをテーマにした作品をはじめ、『B-PROJECT 鼓動*アンビシャス』、『ツキウタ。THE ANIMATION』、『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター』、『ドリフェス』など男性アイドルをテーマにしたものも多く放送された。

アイドル作品で目につくのはなんといっても「ライブシーン」、手描き、CGそれぞれの良さがあるが、『B-PROJECT』について「全部動かしてる!」と感動したという下田さん。「曲がすごく良くて、ライブに行きたかった」と続け、「2期待ってます!」と続編への期待も見せた。
ゲームの発売を控えている『うたプリ』は、「今回はゲームに寄せたストーリー」と見守り続ける谷内さんが分析。「HE★VENS」のキャラクターが新たに加わったが「全員キャラクターが濃い」と話し、「既存のキャラクターたちに負けていない」という意見には全員が頷いた。神宮寺レンのメイン回には「毎回神回」「乙女ゲームであることを思い出した」と語り合ったが、「実質みんな春ちゃんにフラれてるよね…」「音楽のことしか考えられないって言ってましたからね」と…最終的には全員春歌ちゃんには幸せになってほしいという意見が一致した。
こうしたアイドル作品のヒットから「テレビでやっているCDのランキングもすごかった」と独占率にも驚いた一年だった。


イケメンな男性キャラが多数登場するアニメは、乙女ゲーム原作も多く『スカ―レッドライダーゼクス』や『ノルンノネット』、『マジきゅんっ!ルネッサンス』、『プリンス・オブ・ストライド』や『薄桜鬼-御伽草子-』なども。他にもハードボイルドな『91Days』と『ジョーカーゲーム』もあげられたが、一年を通して女性ファン的にスポットが当たったのはやはり「アイドル」だったようだ。

■ 少女漫画らしくない少女漫画?漫画原作は豊富

「少女漫画原作が減ったような気がした」とタカロクが切り出したが、実際の所2015年と比較して2倍以上放送されている。2016年は『赤髪の白雪姫』第2期や『虹色デイズ』、『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』や『初恋モンスター』、『私がモテてどうすんだ』などがテレビアニメ化。そのラインナップから「いわゆる“少女漫画”っぽくない作品が多かった」という結論に。
『初恋モンスター』は「ぶっとんでいて、何も覚えていない。とにかく笑いながら見てた。声優さんの小学生の演じ方が面白くて…」と谷内さん。「あんな小学生がいたら…仕方ないよね」と話すと、全員無言で頷いた。

全体的に見ると漫画原作が豊富だった2016年は、1月から話題となった『僕だけがいない街』が放送された。映画の公開や原作の最終回のタイミングが同時期で盛り上がった本作は「面白かった」と絶賛。タカロクは「1月に放送されていたこともあって、描かれている北海道が本当に寒そうだった」と話し、1クールをBOX2つに分けて発売する方法に「斬新だった」という声があがった。
さらに1月は『昭和元禄落語心中』も放送され、「落語が分からないままアニメを見たけど面白かった」と初心者でも楽しめる内容であることが高評価。「椎名林檎が曲を作るなんて…」と楽曲に驚いたことや、「キャスティングが絶妙で、一流の声優が揃った」「10代から年老いていく八雲を演じる石田彰さんがすごい」という意見も出た。第2期が2017年1月から放送されるとあって、楽しみな作品の一つとなっているようだ。


ジャンプ作品も多く放送されたが、座談会では『斉木楠雄のψ難』が中でも多く語られた。諌山さんは「男性キャラの声優さんが豪華ですごい!」と話し、さらに「ギャグマンガ原作は演じるのが難しいと思うけど、声優さんたちの演技力がすごかった」と谷内さんも納得の様子。
同じく少年漫画原作では、タカロクから『モブサイコ100』が挙げられ、「元々原作が面白いだけにアニメはどうなるかなと思っていたけど、うまく落とし込んでいた」「2期も放送してほしい!」と続けた。しかし女性ファンの増加に「まさかオトメディア※の表紙になるとは…」と驚きの声も上がった。

※「オトメディア」学研プラスから発売する女性向けのアニメ雑誌

『甘々と稲妻』は「原作のあの雰囲気を忠実に出してくれて良かった」とタカロク。声優ファンの谷内さんは中村悠一さんの父親役について熱く語り「毎晩震えてた…」と新たな新境地を築いたことを明かした。さらに「子役を子どもがやっているアニメは神アニメですよね」と下田さんも続け、全員から拍手が贈られた。

(後編に続く)

《タカロク》

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