彼女の歌やパフォーマンスは日本だけでなく海外にも多くのファンを生み出している。そのLiSAは映画『怪盗グルーの月泥棒』シリーズに出て来る不思議な生き物・ミニオンが大好きだという。
映画『怪盗グルーの月泥棒』は2010年に公開、続編『怪盗グルーのミニオン危機一発』は2013年に公開され世界的に大ヒットを記録した。ミニオンは主人公グルーの部下として働く謎の生き物として登場したキャラクターだ。多くの謎に包まれた生き物だが、今年の7月に公開される映画『ミニオンズ』ではその秘密が明かされる。
そこでミニオンが大好きのLiSAが本作を熱烈応援中だ。そして『ミニオンズ』本編で吹き替え初挑戦が決定した。
さらに開催が決定した『ミニオンズ』日本語吹替女性限定オーディションの審査員長に就任した。これを記念してLiSAさんにミニオン愛を伺った。
[取材・構成＝細川洋平]
映画『ミニオンズ』
2015年7月31日全国公開
http://minions.jp/
■ 全てがとても愛おしいです
―謎の生物ミニオンが大好きと聞きました。どういったところにLiSAさんは惹かれたのでしょうか。
LiSA
何があってもいつでも楽しんでしまう姿勢が大好きです。彼らはすごくいたずらで、悪党の子分なのでいいことばかりする訳でないんです。でも、ボスを支えて一生懸命やっている姿だったり、何かハプニングが起きた時でもハプニングを楽しんでしまう。ドジなところとかも含めて、彼らの姿勢がすごく好きです。
―ミニオンは2作目『ミニオン危機一発』で大活躍しますが、1作目の『月泥棒』から気になる存在だったのでしょうか。
LiSA
そうですね、例えば発明品の実験で膨らまされて宇宙まで飛ばされたりしてますよね。それに子どもたちにすごくやさしい場面がありました。歌を歌ってあげたりお布団かけてあげたり。子ども部屋からそっと出ていく姿は愛おしいです。
―本当に詳しくてびっくりしました。
LiSA
私は何回見てるんだろうというくらい観ていますから。（笑）
元気になりたいとか、お休みの日に何をしようかな、という時にはとりあえず見ます。ミニオンたちだけじゃなくて、キャラクターや世界もすごく好きです。私はいつもワクワクさせてもらう、「休日に見たい作品」になってます。
―ちなみにたくさんいる中で特に好きなミニオンはいますか？
LiSA
私は一つ目のスチュアート推しです。ビジュアルがいちばん好きです。目つきが悪い顔を平気でするんですよ（笑）。プリティーじゃないところ、モンスターなところ、なのにオーバーオール着ているところが変で好きです。しかもこの人オーバーオール脱ぐとお尻があるんです（笑）。
■ ミニオンたちは、LiSAのやりたい世界にぴったりなんです
―ミニオンたちの無邪気さにLiSAさんは共感されているという印象ですが。
LiSA
そうですね。彼らのように何が起きても楽しんだり、ハツラツとできたらいいなと思っています。やっぱり私も落ち込んでしまったりとか、うまく行かないなって悩んだりもすることもあります。でもいつもケラケラ笑っている彼らを見ているとすごく元気をもらえます。LiSA自身もそうありたいなと思っています。
―LiSAさんとミニオンで共通している部分やシンパシーを感じる部分は他にありますか。
LiSA
イタズラなところですね。彼らはすごく可愛いんですけど、やっぱり悪党の血が入ってるので、ちょっと悪いんですよ。
『ミニオン危機一発』で、事件が起きて部屋中が火事になる。それを水で消してめっちゃめちゃにしたり、呑気にサイレンの真似したり。何て言うんでしょう……。いい子じゃない。
―何でも楽しくしてしまうのはLiSAさんのステージにも通じるところがありますね。
LiSA
そうなんです。だから私も彼らみたいになりたいなって。私もLiSAという世界観をイメージして、たくさんキャラクターを作って、ライブや映像に登場させるんです。世界観も含めて、ミニオンがLiSAのやりたい世界にすごくぴったりで。だから私はすごく大好きになったんだと思います。ミニオンの世界に住みたいって思うくらい、とても共感しています。
