サンリオ、海外でアニメ映画製作目指す 米国に現地法人設立
サンリオが、海外でアニメーションビジネスに乗り出す。2015年6月に、米国デラウェア州に現地法人サンリオメディア&ピクチャーズを設立したと発表した。
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サンリオメディア&ピクチャーズは、資本金20万ドル、サンリオの100%出資の米国法人Sanrio Incの100%出資子会社となる。サンリオ本社の鳩山玲人氏が代表取締役に就任した。
サンリオメディア&ピクチャーズは、アニメーション映画やデジタル事業を展開する。米国で直接アニメーションビジネスに携わることになりそうだ。
またサンリオによれば同社は、社内ベンチャーの位置づけにある。独自の運営を行うとしており、米国のシステムに根差した組織づくりを目指しているようだ。
サンリオはハローキティやマイメロディ、シナモロールなどの人気キャラクターを数多く保有する。とりわけハローキティは世界的に認知度も人気も高い。しかし、キャラクタービジネスに不可欠とされる映像展開はこれまで弱かった。今回の新会社は、サンリオキャラクターのアニメーション映画化を視野に入れており、新たなビジネスの可能性が広がる。
サンリオは1974年にも米国に映画子会社を設立し、アニメーション映画の海外展開を狙ったことがある。その時期に『シリウスの伝説』『ユニコ』『星のオルフェウス』などの大作劇場アニメを次々に世に送り出した。それらの作品はいまなお傑作として知られる。しかし、80年代後半以降はこうした作品は途絶えている。サンリオメディア&ピクチャーズがこうした伝統を復活させるのか、新たに送り出す作品が注目される。
サンリオ
/http://www.sanrio.co.jp/
[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事
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