アヌシー国際アニメーション映画祭 「TOKYO」にフォーカスした企画ピッチ開催 | アニメ!アニメ!

アヌシー国際アニメーション映画祭 「TOKYO」にフォーカスした企画ピッチ開催

フランスでアヌシー国際アニメーション映画祭が開催される。ここで日本の作品だけを集めたピッチが開催される。「Focus on Tokyo(東京特集)」とタイトルされたものだ。

ニュース 海外
注目記事
    
     全 1 枚 拡大写真
2016年6月13日から18日まで、フランスでアヌシー国際アニメーション映画祭が開催される。アヌシーは世界最大規模のアニメーション映画祭として知られるが、その役割は作品上映やコンペティションだけにとどまらない。国際見本市のMIFAやセミナー、シンポジウム、人材リクルートまで様々だ。
作品企画などをプレゼンテーションするピッチもそのひとつ。期間中、世界各地で練られた新作企画が持ち込まれ、映画会社や放送局、プロデューサーらに紹介される。これをきっかけにビジネスパートナーを得ることも多い。

今年はここに日本の作品だけを集めたピッチが開催される。「Focus on Tokyo(東京特集)」とタイトルされたもので、東京に拠点を持つ企業・クリエイターのアニメ企画を4つ、まとめて取り上げる。
プレゼンテーションをするのは、ファンワークスの高山晃、NEFT FILMの深瀬沙哉、ピコナの吉田健、そしてアニメーション作家・イラストレーターとして活躍する加藤タカの4人。いずれも今後、新たな展開を狙う企画をアヌシーに持ち込む。全体のセッションのモデレーションはサンブリッジの山口晶が務める。

今回のピッチ企画は、東京都が都内のアニメーション文化、産業振興を目的に実施するものだ。都内に拠点を持つ制作者で今後、海外展開を目指す制作者を同時に紹介することで、それを実現につなげる。
近年、コンペティションなどでは、コンペイン作品や上映作品も増え日本の存在感は拡大している。一方で、ビジネスの場であるMIFAでの存在感は必ずしも大きくない。とりわけ作品の企画が生まれるピッチに日本から参加があるのは稀だ。そうしたなかで「Focus on Tokyo」とまとめて4つの作品が挙がることで、現地での関心も呼びそうだ。日本のアニメーション企画が、アニメーション文化の本拠地とも言える場でどのように受け入れられ、評価されるのか、そして新たなビジネスにつながるのか注目である。

アヌシー国際アニメーション映画祭&MIFA
Annecy International Animated Film Festival and Market (MIFA)
http://www.annecy.org/home

《animeanime》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]