北アイルランドの宮崎駿 「ソング・オブ・ザ・シー海のうた」欧州話題の長編アニメーション公開決定
世界中のアニメーション映画祭を席巻する『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』が、日本国内でも公開される。2016年夏、全国公開される。
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本作は2014年にアイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、フランス、デンマークの5ヵ国による国際共同製作によって作られた。アイルランドの神話をもとに、まるで絵本が動き出したかのような2Dセルタッチで描かれた美しい作品だ。アザラシと人間の女性の双方の姿を持つ妖精と人間の男の間に生まれた兄弟が主人公。ふたりが遭遇する冒険を描く。
『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』は、発表当初より世界のアニメーション関係者から注目を浴びた。米国アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネート、アイルイルランド・アカデミー賞作品賞、上海国際映画祭最優秀アニメーション賞など数々の賞に輝く。
なかでも2015年の東京アニメアワードフェスティバルではグランプリを受賞するなど日本とも関わりがある。日本人の心にも深く響く映画だ。
日本での評価は監督を務めたトム・ムーアのテーストが日本人に馴染みやすいことも理由にありそうだ。ムーア監督は北アイルランド出身。短編やテレビシリーズで注目された後、ケルト神話を題材にした『ブレンダンとケルズの秘密』で一気に世界的な評価を得た。こちらも米国アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされている。
ムーア監督の作品はシンプルで暖かみを感じる2Dスタイルのアニメーションはどこか懐かしさも感じさせる。ムーア監督のスタジオであるカートゥーン・サルーンは、ポスト・スタジオジブリと称されることもある。トム・ムーア監督もポスト宮崎駿と言ってもいいだろう。次世代の新進気鋭のムーア監督は、今後の世界のアニメーション業界を見るうえで外すことが出来ない。
『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』
(原題:Song Of The Sea)、
2016年夏、YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国ロードショー
監督: トム・ムーア
出演:デヴィッド・ロウル、ブレンダン・グリーソン、リサ・ハニガン、ルーシー・オコンネル
脚本:ウィル・コリンズ(トム・ムーアのオリジナルストーリーに基づく)
アートディレクター&プロダクションデザイン: エイドリアン・ミリガウ
音楽: ブリュノ・クレ、キーラ
《animeanime》
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