シャア専用ザクが「錫製ぐいのみ」に　ガンダムと富山・高岡鋳物がコラボレーション

テレビ放送36年目を迎えた『機動戦士ガンダム』と、400年以上の伝統を持つ富山県の高岡鋳物がコラボレーションする。高岡鋳物は錫(すず)で作られた各種商品で知られているが、今回はRX－78とシャア専用ザクをテーマに個性たっぷりのぐいのみを開発した。
商品は「GUNDAM 錫製ぐいのみ」で、100％錫製になっている。プレミアムバンダイにて発売、2016年1月8日からすでに予約を受け付けている。

高岡鋳物は、1611年に加賀藩主の前田利長が高岡の繁栄を図るため同地に鋳造師を呼び寄せたことに始まる。以来、釣鐘から銅像などの細かい作品まで造り上げる多彩な鋳造技術は全国的にも有名だ。
「GUNDAM 錫製ぐいのみ」は、その「高岡鋳物」の技術を用い、ガンダムとシャア専用ザクの頭部を模したぐいのみとした。錫は錆や腐食に強く、お酒がまろやかになるといわれており、酒器にぴったりの素材だ。
商品開発にあたっては、ガンダムのメカニックデザイナー大河原邦男氏の設計、監修を受けた。高岡鋳物の技術を継承する職人がひとつひとつ手造りをする。ガンダムと日本の歴史深い伝統文化が見事に融合した商品になっている。

バンダイはこれまでもGundam Cafeを通じて「Discovery-G」シリーズとして、日本の伝統と技術を融合させた商品を数々開発してきた。京三条駿河屋との「シャアの金塊栗」や、ガンダムをテーマにした九谷焼を販売する。今回の「錫製ぐいのみ」はこれに続く斧である。
「GUNDAM 錫製ぐいのみ」はガンダムバージョンとシャア専用ザクバージョンの2種類が用意され、価格はそれぞれ8,424円（税込）。また、ガンダムとシャア専用ザクがそれぞれ一個ずつ入ったセットも販売される。こちらは税込み16,848円（税込）となっている。
販売開始は1月23日からで、プレミアムバンダイのほか、Gundam Cafe秋葉原店、お台場店、東京駅店、GUNDAM SQUAREやそのほかでの販売を予定している。