「パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット」予告編公開 押井守の個性溢れる
『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』の予告編映像が発表された。テロリスト・灰原零がメインに描かれており、5月公開版の予告とはひと味違った内容に仕上がっている。
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![(c)2015 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会](/imgs/p/X2bKTbbkhKNuuQZDts1HWTagH66grq_oqaqr/64555.jpg)
これまでの『首都決戦』との違いは?その一端を垣間見る予告編映像が新たに公開された。映像はテロリスト・灰原零が中心に描かれており、5月公開版の予告とはひと味違った内容に仕上がっている。
ディレクターズカット版の予告は、押井守監督による「これは、語るべきテーマが詰まった“特濃版”。一気飲みしたらおなかをこわすかもしれない」というコメントのテロップから幕を開ける。音楽は押井作品に欠かせない川井憲次の本編楽曲を使用し、5月公開版よりも重厚感あふれるイメージに一新された。
映像は森カンナ演じる灰原零の正体に迫るミステリー色の強い内容で、現実と非現実の曖昧さが強調された押井作品らしい出来映えとなった。グレイゴーストを操る灰原の不気味な笑顔も実に印象的だ。
ディレクターズカットでは灰原をめぐるエピソードはもちろん、生死を賭けた戦闘に巻き込まれる特車二課の描写も追加されている。27分の映像を加え、約2時間の新バージョンになったことで見えてくる、押井守が真に描きたかった「パトレイバー」とは一体何なのか。今秋の公開に期待したい。
本作は1988年に誕生し、メディアミックスの先駆けとなったアニメ『機動警察パトレイバー』の実写シリーズである。総監督にはアニメ版を手がけた押井守を起用し、2014年から全7章シリーズの上映がスタート。2015年5月には長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』が全国公開となった。
実写化プロジェクトはこれで終了するかに思えたが、その5ヶ月後にディレクターズカット版を上映することを発表。長編劇場版がまだ公開中だったこともあり、大きな驚きを持って迎えられた。
[高橋克則]
『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』
10月10日(土)全国ロードショー
http://patlabor-nextgeneration.com/
《高橋克則》
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