『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展』安彦良和と池田秀一も来場「スタッフの息吹を感じてほしい」
2016年8月3日より「GUNDAM PRODUCT ART機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」が松屋銀座で開催される。来場した安彦良和総監督とシャア・アズナブルを演じる池田秀一のトークも含めてレポートする。
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展示では、マンガの生原稿に加え、アニメの成り立ちを解説する映像、アニメの制作資料・原画など、多彩な資料が並んでいる。マンガの原稿はカラー原稿が多く、アニメでも有名なアムロ・レイがブライト・ノアに殴られるシーン、アムロがララァと出会うシーンなどが展示されていた。筆のタッチはもちろん、彩色の色味など細部まで確認できる。
アニメに関する展示では、『THE ORIGIN』の1話から3話、そして11月に上映予定の4話の資料と原画が展示されていた。ほとんどが初公開のもので、その数は約200点と膨大だ。絵コンテは安彦総監督自ら書いたものが展示されていた。資料は一人一人のキャラクターはもちろん、武器や道具、服や帽子など細かい部分まで緻密に設計されていることが分かる。このほかアフレコ台本や、初お披露目という10分の1のRX-78-02ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)が展示されていた。
この日の内覧日には、安彦良和と池田秀一も来場。池田は資料による緻密な設計などを見て「こうして作品に参加できて嬉しい」と喜びを見せる。それに対して安彦は、色味のない原画や資料の数々に「地味だな、大丈夫かな?」と心配しつつも、「全部生なんです」「現場のにおいを感じてもらえたら」と見どころを語っていた。
続いて11月に上映予定の第4話についても話題が移った。アフレコ現場にアムロ・レイを演じる古谷徹が合流し、その時の様子について「2人が並んでよりガンダムらしくなった」と安彦。アムロとしての古谷徹と久しぶりに会ったという池田は「なかなか良かったですよ」と感想を述べた。さらに「アムロと飲んでしまった。久しぶりに美味しいお酒でした」と話し、取材陣の笑いを誘っていた。
内容については第3話に続き「原作にはない、また良いセリフがある」と池田は明かし、「お楽しみに」と続けた。安彦は、アニメの中でシャアとララァのエピソードがうまくなじんだそうで、「見ていただければ分かります」と気になるコメントを残した。
安彦は「全部生の素材です。目を近づけて、生の原画であることを確認して、スタッフの息吹を感じてほしい」と来場者へのメッセージを語った。今回の展示は11月の上映に向けて、さらにファンの期待も高まりそうだ。
(C)創通・サンライズ
《タカロク》
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