東京アニメアワード・コンペ部門各賞発表 長編グランプリに「TOUT EN HAUT DU MONDE」
2016年3月18日から21日まで、東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催された東京アニメアワードフェスティバル2016にて、コンペティション部門の各賞が発表された。
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コンペティション部門は長編部門24作品、短編部門523作品の中からグランプリ、優秀賞など各賞が選ばれた。国際映画祭らしく受賞作品はヨーロッパ、中国、インド、オーストラリア、そして日本と多岐に渡り、授賞式が行われた映画祭最終日を盛りあげた。
長編部門のグランプリに輝いたのは、フランスとデンマークが共同製作した2Dアニメーション『TOUT EN HAUT DU MONDE』(Remy Chaye監督)である。女性探検家の生涯をシンプルで力強く描いた。
また優秀賞は、中国アニメーション映画で史上最大のヒットとなった『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』(田暁鵬監督)が選ばれた。こちらはフルCGでたっぷり表現した映像が見どころと対照的な受賞となった。
短編部門のグランプもヨーロッパからだった。こちらはクロアチアとデンマークの合作『Off Belay』、山登りをテーマした2Dアニメーションである。
優秀賞は2作品だった。インドの『Fisherwoman and Tuk Tuk』(Suresh Eriyat監督)は独特のキャラクター造形と、色づかいが魅力だ。もう1本は日本の木畠彩矢香さんの『息ができない』である。これまでも国内外のアワードをたびたび受賞してきたが、独自のサンドアニメーションでここでも大きな評価を受けた。
また、SEIKO賞はオーストラリアのMikey Hill監督による『The Orchestra』が決まった。
長編部門グランプリの挨拶に立った『TOUT EN HAUT DU MONDE』のDYENS RONプロデューサーらは、日本のアニメに対するリスペクトも交えながら、喜びの挨拶をした。また、審査委員の八木竜一氏は、「本当に素晴らし作品。シンプルでいて緻密な計算がある」、そして「最後まで引っ張って行く」とし、素晴らしい作品に出会えたと作品の魅力を紹介した。
東京アニメアワードフェスティバル2016コンペティション部門受賞作品
[長編部門]
■ グランプリ
『TOUT EN HAUT DU MONDE』
監督:Remy Chaye
■ 優秀賞
『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』
監督:田暁鵬
[短編部門]
■ グランプリ
『Off Belay』
監督:Mataie Sinisa
■ 優秀賞
『Fisherwoman and Tuk Tuk』
監督:Suresh Eriyat
『息ができない』
監督:木畠彩矢香
[SEIKO賞]
『The Orchestra』
監督:Mikey Hill
《animeanime》
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