ストーリーは、問題を抱えた5人の女の子を主人公・風見雄二が救っていく「果実」に対し、「迷宮」では雄二の過去が、「楽園」では「果実」のその後が描かれている。
アニメ!アニメ!編集部では、本作の人気を探るべく、以前「グリザイア女子座談会」を実施した。ここで男性だけでなく女性からも大人気だということが分かったこのシリーズ。アニメが全て終了した今、改めて熱い思いをぶつけ合いたい……! そこで2015年6月23日(火)、「グリザイア座談会」第2弾を開催した。
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『グリザイアの楽園』
http://www.grisaia-anime.com/
Q:『グリザイアの楽園』の最終回が終わりましたが、いかがでしたか?
まずは最終回について。「すごく良かったですよ! 所々端折ってはいましたが、重要な部分を抜き出して見事にまとめていました」と、原作からのファンであるししもさんも大満足。霜月さんは、「戦闘シーンもかっこよかったです! あれで雄二が生きていたのには驚きましたが(笑)」とアニメの戦闘シーンの描写や迫力に圧倒されたとのこと。また、吉岡さんが「風見一姫の最後のセリフには驚きました!」と、あのまさかの展開について触れると、皆大きく頷いていた。
森さんは、普段アニメをながら見することが多いそうだが、「最後までシリアスとギャグがうまい具合にちりばめられていて、ずっと集中して観てしまいました」とグリザイアは終始熱中して観ていたとのこと。
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怒涛のごとく駆け抜けた「迷宮」、そして「楽園」の最終話は、集まった4人とも終始釘づけだったようだ。性別を問わず、最後までハートをがっちり掴むグリザイア、恐ろしい子……!
Q:アニメのグリザイアシリーズを振り返ってみて、どうですか?
続いて「グリザイア」シリーズ全てを通しての感想を聞いてみると、「それぞれのキャラクターと雄二に深いつながりがあるので、安心して観ることができました」と、「果実」と「迷宮」の内容があったからこそ、「楽園」で女の子たちが命がけで雄二を助けようとすることに重みがあり、納得できると語ったししもさん。また、吉岡さんも「最後まで観て、果実、迷宮、楽園の意味が分かった」と話し、「果実」だけでは見えてこなかったストーリーの流れや全貌が、今回の迷宮、楽園で分かったと明かした。前回ししもさんが話していた「『果実』は、一姫による、雄二のためのアニメだった」という言葉の意味にも納得。
その他にも、「小嶺幸がガスマスクをつけて登場するシーンがすごく良かった」、「日下部麻子とのやり取りは、終始本当に感動します」、「麻子がボロボロになっていく様子には泣けました」など、改めて振り返ると名シーンの多さを改めて感じた。
また、シリアスなアニメは中だるみや謎のてこ入れで失速するものが多いが、グリザイアはシリーズを通してテンポがよく、それでいて濃い内容だったと口々に語っていた。伏線が綺麗に回収されていたことも、高評価のポイントだったようだ。
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