日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞に「ラブライブ!」も 5作品を発表
第39回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞が18日に発表された。受賞したのは5作品だ。
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製作本数の増加や映画文化における存在感の高まりもあり、第30回(2007年)からは優秀アニメーション作品賞、最優秀アニメーション作品賞も設けられている。今年で10回目となるこの優秀アニメーション作品賞も18日に発表された。
受賞したのは5作品、『心が叫びたがってるんだ。』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』『バケモノの子』『ラブライブ!The School Idol Movie』である。いずれも2015年の話題作で、現在の日本アニメーション文化の豊かさを示す幅広い作品となっている。
『心が叫びたがってるんだ。』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で高い評価を獲得したスタッフが長井龍雪監督のもと再結集、ある事件から言葉を話せなくなった少女が言葉を取り戻すまでを情感たっぷりに描いた。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』はこれまでも数多くの賞に輝いてきた原恵一監督の最新作、葛飾北斎の娘であるお栄を中心に江戸の情緒を映像化した。すでに世界各国でアニメーション賞の受賞を重ねている。
さらに大ヒット作が3本並んだ。世界的に人気のシリーズを新たな物語で映画化した『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は世界興収77億円。『バケモノの子』は国内興収58億5000万円で、細田守監督の作品の人気の高さをみせつけた。
深夜アニメ発としては過去最高の興収28億円突破の話題作『ラブライブ!The School Idol Movie』も受賞作のひとつだ。作品から登場したユニットがNHK紅白歌合戦に出演するなど一大ムーブメントを巻き起こしている。その波が、日本アカデミー賞まで達した。
今回の優秀賞決定を受け、2016年3月4日には、東京港区のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて授賞式が開催される。この場で優秀アニメーション賞5作品の中から、さらに最優秀賞が決定し、発表される。
当日は、各賞受賞者、受賞関係者に加えて、前回の受賞者もプレゼンターとしてゲストに招かれる。アニメーションでは『STAND BY ME ドラえもん』の八木竜一監督がこれを務める。総合司会は西田敏行、宮沢りえが担当する。日本の映画人が多数集まる豪華な一日となりそうだ。
第39回日本アカデミー賞
優秀アニメーション賞受賞作品
『心が叫びたがってるんだ。』
『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
『バケモノの子』
『ラブライブ!The School Idol Movie』
《animeanime》
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